マタニティ期の美容院への疑問。注意点やヘアスタイルのポイント
【先輩ママに聞きました】妊娠してから美容院に行ったのはいつごろですか?
「臨月前の8〜9カ月ごろ」と回答したママの体験談
- 産後はしばらく美容院にいけないことを想定して、いつより短めにカットし、手入れが楽なようにパーマをかけてもらいました。お腹がかなり大きくなっていたので仰向けになることが難しいため、座った状態に近い状態のままでシャンプーしてもらい、助かりました。
- 産後はしばらく施術を受けられないと思い、カット、カラー、縮毛矯正のフルコースを受けました。髪の長さを相談して、ヘアゴムでくくれる長さ残しつつカットしてもらいました。妊婦であることを気にかけてくれて、ヘアカラー剤や縮毛矯正の薬の相談も細やかにしてくれて嬉しかったです。
「安定期に入る5カ月ごろ」と回答したママの体験談
- お腹が大きくなると、シャンプー台に横になるのも辛かったので、安定期が一番いいと思っていきました。 産後は赤ちゃんが優先で自分のことは疎かになるので、短くしておいて正解でした。
- 揃える程度のカットをしました。出産後は産後の抜け毛が懸念されるので、思い切ったショートやカラーはせず、ひとまず現状維持して出産後に様子を見ていろいろ楽しみましょう、と美容師さんが声をかけてくださって嬉しかったです。
「その他」と回答したママの体験談
- 妊娠が分かってから行きたかったが、つわりが酷かったこと、安定期に入院し、後期はお腹が張りやすかったため、結局行けなかった。
- カットのみの施術です。ショートなのでマメに行かねばならず、つわりが治る前にも行きましたが、ペットボトルのお茶が手放せませんでした。安定期に入ってから行った時は、一番快適でした。最後に切っておこうとお産の前に行った時は体調などは問題ないですが、お腹が大きいのでシャンプー台が少し辛かったです。妊娠中と前以て伝えておくと、美容師さんも移動や体勢など気遣ってくれて嬉しかったです。
■編集部コメント
美容院に行けなかったママやショートカットでこまめに通っていたママもいて、人によってさまざまです。体調と相談しながら美容院でリフレッシュしてくださいね。
次のコーナーでは、美容院に行くときの注意点をお伝えします。
マタニティ期に美容院へ行くときの注意点
お店に妊婦であることを伝えておく
また、お店によって差がありますが、シャンプー台からセット面、カラー面、待合など、お客さんが歩いて移動することが多い場合でも、妊婦であることを伝えておくとその移動回数も極力少なくしてもらえるでしょう。
ママ友の話では、お腹が大きくなってきたころに美容院に行ったとき、妊娠していることを伝えると、クッションを貸してくれたり移動の際にゆっくり歩いてくれたりしたそうです。
長時間同じ姿勢が辛くなったら伝える
何も伝えずに、同じ姿勢がしんどくなってゴソゴソ動いていると必要以上に心配されてしまいます。伝えておけば、待ち時間の間だけでも体勢の変えやすいソファに座らせてくれたり、テーブルにもたれられるようにしてくれたりと、何かしらの提案をしてくれるでしょう。
何回かトイレに行って歩くのもよいですよ。その場合も、心配されないように「じっと座っていると辛いので、歩くついでにトイレに行きたい」と言えば大丈夫です。
体調が悪いときは無理せずキャンセルする
美容院を予約するときは、何日か体調のよい日が続いたときに予約したり、予約した日の前日から疲れを溜めないようによく寝て体調を整えたりしておくことも大切です。
いつ体調が悪くなるか分からず不安に感じるママは、予約をせず体調がよい日の朝にその日の予約を取れるかどうかを確認するとよいですよ。お店に予約の空き時間があれば、受け付けてもらえるので迷惑にならずにすむでしょう。
産後に向けたおすすめのヘアスタイル
ショートとロングのメリットデメリット
【ショートのメリット】
・髪を洗う時間や乾かす時間が短い
・赤ちゃんのお世話をするとき邪魔にならない
【ショートのデメリット】
・寝癖がつきやすい
・中途半端に伸びてきたとき、結べないので首筋が暑い
【ロングのメリット】
・後ろにまとめておけばすっきりする
・こまめにカットしなくてもうっとうしくならない
【ロングのデメリット】
・髪を洗うのも乾かすのも時間が掛かる
・赤ちゃんに髪の毛を引っ張られることがある
・授乳中、赤ちゃんの顔にかかりやすい
一番人気は手入れとスタイリングが楽なボブ
ボブのよさは、ある程度の重みがあるヘアスタイルなので、寝癖がつきにくいことと、毛先がはねてしまっても、サイドの毛先をブローやアイロンで内に収めておくだけで可愛くなることです。
スタイリングするときは、毛先にワックスをつけたり、表面の髪の毛束をつまんでスプレーしたりするとおしゃれになりますよ。忙しい朝でも時間を掛けずにスタイリングができるので、忙しいママにもぴったりです。
ボブの中でも、襟足が短めのボブだと毎日の手入れが楽になりますよ。襟足が短いとシャンプーや乾かす時間が短くてすみますし、結ばなくても首元がすっきりしています。
産後に簡単にできるヘアアレンジ
たとえば、少し癖のある髪質のママならポニーテールはいかがでしょうか。後ろで一つにまとめるスタイルなので、家事や育児の邪魔にもならずすっきりします。おしゃれに見せるには、結んだときのゴムに髪の毛を巻いて結び目を隠したり、表面の髪の毛束をところどころつまみ出してルーズにしたりすることがポイントですよ。
ほかにも、髪が短めのママなら、サイドをねじって留めるだけでもおしゃれ度が増します。ねじった毛先は、耳の後ろあたりにピンで固定しましょう。緩くねじるのがおしゃれに仕上げるポイントです。
まとめ
マタニティ期でも時期を考えて、ママの体調がよい日に美容院へ行きましょう。髪のケアをしたりヘアスタイルを変えたりすることで、気分転換にもなって出産の準備や出産に向けて前向きな気持ちになれますよ。
出産後は、育児に時間を費やすために自分の時間をなかなか作れないママがほとんどです。簡単にスタイリングできるヘアスタイルを、出産前から計画しておきましょう。