どうして幼児はゴミ箱が好き?興味を持つ理由やいたずら対策について
子どもがゴミ箱に興味を持つと、ひっくり返したり汚いものを出したりして目が離せなくなりますよね。しかし、子どもがゴミ箱をあさるには理由がありますよ。今回は、子どもがゴミ箱に興味を持ち始めたときの対策や、子どもが触れるのを避けたい危険なゴミについて紹介します。
幼児がゴミ箱をあさる理由を知ろう
伝い歩きで子どもの行動範囲が広がる
伝い歩きが始まると一気に行動範囲が広がります。このころには、高さのないゴミ箱なら、自由におもちゃにしてしまいます。高さのあるごみ箱は、つかまり立ちをして倒したり中身を出したりできるようになってしまいます。
ゴミに対しての興味の持ち方は、月齢が進むにつれて変化していきますが、2~3歳ごろまでは注意が必要ですよ。
謎の箱の中身が気になる
しかし、ゴミ箱で遊ぶと取り上げられてしまうので、子どもにとってどんどん気になる存在になっていきます。そして、「気づくと子どもがゴミ箱の前にいる」といった事態になってしまうのです。
ゴミ箱の中身を知ると、子どもはさらに興味を持ちます。子どもはおもちゃも好きですが、おもちゃより実際に使う生活用品に興味を持つことも多いものです。
ゴミ箱からは、音がして楽しいものや、大人がいつも使っているものなど色々なものが出てきますよね。子どもにとってゴミ箱は、いろいろなものが出てくる宝箱なのです。
子どもにとってはなんでもおもちゃ
また、ペットボトルもおもちゃになります。叩くとボトルの中で音が響きますし、大人が飲んでいるときの真似をしたくなる子どももいます。手先が器用になると、キャップを外して口に入れてしまう可能性もあるので気をつけましょう。
また、ゴミよりもゴミ箱に興味がある子どもは、ゴミ箱をかぶったり中に足を突っ込んだりするようです。ゴミ箱で遊ぶためにはゴミが邪魔なので、ひっくり返してしまうのですね。
幼児にいたずらされないゴミ箱対策
思い切ってゴミ箱をなくしてみよう
とくに、一番触りたくないのはキッチンのゴミです。生ゴミなどを片づけるのは嫌なものです。キッチンで出るゴミは、ビニール袋をフックで下げたり調理台に置いたりして、料理が終わったら外のゴミ箱へ捨てるようにしましょう。
ほかにも、普段子どもがいる部屋のゴミ箱をなくしてしまうという方法もあります。子どもがいない家庭でも、リビングのゴミ箱は見た目を気にして置かないという人がいるようです。その場合は、リビングで出るゴミはキッチンの袋に一緒に捨てるとよいでしょう。
慣れればゴミ箱がなくても気にならなくなりますよ。
届かない見えない場所へ移動しよう
壁掛け用のゴミ箱も販売されていますが、壁のフックにお店の紙袋を掛けてゴミ箱代わりにするという方法もあります。壁に穴を開けられないのであれば、スチールラックなどの物を掛けることが可能な家具や、カーテンレールにS字フックを掛ければできあがりです。
見えない場所に隠す場合は、ソファやテレビ台の裏などの子どもの視覚に入らない場所を探しましょう。ゴミを捨てるところを見られないように気をつけてくださいね。
キッチンに子どもが入らないように柵をつけている家は、柵の中に置けば安全ですね。
カギつきのゴミ箱を使ってみよう
子どもはすぐに蓋を開ける方法を覚えてしまいます。ペダル式の場合は踏んで遊べる楽しいおもちゃになってしまうこともあります。
そこで、役に立つのがカギのついたゴミ箱です。外に置く際の防犯対策用ゴミ箱です。カギの開け閉めを面倒に感じるかもしれませんが、このタイプならば子どもは簡単には開けられません。
もっと手軽な対策がよいママは、チャイルドロックをつけてみましょう。100均や赤ちゃん用品店、インターネットでも購入可能です。しかし、チャイルドロックを壊してしまう子どももいるので注意しましょう。
幼児がゴミ箱に興味を持ったときは
ゴミはこまめに捨てるようにしよう
まだ、ゴミがそんなに入ってなければ大きな影響はありませんが、たくさん入っていたり生ごみなど触りたくないものが入っていたりしたときには処理が大変です。
やはり、今までどおりの場所にゴミ箱を置きたい場合や、キッチンの生ごみが気になるママは、家の外に蓋つきのゴミ箱を置いて、そのゴミ箱にこまめに捨てに行くとよいでしょう。
家の中に残っているゴミが少なければ、被害を最小限に防ぐことができますね。割れ物などの危険なゴミや、いたずらされると困るゴミはすぐに外に捨てれば安心ですよ。