落としにくく再発しやすい水垢！原因から掃除で気をつけることまで

2019,10,5 更新

浴槽は先に水垢以外の汚れを落としておく

浴槽には水垢だけではなく湯垢や皮脂など様々な汚れが付着しています。表面に酸性の汚れがついたままではクエン酸などの効果が半減するので、水垢の前にほかの汚れを落としておきましょう。

湯垢や皮脂汚れなどの酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤が有効です。市販のアルカリ性洗剤や重曹、セスキ炭酸ソーダなどを使うと汚れをきれいに落とすことができます。

また、中性洗剤は酸性の汚れとアルカリ性の汚れの両方に効果があります。洗浄力は弱めですが、ほかの洗剤と混ざっても化学反応を起こさないので安全に使うことができます。

アルカリ性や中性の洗剤を使って掃除したあとは水でしっかり流してから水垢落としを行いましょう。洗い残しがあると洗剤の効果が落ちることがあります。

クエン酸は素材と併用薬剤に注意

水垢落としに便利なクエン酸はガラスやプラスチックには問題なく使用できますが、素材によっては使用できないことがあります。

浴室のドアや窓のサッシに使われることが多いアルミやシンクに使われる大理石、タイルの目地などに使われるコンクリートは酸に弱いため、クエン酸を使うと変色や素材の劣化などを起こすかもしれません。

また、水垢がつきやすい浴室やキッチンは消毒やカビ取りのために塩素系漂白剤を使用することがありますが、酸と混ざると有毒な塩素ガスが出るので併用しないでくださいね。クエン酸だけではなく、酢や酸性洗剤も危険です。

クエン酸などの酸性の洗剤を使う掃除と、塩素系の製品を使う掃除は別の日に行うと安全ですよ。

まとめ

水回りにつく水垢汚れは、水に含まれたミネラルが固まったアルカリ性の汚れです。クエン酸や酢をパックしたり、メラミンスポンジや重曹で研磨したりすれば落とすことができますよ。

ただし、コーティングされた鏡に水垢がついたときや、シリカスケールがついたときは無理に掃除すると素材を傷つけるかもしれません。どうしても落ちない水垢汚れはプロにお願いしてもよいでしょう。

水を使ったあとは水滴を拭くなどの方法で水垢を予防することも重要です。こまめなお手入れで清潔な状態をキープしましょう。