赤ちゃんのスプーン練習を始めよう。根気よく練習する手順やコツ
スプーンの持ち方を徐々に教えてみよう
前述したように、スプーンを持ち始める最初の時期は、上からわしづかみにするのが持ちやすい持ち方です。わしづかみにし、腕全体を使って口まで運びます。「食べにくくないの?」と思うかもしれませんが、この時期は「自分でできた」という達成感が大切です。
次に、手首を器用に動かせるようになると、下から握り手首を返して口に入れるようになります。下から握って食べるようになると、こぼすことも少しずつ減ってくるでしょう。
上手に食べられるようになってきたら、2歳前後を目安に鉛筆持ちに移行していきます。
根気よく付き合うのもこの時期ならでは
特に離乳食の進み方は個人差が大きく、食欲旺盛で早い時期から自分で食べるようになる子もいれば、食べることにあまり興味がない子も少なくありません。また食欲旺盛な子でも、手づかみ食べはするけれどスプーン食べは嫌がる、ということもあります。
子どもの発達のためとはいえ、汚されるし時間はかかるし、ママにとっては頭を悩ませる時期になるでしょう。しかし、「ああでもないこうでもない」と試行錯誤するのはこの時期ならではです。
スプーンが使えない大人は、ほぼいません。ほかの子と比べず、その子なりのペースで食事を楽しみながら練習していきましょう。
まとめ
お砂場でスコップを使って遊ぶことも、持ち方やすくい方の練習につながります。おたまを使ってお風呂で遊ぶのもよいでしょう。
スプーンで食べる練習には、本人のやる気も重要です。「いつか食べるようになるだろう」と、気楽な気持ちで見守ることも大切ですよ。