どうして幼児はゴミ箱が好き?興味を持つ理由やいたずら対策について
危険なゴミを知って注意して捨てよう
たとえば、子どもがたばこを2cm以上食べるとニコチン中毒になる危険があるので、誤飲したときにはその場で吐き出すことが大切です。ニコチンは水によって吸収されやすくなるので、水分を摂るのは危険です。灰皿などにある水分を含んだ吸い殻を舐めた場合は、病院へ行きましょう。
また、ボタン電池の誤飲の場合、アルカリ性物質が溶けて食道や胃を傷つけます。内視鏡を使って取り出すので、すぐに病院へ連絡しましょう。
ほかにも、割れ物や刃物、針金などで、子どもが怪我をすることも考えられます。殺虫剤や洗剤の容器はいうまでもなく危険です。これらは子どもの手の届かない所に保管しましょう。
ゴミ箱の中身はチェックして捨てよう
そして、子どもの選ぶゴミには、ママにとって捨ててはいけないものもあります。子どもの手の届く場所に置いてあるものを捨てるので、細かいおもちゃがゴミ箱に入っているというような話はよく聞きます。ママの大事なアクセサリーが捨てられていたというケースもあります。
子どもが、ゴミ箱の周りで怪しい行動をしていたり、ものがなくなったりしていたら注意しましょう。子どもはいろいろな物を捨ててしまいます。子どもの行動を注意して見ることも大切ですが、子どもが届く場所にあるゴミ箱の中はこまめにチェックしましょう。
ママのストレスを減らすゴミ箱対策
子どもがあさっても安全なゴミ箱を作る
ゴミ箱をなくしたり移動できたりすればよいですが不便な場合もあります。また、子どももゴミ箱への好奇心が満たされません。
ゴミ箱を置いておく場合、子どもがあさっても安全なゴミだけを捨てるというのも一つの方法です。たとえば、買い物のレシートやお店のフライヤー、用事が終わったメモなどは、子どもが触れても比較的安全ですし丸めて遊んでも問題ありません。
よく洗って乾かしたペットボトルや、スーパーで使われている発泡スチロール製のトレーなどでもよいでしょう。安全かつ片づけやすいとママのストレスも軽減されますよ。
子ども専用のマイゴミ箱を用意する
ママの行動が気になるのと同時に、子どもは自分のものにも敏感になります。たとえば、自分のおもちゃをほかの子どもに触られたくないと感じる子どももいます。
自分のものに敏感な時期には、子ども専用のマイゴミ箱を用意するのもよいでしょう。自分のゴミ箱があることが嬉しくて夢中になり、家族が使うゴミ箱から子どもの気をそらすことができるかもしれませんよ。
また、マイゴミ箱があることでゴミを捨てる習慣がつくそうです。成長してからも、身の回りをきれいに保てるなどのメリットがありますよ。
ゴミを捨てるときは子どもに頼んでみよう
子どもは、1歳前後からママの話していることを理解し始めるといわれています。ですから、ゴミ箱に興味を持ち始めた子どもには、ママが「いるものといらないもの」を伝えながら、遊び感覚でゴミを捨てる練習を始めてもよいでしょう。
また、ゴミを捨てるときに子どもに頼んでみるなどして、少しずつステップアップしていくと、子ども自身で、ゴミかどうかの判断をできるようになりますよ。
まとめ
ゴミ箱の中には安全なゴミだけではなく、触ると危険なゴミもあります。ですから、パパやママはゴミの捨て方にも注意が必要ですね。
ひっくり返したゴミを片づけるのはママにとって大きな負担です。大切なものを捨てられては取り返しがつかないこともあります。
少しでも負担を減らすためにも、子どもがゴミ箱に興味を持ったらできるだけ早く対策をしましょう。