幼稚園年少のコミュニケーション力は?子どものペースで力を伸ばそう
脳の働き方の違いによって起こる発達障害
主に三つのタイプがあり、言葉の遅れやコミュニケーションをとるのが苦手、特定のものへの強いこだわりが特徴の「自閉スペクトラム症」。注意力が低く落ち着きがない、衝動的な行動をとる「ADHD」。読み・書き・計算などの学習のなかで特定の学習が極端に困難がある「学習障害」があり、これらは合併して発症する場合もあります。
発達障害は脳波や血液検査などでは診断ができず、明確な境界線がありません。症状が社会性や人間関係などにあらわれる障害のため、乳幼児期に断定するのが難しいのです。
また「躾が間違っていたからでは」と心配する親も少なくないですが、発達障害と躾はまったく関係はありません。
一人で悩まず専門家に頼ってみることも大切
発達障害は数値的に診断されるわけではないので、なかには発達障害の特性を持っていても、診断名がつかない場合もあります。
この場合は「発達障害のグレーゾーン」と呼ばれ、支援が得られにくいこともあります。しかし、早めに相談をして適切なアドバイスを受ければ親や周囲も特性に応じた対処をすることができますよ。
相談先は市区町村保健センター、児童相談所、子育て支援センターなどがあるので、まずは気になったときに身近なところへ相談してみるとよいですよ。また園児をよく知る、幼稚園や保育園の先生に相談するのもよいでしょう。
まとめ
ルールのある遊びや言葉を使った遊びなどが見られるのも特徴です。喧嘩することもありますが、自ら解決する力もありますので親は見守りましょう。
社会性が身につき始める時期なので、コミュニケーションの第一歩である挨拶を始め、多様性のある環境へ連れていくことも大切なことですね。
また発達障害かもしれないと思ったら、身近に相談できる施設があるので一人で悩まず相談するようにしましょう。