赤ちゃんが水を飲めるのはいつ?水を与える注意点や嫌がるときの対応
赤ちゃんが水分補給のために水を飲めるのはいつからなのか、気になるママも多いのではないでしょうか?また、水道水を使う際、煮沸するのはいつまでなのかも知りたいですよね。ここでは、赤ちゃんに与える水についての注意点や、嫌がるときの対応を紹介します。
赤ちゃんに水を与える時期について
生後2カ月未満までは母乳やミルクが基本
このころの赤ちゃんが必要とする水分量や栄養は、母乳やミルクにすべて入っているため、体の機能を整え成長するためには、あえて水を与える必要はありません。母乳は赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませ、ミルクは缶の表示に従って与えましょう。
また、母乳で育てているママは喉の渇きを感じることがあるのではないでしょうか?母乳はママの血液から作られるため、ママはしっかり水分を摂り、赤ちゃんに美味しい母乳を飲んでもらいたいですね。
生後2カ月ごろから様子を見ながら判断を
子育てに関する情報は、一昔前と現在では少しずつ変わってきている部分があります。どれが正しいのか判断に迷ってしまうかもしれませんが、母乳やミルク以外に水分補給が必要かどうかは、赤ちゃんの様子を見て判断しましょう。
夏場やお風呂上がりにたくさん汗をかいていたり、便が硬くなっていたりするようなら、白湯などで少しずつ水分補給するとよいですね。
水は飲み過ぎないように注意する
水中毒とは、母乳やミルク以外の水分が大量に体に入ることで血液が薄まり、ミネラルのバランスが崩れることで体調に悪影響が出てしまうものです。下痢や嘔吐の心配もあるので気をつけたいですね。
また、離乳食が始まる前の赤ちゃんは、母乳やミルクから十分な栄養を摂らなくてはなりません。水の飲み過ぎにより、大切な母乳やミルクが入らないということがないように、水分補給は20ml程度から様子を見て与えましょう。
赤ちゃんに水道水を与えるときの注意点
水道水を与える前にチェックすること
一つ目は、水道水の硬度です。硬度とは、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの含有量を示す指標で、胃腸が未熟な赤ちゃんにとってはこれが重要になります。硬度が高いと赤ちゃんに腹痛や下痢の危険性があるので、目安としては60mg/L未満の軟水がよいでしょう。地域によっては硬度が高いところもあるので、自分の住んでいるところの硬度を知っておきたいですね。
二つ目は、赤錆が含まれていないかということです。現在では、鉛製の水道管はほとんど使われていませんが、古くからある住宅地域などでは使われているところもあるようです。一度確認しておきたいですね。
生後6カ月までは煮沸してから
水道水に含まれる塩素の量は、地域によっても違いがありますが、大人でも皮膚の弱い方などはお風呂に入っただけで肌が荒れるという方もいるようです。そのため、体が未熟な赤ちゃんに水道水を飲ませるときは、煮沸する必要があります。だいたい15分程度で塩素は抜けるでしょう。
赤ちゃんは離乳食の開始とともに少しずつ胃腸機能が整ってくるので、少なくとも生後6カ月までは煮沸することをおすすめします。大切な赤ちゃんの体に入るものだからこそ、安心できる状態にしたいですね。
水道水をそのままあげるときの注意点
赤ちゃんに水道水を与えるときは、人肌に温めたものを用意します。冷たい水はお腹を壊したり、体温を下げてしまったりする原因となるので注意したいですね。
また、外出する際には水筒やマグに入れて自宅から水を持って行くとよいでしょう。外出先はどのような水なのかわからないので、持参するほうが安心できます。汗をかいたときなど、いつでも飲ませられるのもよいですね。