
新生児からのマッサージが知りたい!心も癒されるマッサージの効果
赤ちゃんにマッサージをするとよいといわれていますが、いつ頃からおこなってもよいのかご存知ですか?マッサージを始めることができる時期や、マッサージをするとどういうよい影響があるのか、おすすめのマッサージオイルや目的別のマッサージ方法などについて調べてみました。

目次
- 新生児のマッサージはいつから大丈夫?
- マッサージは生後0カ月から大丈夫
- ご機嫌がいい時間帯で1日15分程度が目安
- 布団やマットなど心地よい場所で
- 新生児のマッサージはどんな効果があるの?
- 親とのスキンシップで精神が安定
- 免疫力アップで強い体づくり
- 脳の活性化で運動機能アップ
- 目的に応じた新生児のマッサージ
- 肌荒れ防止に効果的なオイルマッサージ
- 便秘に効果的なおなかのマッサージ
- 股関節の柔軟に自転車こぎマッサージ
- 新生児のマッサージで気をつけること
- マッサージをする手を清潔に
- 脱臼に注意。マッサージは優しく
- パッチテストで肌をチェック
- 新生児に使えるマッサージオイルをご紹介
- 定番のオイル、ジョンソンベビーのオイル
- ベビー用品で有名なピジョンのオイル
- 大人も一緒に使える、無印良品のオイル
- まとめ
新生児のマッサージはいつから大丈夫?

マッサージは生後0カ月から大丈夫
新生児期の赤ちゃんにマッサージをするときは、全身にではなく、パパやママの手のひらで、赤ちゃんの手のひらや足の裏などを優しく包み込む感じでおこなうとよいでしょう。パパやママのぬくもりが赤ちゃんに伝わり、赤ちゃんもリラックスすることができますよ。
マッサージを始めるときは赤ちゃんの目を見て、「これからマッサージを始めるね」と優しく語り掛けるようにしましょうね。
少しマッサージに慣れてきたら、赤ちゃんの肌をパパやママの親指で優しくなでるようにクルクルするのもよいですよ。
ご機嫌がいい時間帯で1日15分程度が目安
赤ちゃんの機嫌がよければいつでもよいのですが、授乳後30分間はマッサージを避けましょう。授乳後すぐにマッサージをすると、母乳やミルクが逆流し嘔吐をしてしまう可能性があります。また睡眠からさめたばかりのときも避ける方がよいですよ。
マッサージをする時間も長時間はおこなわず、1日15分程度にしましょう。全身をマッサージできなくても、「今日は上半身」「明日は下半身」など毎日マッサージする部位を分けても大丈夫ですよ。
途中で嫌がるようであれば無理やりマッサージを続けず、途中でやめるようにしましょうね。
布団やマットなど心地よい場所で
マッサージにオイルを使用する場合は、直接布団やマットに寝かせるのではなく、布団などの上にバスタオルなどを敷くとよいですよ。
部屋の温度も22~25℃に調節し、裸でも寒くも暑くもない室温にしてあげましょう。
静かな環境でマッサージをおこなうと、パパやママも赤ちゃんもマッサージに集中することができるので、よりリラックス効果も高まります。マッサージ中にオルゴールの音楽を流すのもよいですよ。
新生児のマッサージはどんな効果があるの?

親とのスキンシップで精神が安定
1986年にアメリカでおこなわれた研究で、予定日より早く生まれてきた赤ちゃんに対して、マッサージをした場合とマッサージをしなかった場合を比べたところ、マッサージをした赤ちゃんのほうがマッサージをしなかった赤ちゃんよりも47%の体重増加があり、退院も6日間早まったという結果が発表されています。
マッサージは心と体の触れ合いともいわれています。お互いにスキンシップをとることで、親子の絆も深まっていきますよ。
免疫力アップで強い体づくり
血液やリンパの流れをよくすることで、新陳代謝を高めることができます。リンパは筋肉の動きによってしか流れることができません。マッサージをすることで筋肉を動かすことができ、リンパを流すことができるようになります。体の中の毒素や老廃物を回収したり、ウイルスなどの菌が全身にまわらないようにしたりする役割をもつ大切なものです。
また消化機能を高めることもでき、下痢や便秘を解消する効果もあります。
赤ちゃんだけに効果があるのではなく、パパやママの血液循環もよくなり、体調を整えることができますよ。
脳の活性化で運動機能アップ
特に手のひらは「第二の脳」という呼び方もあるほど、脳だけに限らず体の各器官を刺激するツボがありますよ。手の血行がよくなれば脳の血行をよくすることにもつながっていきます。
赤ちゃんの手のひらを円を描くようにマッサージをしてあげてみてください。片手ずつでもよいですが、できるだけ両手を一緒にマッサージしてあげましょう。手遊び感覚で脳への刺激をしてあげてくださいね。
歌を歌いながらリズムに合わせてマッサージしてあげると、赤ちゃんもより喜んでくれますよ。赤ちゃんの笑顔を見て、パパやママも笑顔になりますね。
目的に応じた新生児のマッサージ

肌荒れ防止に効果的なオイルマッサージ
オイルは指の滑りをよくしてくれ、肌の摩擦を防いでくれます。赤ちゃんの肌の保湿効果もあり、パパやママの手荒れケアにもなりますよ。
赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、低刺激でなるべく無香料のものを使いましょう。100%天然由来の植物性のオイルがおすすめです。
いろいろなオイルが販売されていますが、新生児期から使えるオイルも販売されています。オイルを使う前には必ずパッチテストをおこなって、赤ちゃんの肌に合うか確認してくださいね。