カミカミ期の基本を知ろう!移行時期や進め方、月齢別の簡単レシピ
カミカミ期の献立を立てるときのポイント
1日を通して栄養バランスを考える
離乳食では特に炭水化物、タンパク質、ビタミン・ミネラルを積極的に摂取したいものです。そのため、これらの栄養素は毎回の献立に取り入れるようにしましょう。野菜は緑黄色野菜と淡色野菜の両方が入っているとよいですよ。
また、赤ちゃんは内蔵が未発達なので、タンパク質を過剰に摂取すると消化できないことがあります。肉や魚は1食あたり15g程度に抑えましょう。すべて手作りすることは大変なので、ときには市販の離乳食を利用して、栄養バランスを整えましょう。
不足しがちな鉄分を補う
鉄分はレバーや赤身肉、カツオやマグロに多く含まれています。鶏レバーは臭みが少なく、柔らかいので赤ちゃんでも食べやすいですよ。ほかにも、ほうれん草や小松菜、ひじきなどもよいでしょう。1日1回はこれらの食材を意識して使用してみてくださいね。
離乳食で不足している栄養素はフォローアップミルクで補うという方法があります。調味料の代わりとしてフォローアップミルクを入れるのもよいですよ。おやきやスープなどに混ぜてみてくださいね。
彩りを意識して食欲増進
例えば、丸めたチキンライスの周りに小口切りにカットしたウインナーを並べ、のりで顔のパーツを作ればライオンになります。おにぎりにのりで顔を作るだけでも、楽しめますよ。野菜も型抜きでくり抜くなど、ちょっとしたひと手間で可愛くなります。
野菜も緑黄色野菜と淡色野菜を組み合わせれば、自然と彩りが豊かになりますよ。彩りを意識すると、自然と野菜の量も増えるでしょう。食べやすさだけでなく、食べたいという意欲をかき立てるような見た目や彩りを研究してみてくださいね。
カミカミ期の簡単レシピを月齢別で紹介
生後9カ月の離乳食レシピ
簡単に作れる「簡単茶碗蒸し」はどうでしょう。茶碗蒸しの具はなんでも構いません。具は7mmほどの大きさに切り、茹でておきます。耐熱皿に卵1/2個、かつお節1~2つまみ、水大さじ3、具を入れてラップをかけて電子レンジで加熱します。30秒ほどレンジにかけたら様子をみて卵がきちんと加熱されているかを確認しましょう。
次は、手づかみで食べやすい「じゃがいももち」です。じゃがいもは2個皮をむき、茹でてつぶしておきます。その中に片栗粉30g、塩小さじ1/2を混ぜて赤ちゃんが握りやすい形にします。フライパンにバターを入れて焼いたら完成です。赤ちゃんが手づかみで食べられるので便利です。
生後10カ月の離乳食レシピ
赤ちゃんが大好きなうどんはどうでしょう。うどん1/4玉を長さ1cmほどに切っておきます。うどん、刺身用サーモン1切れ、お好みの野菜各約10g、豆乳大さじ1ほどを鍋に入れて弱火で煮たら完成ですよ。簡単で、栄養のバランスもよく、野菜で彩りよくすれば見た目にも美味しそうです。
次は、大人でも食べられる「鶏と豆腐のナゲット」はどうでしょう。豆腐30gを水切りしてつぶし、鶏胸ひき肉50g、片栗粉小さじ1を混ぜ合わせます。混ぜ合わせたものを赤ちゃんが握りやすい形にして、油をひいたフライパンできつね色になるまで焼いたら完成です。青のりや細かく切った野菜を入れてもよいですね。
生後11カ月の離乳食レシピ
おやつとしても食べられる「蒸しパン」のレシピです。ほうれん草5gは茹で、バナナ10gと合わせて潰します。薄力粉40g、ベーキングパウダー2g、ミルク40gを加えて混ぜ合わせ型に流し入れます。蒸し器で10分ほど蒸して5分ほど余熱で蒸らしたら完成です。冷凍保存できるので、時間があるときに作っておけば便利です。
家族で同じメニューが食べられる「肉じゃが」もおすすめです。豚肉5枚は脂肪を取り湯通ししてみじん切りにします。人参10cmと玉ねぎ1/4個は粗みじん切り、ジャガイモ1個は皮をむいて細切りにします。切った野菜をだし汁50mlで茹でます。野菜が柔らかくなったら水溶き片栗粉でとろみをつけて完成です。
カミカミ期の手づかみ食べのメリットは?食べやすいレシピとポイント - teniteo[テニテオ]
離乳食が進むとだんだん大人の食事に近づいていきます。その頃になって気になるのが、子どもの手づかみ食べですね。自分から食べようとするのはよいのですが、テーブルの上がすごいことになって、掃除や後片付けが大変です。今回は、カミカミ期の手づかみ食べについてまとめていきます。
まとめ
1日に3回の離乳食になりますので、家族みんなで食事をすれば、食べることの楽しさにも気づくでしょう。食べているときに手づかみで食べようとしたら、止めずに見守っていてください。
離乳食を3食作るのも大変ですから、市販の離乳食を利用してもよいですね。ママも無理せず進めましょう。