子育て世代の夫婦が抱える悩み。解決策と夫婦円満の秘訣について
夫婦円満に過ごすための秘訣について
男女の脳の作りの違いを理解する
一般に、女性は「共感してほしい」「察してほしい」という感情が強いのに対し、男性は感情よりも結論や結果を重視する傾向にあります。これは男女の脳の作りが違うためです。ママは自分に共感して欲しかっただけなのに、パパから原因や解決策ばかりを提案されて、かえってイラっとしたというよくある食い違いも、このためなのです。
男女の脳の作りが違うからこそ、心の底からは分かりあえないのは仕方がありません。わりきってお互いのやり方や考え方を楽しんでみてはいかがでしょうか。
お互いの気持ちをしっかり伝える
ママがパパに言葉に出して伝えていくことで、パパも育児や家事に理解を示すようになるかもしれません。パパもママに対して思っていることを伝えることで、お互いに不満やイライラが少なくなるはずです。
すべて満足できるようになるのは難しいですが、言葉に出すことでお互いの気持ちは分かります。感情に任せるのではなく、冷静に相手のことを考えながら話すと相手に思いは伝わります。
ママとパパで楽しみながら育児や家事ができるようになるはずです。
お互いの自尊心を大切にする
ママやパパはそれぞれ日々育児や家事、仕事にがんばっています。協力して楽しい毎日をすごすためには、お互いの自尊心を大切にし、日々のがんばりを認め合いましょう。「育児はこんなところが楽しいから一緒にやろう!」「これはパパのほうが上手だね!」などと楽しみながら夫婦で協力していけるとよいですね。
男女の価値観・感覚の違いはあるかもしれませんが、家族で仲良く過ごしていくためには言葉の選び方や伝え方の工夫も大切です。言葉次第ではお互いの印象も違ってきますよ。
【先輩ママに聞きました】慌ただしい子育て生活の中でも夫婦円満でいるために大事にしていることは何ですか?
「完璧を求めない」と回答したママの体験談
- 例えば洗濯や食器洗い等、主人がしてくれたことはたとえ完璧でなくても文句は言わず感謝するようにしています。文句を言ってしまうとやる気も削がれると思うので。
- お互いに完璧を求めてしまうとついつい相手を責めがちになります。 夫婦がよりい人生を送るために子供を作ったのに、夫婦関係が子供によって悪化してしまったら元も子もなくなると思います。 疲れているときにはコンビニの弁当でもよいし、洗濯なども翌日に回してもOKなルールにしていました。 家事の手抜きをすることが大切です。
「忙しくても気持ちを伝える」と回答したママの体験談
- 忙しくてイライラしてしまって相手にきつく当たってしまう事が多いのですが、喧嘩しても翌朝には必ず謝るようにしており、その際には必ず感謝の言葉を言うようにしています。 また、改善点があったらその都度伝え『●●にしてもらえると、助かるし嬉しい』と明確に言葉にする事で相手も自分もストレスなく過ごせるようにしています。
- 忙しいとイライラしてしまい、なぜやってくれないのかなど不満がたまります。黙って伝わることはないので、爆発する前に何でも話す様にしていました。
「お互いの自尊心を傷つけない」と回答したママの体験談
- お互いの教育方針や、趣味、行動について、出来る範囲で認め合い、仕事や家事をしてくれる事に対して、尊重し感謝の気持ち持ってお互い接している。
- 家族だからといって言っていいことと悪いことがあるので、その点だけは気をつけてお話するように心がけています。
■編集部コメント
また、忙しくても気持ちを伝えたりお互いの自尊心を傷つけないなど、コミュニケーションを怠らないことも大切。毎日少しでもパパと話せる時間を作ってみてくださいね。
次のコーナーでは夫婦の具体的な悩みの解決方法を紹介します。
夫婦の悩みの具体的な解決方法
LINEやメールで日中の様子を伝える
日中、お互いに「今日のランチは社食でこれ食べた」「今子どもと公園に来ているよ」というようにちょっとした出来事をLINEやメールで伝えてみるのもおすすめです。一緒に過ごしていない時間、相手が何をしているのかを具体的に知ることにより、お互いに思いやりの気持ちも生まれやすくなりますよ。
楽しいことだけでなく「子どもが壁にいたずら書きして大変!」というようにハプニングも報告すると、ママの大変さも伝わることでしょう。
1日の大変さを表やリストにして可視化する
1日の大変さを夫婦間で客観的に確認するために、お互いが1日にしたことや、翌日にしなければならないことを表もしくはリストにして可視化するのも一案です。
パパが「家事や育児の間に休む時間も多いでしょ」と思っていても、実際にママの1日の動きを時間別に表記したものを見ると、実は思っていたよりも大変なことに気がつくことでしょう。
ママもパパの1日のタイムテーブルを見ると仕事の大変さを客観的に知ることができ、自宅でパパが疲れた様子をみせていることに納得できるかもしれませんね。
できる範囲で育児や家事の分担を心がける
家の中でしなければならない家事や育児についてタスク表を作って目につきやすい場所に張り出してみるのもよいでしょう。お互いに話し合って分担したものを、ママとパパでマーカーを使って色分けしておくと一目瞭然ですよ。
夫婦どちらかができるときにする項目に関しては、半々で色を塗るのもありですね。分かりやすい状態にしておくと、パパもママに「何をしたらいい?」と聞くことなく積極的に家事や育児を分担をすることができます。
まとめ
パパやママは男女の違いもあってすべてが分かり合えるとは言い切れませんが、育児や家事の悩みは言葉に出して共有することで解決することや改善することはたくさんあります。相手に思いを伝え、少しでも分かり合えると夫婦円満につながるでしょう。