3歳の生活リズムを見直そう!子どもを元気に保育園へ送り出すために
生活リズムや生活習慣を整えると、精神的、身体的にもよいことがいっぱいです。生活リズムの乱れは、子どもの成長や保育園での集団生活に支障をきたす恐れがありますよ。子どもが保育園で元気に楽しく過ごすためにも、生活リズムを整えるポイントなどをご紹介します。
目次
- 3歳の生活リズムを整えることの重要性
- 生活リズムや習慣を整えることのメリット
- 生活リズムの乱れはその後の成長に影響する
- 子どもと一緒にママの生活リズムも見直そう
- 保育園で元気に過ごすために家でできること
- 決まった時間に起きる習慣をつけよう
- 元気の源!朝食をしっかりと食べよう
- 翌朝に備えてぐっすり眠れる環境を整えよう
- スケジュール化で生活リズムを身につけよう
- 我が家のスケジュールを作るメリット
- 3歳児の理想生活リズムとは?
- ママだけで頑張らずパパにお願いすること
- 規則正しい生活で子どもの心を育てよう
- 見える化して生活リズムを乱さないように
- 保育園準備はお支度ボードで分かりやすく
- 入眠儀式を取り入れて早寝早起き
- まとめ
3歳の生活リズムを整えることの重要性
生活リズムや習慣を整えることのメリット
・体内時計が正常に働く
体内時計は、体温や血圧、ホルモン分泌などをコントロールします。子どもの成長や健康に欠かせない「セロトニン」「メラトニン」「成長ホルモン」の分泌を促すことで、健康的になり本来の力を発揮することができます。
・脳の働きがよくなる
生活リズムを整えて十分な睡眠時間を取ることで、記憶力を司る脳の海馬が成長し、記憶力や集中力がアップし学習能力が上がります。
・対人関係がよくなる
疲れを翌日に持ち越さず、活動的で気持ちが前向きになります。精神的に安定し、お友だちにも大らかな気持ちで接することができます。
生活リズムの乱れはその後の成長に影響する
・精神的に不安定になる
幸せホルモンとも呼ばれる、セロトニンが分泌されにくくなります。イライラする、落ち着きがなくなる、ボーッとする、すぐ落ち込むなど、精神的に安定しなくなります。
・発育や健康維持に影響が出る
睡眠不足や睡眠の質の低下を招き、成長ホルモンが十分に分泌されなくなります。低身長や肥満になりやすい、免疫力の低下などのほかに、高血圧や糖尿病などの深刻な病気になる可能性が出てきます。
・学習能力の低下
朝食を抜く子や就寝時間が21時以降の子どもは、学習能力の低下が見られるそうです。就寝時間が遅くなるほど、集中力に欠け学力が低下する傾向があるといわれています。
子どもと一緒にママの生活リズムも見直そう
子どもと早めに夕食やお風呂を済ませ、夜遅くまでのスマホなどを止めて就寝しましょう。しっかり寝ると疲れが解消し、朝もすっきり起きられますよ。
多くのママは、時間が足りないと感じています。毎日早く寝て子どもより1時間早く起きると、朝の時間も余裕を持てるでしょう。自分の身支度や朝食の用意が終わった後に簡単な家事やストレッチなど、体を動かすのもおすすめです。
また、ママやパパは子どものお手本となるように、あいさつや食事のマナーにも気をつけましょう。子どもが起きたら明るく「おはよう」と声をかけ、気分よく1日がスタートできるようにしたいですね。
保育園で元気に過ごすために家でできること
決まった時間に起きる習慣をつけよう
最初は、早く布団に入ってもなかなか寝つけないことや、朝起きられずにグズグズするときもあるでしょう。しかし、決まった時間に起こし続けると、一時的に寝不足になっても体内時計が整い、夜は自然に眠くなります。
また、人間は日光に当たると、体を目覚めさせるホルモンのセロトニンが分泌されます。このセロトニンが材料になり、睡眠を促すホルモンのメラトニンが作られるともいわれています。起こすときにカーテンを開け日光を入れたり、昼間は外で遊ばせたりするとよいでしょう。体内時計を乱さないように、週末も同じ時間に起きるのがポイントですよ。
元気の源!朝食をしっかりと食べよう
幼児期は1回の食事の量が少ないので、食事を抜くと1日の栄養素が足りなくなる恐れがあります。朝食をしっかりと食べ、朝から脳と体に栄養を送ることは大事ですよね。
朝にお腹が空くように、寝る前におやつなどを与えないようにしましょう。食欲がないときは、すぐにエネルギーに変わる炭水化物を含むご飯やパン、糖分を含む果物を少量でも食べさせるとよいですよ。
また、「いただきます」「ごちそうさまでした」の食事の習慣や、食事への感謝を教えることも大切です。気持ちよく食事をして、リズムを整えていきましょう。
翌朝に備えてぐっすり眠れる環境を整えよう
お風呂は寝る2時間前に入ると、寝入りやすくなるといわれています。夕食が遅くなるとお風呂の時間もずれてしまうので、働くママは出かける前に炊飯器にタイマーをかけておく、週末におかずの作り置きなどをしておくとよいですね。
また、絵本を読む、音楽を聴くなど、寝る前の習慣があるとスムーズに寝入りやすくなります。明るい部屋は眠りが浅くなるので、なるべく電気を消して部屋を暗くしましょう。