ワインの染み抜きのコツは?家や外出先でこぼしたワインのシミ対処法
ワインを服やカーペットなどにこぼしてしまったとき自分でどんなことをすればシミがキレイになるのか、ご存じのパパやママは少ないかもしれませんね。子育てや家事で忙しくても、簡単に時間をかけずに染み抜きができるコツを紹介します。シミで汚れてしまった大切な服やカーペットなどは、すぐにキレイに戻し快適にすごしましょう。
ワインの染み抜きの基本を押さえよう
ワインのシミが落としにくい理由
ブドウやブルーベリーなどのアントシアニン系の成分を含む果汁は、時間がたつと酸化します。酸化してしまうと、布の分子と強力に結合してしまうので、簡単に落とすことがむずかしくなってしまいます。
白ワインのシミはついてもわかりにくくうっかり放置してしまいがちですが、時間がたつと酸化して目立つシミになってしまうことも少なくありません。白い服だから白ワインをこぼしても大丈夫!と思っていると、だんだん黄ばんだシミになってきてしまいます。
ワインのシミは時間がたって酸化してしまう前に、応急処置をして落とすことが大切です。
やっぱり応急処置が一番大切
ワインのシミを残さないためにはどんな応急処置をすればよいのでしょうか?
まず、服の洗濯表示を見て水洗いができるかどうか確認します。水洗いできる場合は、すぐに水洗い、または、ティッシュでワインの水分と色素を取り除きましょう。
ある程度ワインが落ちれば、乾いたティッシュで押さえて水分をとり乾燥させます。帰宅後によく洗濯をしましょう。
飲食店などにいる場合、お手拭き用に渡されたおしぼりを使ってしまうと、塩素系漂白剤の成分が含まれていることもあり、かえってシミが落ちにくくなってしまうことがあるようですのでおすすめできません。
洗濯できない服や大切なものはプロにお任せ
特に大切に着たいと思っている服については、プロにお任せすることがよいかもしれません。クリーニングに出すと少しお金がかかってしまいますし、クリーニング屋さんの営業時間内に持っていけるかなどという心配もありますが、キレイに仕上がってくることを思えば、安いものかもしれません。
クリーニング屋さんの営業時間に間に合うか心配なママには、インターネットで依頼すると集荷・配達をしてくれる宅配サービスを利用するという手もありますよ。
簡単、キレイに染み抜きができる方法
水蒸気で落とす「マグカップ染み抜き」
用意するもの
・洗濯用の液体漂白剤
・口が広いマグカップ
・90℃以上のお湯
・小皿
・歯ブラシ
・綿棒
まず、目立たない場所で漂白剤の色落ちのチェックをします。綿棒に漂白剤を軽くつけて綿棒で叩きます。綿棒に色が移らなければマグカップ染み抜きができます。
マグカップにお湯を入れ、マグカップを覆うようにシミがついた服を載せます。歯ブラシでシミの周りから漂白剤を塗り、10秒ほどしたらマグカップのお湯で洗います。
ワインのシミの場合、時間がたってしまうと1回では落ちないこともありますので、何度か繰り返すとよいでしょう。
時間がたったシミを手間なく落とすには
自宅で染み抜きをする場合は水洗いできる素材であることが前提ですが、時間がたってしまったワインのシミを落とす方法には以下のようなものがあります。
・酸素系漂白剤(色柄物OKのもの)
・焼酎
・牛乳
酸素系漂白剤はつけ置きしたあとに洗濯機で洗います。焼酎はシミの部分になじませ、下に敷いた布にシミを移動させる方法で染み抜きをします。
牛乳で染み抜きをする場合は、温めた牛乳に30分ほど漬け置きし、水洗いをしたあとに洗濯機で洗います。
洗濯機で洗えないものの場合は
絨毯についたシミは、住居用洗剤で落とすことができます。このとき気をつけたいことはシミに直接住居用洗剤を吹きつけないことです。
雑巾や古布などに住居用洗剤をつけて、シミの部分をやさしくトントンとたたきます。力をいれてゴシゴシこすってしまうと、シミが広がってしまうことがありますのでくれぐれもやさしくたたいてくださいね。
中性の台所用洗剤でも代用できますが、入念な仕上げの水拭き、乾拭きが必要です。