12月生まれのメリットと大変なことは?冬育児の注意点と保育園事情
「12月に出産予定だけど、寒い時期だからお世話が大変?」「保育園はどのように調べたらよいだろう?」12月に出産を予定しているプレママは、年末という時期柄、出産だけでなくいろいろなことが気になるかと思います。そこで今回は12月生まれの育児のポイントや、保育園事情などをご紹介します。
12月生まれのメリットや大変だったこと
ちょうど暖かくなるころ外出できる
赤ちゃんは、生後1カ月をすぎたら外気浴が推奨されています。まずは自宅のベランダなどで短時間から始め、だんだん時間を長くしていくとよいといわれていますよね。
また、一般的に生後3カ月をすぎると母乳やミルクの間隔が空いてきて、授乳のリズムができてくる赤ちゃんが多いです。ママも赤ちゃんのお世話に少し慣れてくるころですので、外出の機会も増えてくるでしょう。
12月生まれの赤ちゃんは、ちょうどこの外出の機会が増えてくる時期が、暖かくなってくる時期と重なります。気候がよい時期に、お出かけを楽しむことができるのは嬉しいですね。
抱っこしていてもママも赤ちゃんも暑くない
赤ちゃんは、36.5~37.5℃が平熱です。そのため抱っこをしていると、ぽかぽか暖かく感じることが多いです。ほどよい暖かさで、抱っこをしたままうたた寝してしまうママも多いでしょう。
また、授乳をするときは10~30分ほど赤ちゃんとママが密着することになります。低月齢のうちは授乳の頻度も多く、常に赤ちゃんを抱っこしていると感じることも少なくありません。
暑い季節では、抱っこだけで汗だくになってしまうこともしばしばあります。こういったことから、抱っこが暑くないことは十分メリットであるといえるでしょう。
夜間の授乳が寒いという声は多い
赤ちゃんを抱っこしていると暖かくて気持ちよいと感じても、季節は冬です。12月生まれの赤ちゃんは、「夜間の授乳が寒くて辛い」という声を特に多く聞きます。
母乳育児の場合は「服をめくるのでお腹が冷える」、ミルク育児の場合は「寒いリビングでの調乳や、哺乳瓶の洗浄消毒が辛い」と感じることが多いようです。
産後のママにとっても、寒さや冷えは大敵です。パジャマは前開きのものや授乳口がついているものを着用したり、腹巻きや靴下を着用したりして体の冷えを予防しましょう。
12月の出産と赤ちゃんのお世話の注意点
乾燥する季節なので加湿器を忘れずに
生後半年までは免疫力があるため病気になりにくいといわれていますが、乾燥することで抵抗力が落ちてしまうことも考えられます。また、乾燥は鼻水や鼻詰まりの原因にもなります。
赤ちゃんが快適に過ごすことができ、感染症予防に効果があるのは湿度50~60%といわれています。
加湿器を使う場合は、吹出口や蒸気が熱くならないか、こまめにお手入れができて衛生的に使えるかどうかをチェックしましょう。洗濯物を室内干しするだけでも、加湿効果が期待できますよ。
また、加湿器は高いところに設置すると加湿効果が高まります。赤ちゃんの手が届かないところに置くことで事故防止にもなるため、一石二鳥ですね。
つい赤ちゃんに厚着させてしまいがち
体温調節機能が未発達の赤ちゃんは、厚着することで脱水症状を起こしたり、あせもなどの皮膚トラブルを起こしたりすることもあるのです。汗をたくさんかくと、汗が冷えて風邪を引いてしまうことも考えられます。
家の中で過ごす場合、赤ちゃんの服装は大人よりも1枚少なくすることを目安にしましょう。エアコンや加湿器で室温と湿度を調節し、顔色を見たりお腹や背中が冷えていないかをチェックしたりするとよいですよ。
赤ちゃんの手足が冷たいのは体温調節をしている証拠ですので、家の中では靴下も不要です。
妊婦さんは雪や人混みに気を付けて
まずは雪事情です。出産が近づくにつれお腹が大きくなり、足元が見えづらくなります。バランスも取りにくくなり、転びやすくなることもあります。雪が多い地域に住んでいる方は、雪による転倒に十分気を付けてください。
また、陣痛がきたらすぐ病院へ行けるよう、病院までの道路の除雪状況を確認しておくと安心です。
次に、人混みについてです。年末は、人の往来が増える時期です。お腹がぶつかるなどの危険があるため、不要の外出は控えたほうがよいでしょう。
人混みはウイルスに感染するリスクもあります。お出かけをする際は、マスクをしたり手洗いうがいをしたりして、予防をしましょう。