マタニティ期はパパがマッサージを。注意点に配慮し夫婦仲を深めよう
妊娠中はママのお腹の中で赤ちゃんが目まぐるしいスピードで成長していきますが、これにともない生じやすくなるのが腰の痛みや足のつり、むくみといった体の不調です。今回はそんな体の不調を緩和させる方法をご紹介します。夫婦で行うとより効果的ですので、ぜひ試してみてくださいね。
マタニティマッサージについて知ろう
マタニティマッサージの目的と効果
マタニティマッサージは、このような体の不調を緩和させるのを目的とし、心も体もリラックスする効果が期待できます。わざわざ接骨院や病院に行かず、自宅で気軽にできるマッサージ法もありますので、ちょっとした隙間時間をみつけて、行ってみてくださいね。
ママの調子がよいと、きっとお腹の赤ちゃんもご機嫌になってくれるでしょう。
マタニティマッサージができる時期
ただ、妊娠中は体が不安定な状態です。つわりがあったり、だるさを感じやすかったりするということがあるかもしれません。そんなときには、無理をせずにマッサージをお休みしてくださいね。
また、妊娠初期は流産の恐れ、妊娠後期には陣痛が起こったり破水につながったりする恐れも考えられますので、マタニティマッサージは控えるようにしたほうがよいでしょう。もしもマタニティマッサージをする時期に迷ったら、妊婦健診の際に主治医の先生に尋ねてみるのもおすすめですよ。
セルフで行う場合の注意点
まず気をつけたいのが、妊娠中には押してはいけないとされるツボがあるという点です。足の内側、くるぶしの上部にある三陰交というツボは、マッサージすることで陣痛を促す効果があるといわれ、妊娠37週よりも前に頻繁にマッサージすることで、早産や流産を引き起こす恐れがあるので避けましょう。
また、マッサージをする際にラベンダーやローズマリーなどのアロマを使用すると、体調を崩したり、陣痛を誘発したりする可能性があるため注意が必要です。
パパにマッサージをしてもらうメリット
夫婦間でのコミュニケーションがとれる
妊娠中のマイナートラブルは、どうしてもママだけが我慢しなくてはいけないものですよね。この辛さをパパにもわかってもらいたい、話したいと思っているママも多いはずです。
パパにマタニティマッサージをしてもらうと、おのずと会話をする時間ができますし、体に触れることでどの部分が不調なのか伝えやすくなります。すると、日常生活の中でも家事を手伝ってもらえたり、体調はどうかと気遣ってもらえたりするかもしれませんよ。
幸せホルモンで信頼関係もアップ
最愛のパートナーであるパパにマタニティマッサージをしてもらうと、このオキシトシンの分泌が促進されます。ストレスや不安が軽減されるほか、相手への好奇心が高まったり、信頼関係がより強くなったりすることも期待できますよ。
妊娠中のママは体も心も不安定な期間が続くことが考えられます。日常の何気ない言動で傷ついたり、イライラしたりすることも少なくないでしょう。
パパにマタニティマッサージをしてもらうことで、お互いを思いやる気持ちが、より強くなるかもしれませんよ。
パパとしての自覚が芽生えるきっかけに
しかしパパの場合は、パパになるという自覚が芽生えるまでに時間を要することが多いようです。赤ちゃんの顔を見るまではパパになったという実感が得られないとか、出産後しばらく経ってもあまりピンと来ないケースも珍しくありません。
ママとしては、パパの自覚を持ってもらうタイミングは早ければ早いほど嬉しいものですよね。マタニティマッサージは、ママと赤ちゃんの存在をより近くで感じることが期待できるので、積極的にマッサージをしてもらいましょう。
パパにお願いしたいマタニティマッサージ
腰の痛みを和らげるマッサージ
ママは横向きに寝てリラックスした状態になり、背骨に沿ってパパに押してもらいます。親指の腹で押してもらうのもよいですし、手の平で優しくさすってもらうのも気持ちよいですよ。
また、お腹の膨らみが目立たない時期であれば、開脚をしてストレッチをするのも腰の痛みを楽にできます。床に座り、苦しくない程度に足を開きます。片方の手を上にピンと伸ばし、反対の足のつま先に触れるように体を倒しましょう。背筋を伸ばし、呼吸を止めないように意識してくださいね。