赤ちゃんが水を飲めるのはいつ?水を与える注意点や嫌がるときの対応
市販の水を選ぶときに気をつけること
水は軟水、赤ちゃん用が安心
「◯カ月から」と表記されている赤ちゃん用の水もありますよね。これは純水とも呼ばれ、品質が安定しており、塩素などを含まないのが特徴です。最近ではベビー用品店だけでなく、ドラッグストアでも購入可能です。水道水よりは費用がかかってしまいますが、より安心安全なものを選びたい場合は、純水がよいでしょう。
また、冷たすぎるとお腹を痛めてしまう恐れもあります。買ってすぐに飲みたいときは、常温に近い状態で販売されているものがよいです。ミルクに使う水も安全面に気をつけて選ぶようにしてくださいね。
ウォーターサーバーはRO水を選ぼう
メーカーによっても若干異なりますが、天然水は成分を残すために必要最低限の処理しか行われていないものも多いです。そして、食品衛生法で定められた検査項目は、殺菌処理していないものが14項目、殺菌処理したものが39項目となっています。
一方、RO水は51項目の検査項目をクリアした水道水が使用され、さらにRO膜という特殊なフィルターでろ過されます。その結果、塩素や雑菌などを1000万分の1mmまで除去することができます。そのため、安全性で選ぶならRO水がよいでしょう。
天然水を選ぶときは慎重に
さらに、メーカーによっては殺菌処理されていないものもあります。殺菌処理がされていないと、農薬や土壌に含まれる細菌によって、水が汚染されている可能性もあります。
もちろん検査を通過したものしか販売はされていませんが、まだ消化機能が未熟な赤ちゃんが飲むとお腹をこわす原因になることもあります。もし天然水を選ぶときは、殺菌処理されているものにしましょう。
赤ちゃんが水を嫌がって飲まない場合は?
無理せずに水以外から水分補給を
離乳食が始まっても、少しの間は水分の多い調理法で食べさせるため、離乳食からもある程度水分が摂れます。また、水を好まない赤ちゃんでも、少し味のある麦茶やだし汁などは飲む場合もあるので、試してみるとよいですね。
大切なことは、水を嫌がるからといってイオン飲料や果汁を水分補給に用いないことです。これらを普段から赤ちゃんに与えてしまうと、ますます白湯や麦茶を飲まなくなったり、虫歯の原因になったりもするので気をつけましょう。
容器を変えたりママが飲む姿を見せる
まずはいろいろな容器を何度か試してみて、慣れるのを待ってみましょう。水や麦茶を警戒して飲まない場合には、スプーンで1さじずつ与えたり、コップに少量入れてみたりして、不安をなくしてから飲んでもらいたいですね。
また、赤ちゃんは大人のまねが好きなので、ママが水を美味しそうに飲む姿を見せるのも効果的です。まねをして一緒に飲んでくれるかもしれませんね。
便秘が続いたり脱水症状があるときは病院へ
便秘は胃腸機能が未発達な赤ちゃんによく起こりがちですが、便秘の基準は赤ちゃんによっても違いがあります。受診の目安としては、授乳後に吐くことが多い、お腹を触ると張っている、いきむときに苦しそう、1週間以上便秘が続いているなどです。水分が不足していると、便が硬くなりがちなので確認してみましょう。
また、汗をかきやすい赤ちゃんは脱水症状も起こしがちです。おしっこの回数が減ったときや、色が濃いときは注意が必要です。ほかにも唇が乾いていたり元気がなくなったりするので、このような症状が少しでもあれば、病院で見てもらうほうが安心ですね。
まとめ
また、赤ちゃんが水を嫌がって飲まないとママは心配になるかもしれません。しかし水以外にも、麦茶やだし汁など安心して飲ませられるものがあることがわかりましたね。ここでは対策についても少し紹介しましたが、焦らずにいろいろ試して慣らしていきましょう。