妊娠して夫婦で婦人科に行くとき。パパの付き添いについてや注意点
最近では夫婦で婦人科を受診するケースが増えています。妊婦健診に付き添うパパも多く、喜びや不安が多い妊娠中のママは心強いでしょう。パパがママに付き添いサポートすることは大切なことですが、付き添う際に守りたいマナーがありますよ。今回は、パパが付き添う理由や注意点などをご紹介します。
ママのサポートなど夫婦で婦人科に行く理由
つわりなどママの体調が悪い場合のサポート
つわりが酷く脱水症状を起こして点滴が必要な場合や、安静が必要な状態でそのまま入院となることもあります。パパがその場にいれば医師からの説明も一緒に聞くことができ、手続きもスムーズに進むでしょう。
住んでいる地域によっては車で通院しなくてはいけない場合や、体調が悪く公共交通機関を使うのが心配なときもあります。妊娠中も運転をするママも多いですが、体調が優れないときやお腹がだいぶ大きくなってきたら、運転はパパにお願いしましょう。
親になる自覚を一緒に持ってもらうため
ママのお腹が大きくなりパパも手を当てて胎動が感じられるようになると、赤ちゃんの存在を実感できるようになります。
父親になる自覚は育てていくものです。医師の話を一緒に聞き、エコーで赤ちゃんを見て、親になる自覚が育つ環境を作りましょう。
また、妊婦健診に付き添うことで、ママの大変さや負担を感じるよい機会にもなります。ママを支え、一緒に育てていこうという覚悟もできるかもしれませんよ。
不妊治療で婦人科を受診している可能性も
なるべく早く治療を始め妊娠の確率を上げるために、初診から夫婦そろって来院するようにすすめる病院もあります。
最近は不妊治療に積極的で、不妊検査や必要な治療を受けることに前向きな男性が増えています。高度不妊治療にも協力的で、夫婦で体外受精や顕微授精治療の相談に来るケースも多いようです。
不妊治療が始まると女性は通院の回数も増え、心身ともに負担が大きくなります。不妊治療は夫婦二人三脚で行うもの。女性を精神的にサポートするためにも、不妊治療に付き添う男性もいますよ。
夫婦で婦人科に行くときの注意点
混雑日を避けて待合室の椅子は妊婦優先で
混雑する曜日や時間帯を前もって調べておき、可能であればすいている日に予約を入れましょう。当日待合室が混んでいる場合は、パパは椅子に座らず患者に席を譲るようにしてくださいね。
妊婦や体調の悪そうな患者が立っていたり、壁に寄りかかったりしていても、席を立たない、足を広げて2人分のスペースをとって座っているというパパも意外と見られます。
スマホに夢中で気がつかないなど悪気がない場合が多いので、気配りが苦手なパパにはママがさりげなく注意しましょう。
パパのタバコや香水のにおいなどに注意
タバコを吸って戻ってきたときのにおいはきつく、周りに不快な思いをさせてしまうことがあります。吸っている本人はにおいに気づきづらいので、病院に行く前に「タバコのにおいが気になる人もいるから、病院にいる間は我慢してね」と伝えておくとよいですね。
また、香水や整髪料などのにおいにも注意が必要です。ママには慣れたにおいでも、他人には気になるにおいかもしれません。婦人科に限らず病院へ行くときは、タバコや香水のにおいなどで周りに嫌な思いをさせないようにしましょう。
妊婦以外がいることを忘れずに
女性なら自然に分かることですが、男性には「婦人科に来る女性=妊婦」というイメージかもしれません。パパには婦人科は妊婦以外の女性もいるデリケートな場所ということを理解してもらいましょう。
妊娠が確定したり、エコーで赤ちゃんの姿を見たりして、嬉しさのあまり興奮してしまうパパもいます。ママも不安を抱えながら受診し順調な経過が確認できたときなどは、ホッとして大きな声を上げてしまうこともあるでしょう。
嬉しい気持ちは当たり前ですが、周囲を気遣い表現を抑えることも大切ですよ。