早生まれのメリットとは?特徴を知ってママの不安を解消しよう
保育士さんや先輩ママが感じる早生まれの特徴
園のリズムになじみやすい
幼稚園に入るときに自己主張が始まった子どもは、先生が「今からこれをしましょう」と話しても、「今はそれをしたくない」というように、先生の言うことを聞いてくれないということもあるようです。
それに比べて早生まれの子どもは、ほかの子どもの様子を見ながら周りの真似をしつつ、幼稚園生活のリズムに乗っていこうとするそうです。ですから、比較的スムーズに園の生活リズムへなじんでいきやすいといわれています。
このように、早生まれの子どもはほかの子どもに比べ、あまり調和を乱さないような特徴があるそうですよ。
できないことを努力する子に育つ
ほかの子どもよりもお喋りが未熟なため、口喧嘩で理不尽な思いをすることがあったり、運動面ではほかの子どもより劣ったりすることもあるでしょう。そのようなとき、ママは優しく我が子の精神面のフォローをするように心掛けましょう。
悔しい思いをしているのは子ども自身なので、「友だちに負けたくない」と人一倍努力する姿勢が自然と身につきます。いつも負けてばかりでは子どももつまらないので、少しでも友だちに追いつけるよう頑張るようになりますよ。
自立心を持つのが早い
周りの友だちよりも自立心を持つ時期が早く、家庭内でもその様子が見られるはずです。集団生活が始まると、子どもはぐんと成長します。ママは、子どもの成長を楽しみにしながら幼稚園もしくは保育園生活をサポートするようにしましょう。
子どもが「自分でやる」といったら、時間が許す限りチャレンジできる環境を整えましょう。できるようになったら褒めることも大切です。子どもも喜び、さらに自信がつくことでしょう。
大人になって感じる早生まれのメリット
同級生より少しの間若くいられる
たとえば、3月末が誕生日のある友人は、同学年の元クラスメイトが「もう40歳になったよ」と話している中で、まだぎりぎり30代だったそうです。ほんの数カ月間の違いですが、同窓会で集まっても、自分だけ若いような気分でいられると、ちょっと得したような気分になるようですよ。
また、大学受験で志望校を目指しながらも浪人してしまうこともありますよね。その場合でも、早生まれだと年齢的に浪人したことがばれにくいというエピソードも聞いたことがあります。
このように、大人になると早生まれのデメリットよりも、メリットの方が多いようです。
同級生より就労期間が長い場合がある
日本の場合、定年退職の年齢は正式に法律で決められているわけではありません。会社によって定年退職の年齢を自由に決めることができますが、多くの会社において60歳を「定年退職」の年齢と定めています。
退職の日は、会社により規則が違うので「60歳になる月の最終日」や「誕生日の翌日」など様々です。しかし、年度ではなく誕生日を基準に設定していることが大半なので、その場合は早生まれの人は自然と退職までの就労期間が同級生よりも長くなります。
同じ学年の人よりも仕事をリタイアする日が先になり、少し長めに社会で活躍することができますね。
同期より退職金などの金額が大きいことも
退職金の金額を、勤続年数によって計算している会社の場合、やはり同期より長く働いているので、退職金の金額も多くなります。逆に、60歳になった年の年度末を退職日として規定している会社の場合は、退職後の年金受給開始が同期よりも遅くなってしまいますね。
会社によっては60歳で定年退職後、再雇用制度で65歳まで働ける場合もあります。また、勤務延長制度で定年を迎えた場合も、そのまま雇用を継続できる制度もありますよ。
まとめ
大人になってからは「早生まれだから」ということで日常生活において、とくに差を感じることもなくなります。社会人になると金銭面でのメリットもあります。
早生まれということを考え過ぎず、ゆったりとした気持ちでママが子育てを楽しむことが大切ですよ。