夫婦円満の秘訣はお金の話し合い!お金の価値観に違いがある原因とは
夫婦でお金の話をする時間が持てていなかったり、話し合いができても意見が合わなかったりすることに悩むママは少なくありません。これから長い間人生をともにする相手だからこそ、意見のすり合わせをしておきたいですよね。そこで、夫婦でお金の価値観に違いが生じる原因や、話し合いのコツをまとめてみました。
夫婦のお金の価値観の違いはなぜ生じるのか
育った環境が違えばお金の価値観は異なる
価値観が合わない原因の一つに、育ってきた環境の違いがあります。価値観の違いに悩んだときは、まず相手の生い立ちを振り返ってみましょう。
パパが厳しい節約の中で育った場合や、反対に裕福でなんでも手に入る環境で育った場合、大人になってから散財することで安心感を得たり、物欲を我慢できなかったりするかもしれません。ルーツを探ることで、相手への理解が深められたらよいですね。
親元に長くいると経済的自立が遅い
一方で、親元に長くいると常に甘えられる立場にあるため、経済的自立が遅くなる傾向がみられます。そのような状態で結婚をしても、お金に限度があることを知らないので、後先考えずに使い込んでしまったり高価なものにこだわったりと、家計を悩ませる行動をとることがあります。
もちろん、親元で暮らす理由には様々なものがあるでしょう。親が病気などで働けないために、社会人の子どもが得た収入で実家の生計を立てていることも考えられます。そのため、親元にいるかどうかで一概に判断はできないのも事実です。
男性は近視眼的で女性は損失回避的な違い
一方、女性は損失回避的な行動をとりやすいようです。リスクに敏感で、損をしないことを第一に考えているママもいるかもしれませんね。守る家族がいれば、この考え方は堅実的といえますが、とるべきリスクをとれずチャンスを逃してしまうこともあるでしょう。
どちらが良い悪いという判断はできませんが、どちらかに偏るのではなく、お互いの強みを活かすことが大切です。
円満な夫婦ほどお金の話し合いをしている
教育費や老後資金など同じ目標意識がある
例えば教育費なら、子どもの成長に合わせて進学にいくら必要になるのか、いつまでにいくら貯蓄をしておくかなどがポイントになります。
また、老後資金は、子どもが独立した後のパパとママのライフプランにも関係してきます。老後は何をしたいか、そのためにいくら貯めておくかを考えることは、夫婦の長い将来をイメージするきっかけにもなり、夫婦仲を深めることにつながるでしょう。
1年間の家庭の収支の振り返りをする
1年間の収支は、家計簿を見ながら話を進めると相手にも伝えやすいです。月々の生活費にどれだけかかるのか、臨時の出費は年間でどのくらいあるのかなど、ポイントを押さえて進めていきましょう。
家計簿をつけていない場合は、預金通帳の残高が年間でどの程度増えたかなどを中心に話します。その中で、次の1年間は貯蓄目標をいくらにするかなども決められるとよいですね。
お金の話ができていると信頼関係が高まる
普段からお金の話ができない空気になってしまうと、急な出費が必要になったときも言い出しにくくなるかもしれません。そのようなことを避けるためにも、自分の考えを伝え、相手の考えを理解する努力をしていくとよいでしょう。
これは、お金のことだけに限りませんが、価値観の違う相手と少しずつ意見をすり合わせていくために必要な心掛けです。そして、お金の話を躊躇なくできるようになると、夫婦の信頼関係も高まるでしょう。
夫婦で家庭に合ったお金のルールを決めよう
給料やボーナスの貯金額を決めておく
夫婦でお金のルールを決める際に迷ったときは、まず、月々の給料やボーナスの貯蓄額を決めるとよいでしょう。これまでの家計の収支を見ながら、いくらなら無理のない生活ができるのか考えていきます。
どうしても決めたとおりに貯まっていかないという家庭は、会社の財形貯蓄制度や銀行の自動積立預金を活用するのもおすすめです。積み立てられたお金は、ないものとして家計を管理していくので、自然と貯蓄体質ができるでしょう。