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どれくらい育児を実家に頼ってる?上手な実家との関わり方

どれくらい育児を実家に頼ってる?上手な実家との関わり方

「実家依存」という言葉があるように、育児を実家に頼り過ぎるのはいかがなものかと批判する人もいるようです。共働きで実家に子どもを預けている家庭もあれば、実家が遠くて育児をママがひとりで抱え込んでしまうケースも少なくありません。ここでは子育てをするうえで、上手な実家との関わり方を提案したいと思います。

実家に育児を頼るのは悪いことなの?

先輩ママが語る実家と育児のエピソード

ネット検索で「実家依存」という言葉が検索に引っかかりました。結婚しても自分の実家に入り浸るという、どちらかといえばネガティブな意味で使われている言葉なのですが、共働きでパパも仕事で帰りが遅い場合はママが自分の実家に頼るのも自然の流れではないでしょうか。

子育て中のママに話を聞いてみると週末にごはんを食べに行ったり、子どもがかぜをひいても仕事が休めないときに看病してもらったり、残業で遅くなったときに保育園にお迎えに行ってもらったりと、なにかと助けてもらっているので、とにかくありがたく、感謝してもしきれないという意見が大半を占めていました。おじいちゃん、おばあちゃんも孫に会うのを楽しみにしているので親孝行という側面もあるようです。

ママが育児をひとりで抱え込まないために

実家が近くにあればなにかと頼りになりますが、縁もゆかりもない土地で出産し、はじめての子育てをしているママさんも多いのでは。そういう状況下であると、なおさら実家が近くにあればという思いを強くするようです。

「孤育て」という当て字に象徴されるように、はじめての子育ては不安で一杯。一番身近な存在であるパパは仕事で帰りが遅く、パパの実家にも頼りにくいものです。

わが家もママの実家が遠かったため、里帰り出産後、2カ月ほど実家に帰っていました。その当時は何カ月も帰ってこないことが不満でしたが、仕事で帰りが遅い自分に新生児の世話ができるわけもなく、里帰りしていなければ結果的にママがひとりで育児を抱え込むことになっていたと思うとゾッとします。

1人で頑張らず実家に頼れる人は頼ろう

一昔前は大家族だったので、育児を実家に依存するというより、ひとつ屋根の下、三世代が生活していたこともあり、手分けして育児をすることは当たり前に行われていました。また、地域のコミュニティが濃密に存在しており、自分が子どもの頃はよく近所の知り合いの家に預かってもらっていた記憶があります。

しかし、現代では核家族化が進み、共働き世帯も多く、ご近所付き合いも希薄で、育児でママが孤立化する要素には事欠きません。育児を実家に頼るのは自分自身が成長しないとか、パパや義理の親がよい顔をしないという話もありますが、実家が近く、親も協力的であれば、ママが育児をひとりで抱え込むのではなく、実家にサポートをお願いするのは決して悪いことではありません。

実家との関係で育児への関わり方も様変わり

実家が遠くて帰れないママ。どうしてる?

実家が遠くて頼りたくても頼れないママさんたちはどうしているのでしょうか。週末ごとに実家に帰っては育児を頼んだり、食事に連れて行ってもらう話を聞いて羨ましいと思ってしまうのは仕方ないことだと思います。

「隣の芝生は青く見える」ということわざではないですが無い物ねだりをしていてもキリがないですし、次章で紹介しますが、実家が近いことは必ずしもメリットだけではなく、近いがゆえの苦労もあるようです。

実家が遠い、もしくはなんらかの事情で頼れないというママさんは周りにもいるはずです。ママが集まる場所に出かけて同じ境遇の人と悩みを話し合うことで、すぐに仲よくなれたという話もあります。とにかく、ひとりで抱え込まないことを心がけましょう。

関係が近いからこそのストレスって?

育児において実家が近いことはメリットが大きく、実家に頼れるならば積極的にサポートを受けることを推奨してきました。しかし、ママにとって自分の実家という気楽さがあるとはいえ、関係が近いからこそのストレスもあるようです。

特に多いのが育児について母親が自分の経験を交えて、遠慮なくダメ出しをしてくるという点。例えば「抱っこし過ぎると抱き癖がついてよくない」と昔はいわれていました。今はどんどん抱っこしてスキンシップをとることで赤ちゃんの情緒が安定し、感情表現が豊かになるといわれています。

育児について昔は常識だったことも、今は逆になっていることがあります。実の親子だからこそ感情的になって厳しく接してしまうことがストレスにつながるようです。

パパと実家での育児について話し合おう

ママが出産後も実家に入り浸ることを「実家依存」という言葉で表現しているのはメリットだけではなく、デメリットもあるからに他なりません。

特にパパとの関係がこじれて、最悪の場合、離婚に至ることもあるようです。離婚は極端だとしても、育児最優先で実家に依存するあまり、パパの存在をないがしろにしてしまい、夫婦関係や義理の親との関係がギクシャクすることは珍しいことではありません。

パパもママの実家の方が気楽でサポートしてもらえるありがたさは実感しているのですが、あまりに長く頻繁に通うようだと、パパが育児に参加している実感が湧かず疎外感を感じてしまいます。パパとコミュニケーションをとることは、実家と良好な関係を築くことにも繋がるのです。

育児をしてはじめてわかる親のありがたさ

子どもを育てることで親のありがたみを知る

「親になってはじめて親の苦労が分かる」とは、よく言ったもので、自分も子どもが産まれてはじめて、親の苦労が多少なりとも分かったような気がします。育児の大変さを思うとき、自分の両親も大変な思いをして育ててくれたことに気付きます。

先輩ママの体験談にも、独身時代よりも実家に帰る頻度が上がっており、大人になってからも親に世話になっているので、実家に足を向けて寝られないという意見が多くありました。祖父母にとって、孫は目の中に入れても痛くない存在とはいえ、年を重ねて、子どもの有り余る体力に付き合うのは並大抵なことではないでしょう。かくいう私も有形無形のサポートをしてくれる親のありがたみを感じながら、いまだに親のすねをかじっております(笑)。
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