一人っ子は人見知りをしやすい?理由や人付き合いが上手になるコツ
一人っ子の子どもは人見知りをしやすい傾向があるといわれています。しかし、パパママの願いとして子どもには誰とでも円満にコミュニケーションがとれるようになって欲しいものですよね。なぜ一人っ子が人見知りをしやすいのか?人付き合いが上手になるコツなどとともにみてみましょう。
一人っ子が人見知りしやすい理由
関わる人が少ないため会話の量が少ない
しかし、一人っ子の場合は、子ども対パパママ、といった人間関係の中で生活する時間が長くなります。また、近くに親戚や友人がいない場合だと人との関わり自体が少なくなってしまいますよね。
日常生活で人と関わる機会が少ないということは、自然と会話の量も少なくなりやすいです。また、パパママが子どもに対して一方通行な会話をするといったケースの場合、子どもは受け身になりがちです。
その結果、人間関係が広がった状況にも対応しきれず、人見知りになってしまう可能性があります。
親が新しく人と関わる機会を遠ざけている
一人っ子ということは、パパママにとっても初めての妊娠、出産ということです。さらにいうと、子育てというものはまるで未知の世界であり、どんなことでも初めて経験することには慎重、神経質になりがちです。
このことと同様に、子どもをあらゆるリスクから守りたいという気持ちが強くなり、新しく人と関わる機会を遠ざけてしまったり、制限してしまったりすることが増える場合もあるでしょう。
慎重、神経質になるのも大切なことではあるものの、子ども自らが世界を広げるチャンスを失うことにも繋がりかねません。ときには手を出さずに見守ることも大切かもしれませんね。
周りに大人が多く同年代との会話に緊張する
一人っ子が人見知りをしやすい理由として、周りに大人が多い環境であるということが関係していることも考えられます。家族内にきょうだいがいれば、幼稚園や保育園などのお迎え、公園など顔を出す機会も多くなりますので、子どもと接することも自然と増えてきますよね。
一人っ子の場合、ママの友人や両親などの大人と接することが多くなるので、同世代との関わりに緊張してしまうのかもしれません。
人見知りをしない一人っ子の特徴
歳が近い親戚が近くに住んでいる
親戚が近くに住んでいるような環境であると、週末に食事をしにいったり、用事があるときに預かってもらったりといったことも多くなることでしょう。このときに歳が近い子どもがいれば、遊ぶ機会も自然と増えていきます。
幼いころからこういった行き来が多くある場合、子どもにも自然とコミュニケーション能力がついていきます。ですので、場所や相手が違ってもそれほど緊張せずに話しかけたり輪の中に入っていったりすることができるようになるのかもしれませんね。
早くから保育園に通い話す機会が多い
多くのママが子育てをしながら仕事を続けています。ママが仕事をしているときには、子どもは保育園に預かってもらい、お友だちや先生と日中を過ごすことになりますよね。
保育園によって預けることのできる年齢は様々ですが、早くから保育園生活を送っている子の場合、人見知りをしにくくなるともいわれています。また、お兄ちゃん、お姉ちゃんなどと一緒に遊ぶことで人見知りをしにくいだけでなく、一人歩きやおしゃべり、おむつ外れなども早い段階でできるようになることが期待できるかもしれませんね。
元々の性格が人見知りではなく社交的
私たち一人一人が性格や興味を持つことが違うように、赤ちゃんにも生まれもった気質があります。人が好き、新しい物ごとに対しても恐怖心を抱かない、好奇心が強いなどといった気質がある場合には、人見知りをしにくく、誰に対しても積極的に接することができるようです。
ただ、小さいころの性格がそのまま大人になっても継続されるという訳ではありません。物心ついたころには人見知りをするようになったり、慎重に行動するようになったりといったこともあります。
一人っ子が人見知りしないようにする対処法
親がほかの人と交流している姿を見せる
一人っ子であっても人見知りしないようにするためには、この特性を上手に利用してみることもおすすめです。パパママが家族以外の人と交流している姿を積極的に見せるようにしたり、子どもと一緒にあいさつやおしゃべりを楽しんだりするのもよいでしょう。
すると、人に対する恐怖心や警戒心が徐々に薄れ、人見知りをする頻度が少なくなっていくことが期待できるのではないでしょうか。