おんぶは赤ちゃんの体に負担?ママが安心できるおんぶの仕方を知ろう
赤ちゃんも生後4カ月ごろになると、おんぶができるようになって家事や育児が楽になることが増えてきますね。楽になることがある反面、おんぶは赤ちゃんの体に負担がかかってしまうのではないかと不安に思うママもいるでしょう。今回は、おんぶするときの注意点やメリット、おすすめのおんぶ紐をご紹介します。
赤ちゃんをおんぶするときに注意すること
長時間のおんぶは避けよう
赤ちゃんのおんぶ紐は、連続で使用する場合2時間を目安にすることが多いようです。この使用時間の目安は、おむつ替えや授乳を目安に考えられているといわれています。
しかし、赤ちゃんだけでなくママも2時間使用すると休憩を取りたくなるでしょう。このような体調面を考えても2時間で一度休憩を取るとよいですね。
しかし、赤ちゃんによっては2時間もたない赤ちゃんもいますね。おんぶが好きでない赤ちゃんであれば30分くらいが限界でしょう。2時間というのはあくまで目安なので、赤ちゃんに合わせてくださいね。
見えない赤ちゃんの様子を気にかける
また、ママやパパが何気なく振り返るときに赤ちゃんが頭をぶつけてしまうことや、手足を挟んでしまうこともあるでしょう。ママやパパは赤ちゃんをおんぶしていることを意識して行動するように気をつけてくださいね。
また、赤ちゃんの体調が悪くなっていても気づかないことがあるかもしれません。ママやパパは常に赤ちゃんの様子を気にかけるようにしてください。そのためにも、先ほどお伝えした2時間の休憩は必要なのですね。
抱っこ紐でおんぶする場合に気をつける点
抱っこ紐を使用するときは、それぞれの抱っこ紐についている取扱説明書をよく読んで使用しましょう。新しい物を使用する場合はストラップやバックルがきちんとついているか確認してくださいね。
赤ちゃんによっては、抱っこ紐に慣れずにおんぶで使用すると不安になることがあるようです。抱っこ紐は月齢の小さいうちから前抱っこで慣らしておくと、おんぶの移行がスムーズにできるようです。また、授乳中の赤ちゃんは授乳後30分を目安に使用すると吐き戻しの心配が減りますよ。
抱っこ紐の体重制限は12~14kgのものがほとんど。抱っこ紐卒業の時期もよく注意をしておきましょう。
注意点を守ればおんぶはメリットいっぱい!
赤ちゃんの見る世界が広がる
赤ちゃんが小さいうちは、抱っこをしたりベビーカーで活動をしたりすることが多いですね。そんな赤ちゃんも生後4カ月ごろになるとおんぶで活動ができるようになります。おんぶができるようになると、赤ちゃんの視野は一気に広がりますよ。
抱っこでも高さは経験していますが、抱っこをしているときの赤ちゃんは目の前のママやパパを見ることで精一杯。周りを見る余裕があまりないようです。
人間は外から入る情報のうち80%が視覚からといわれているので、赤ちゃんの見る世界がおんぶによって広がると、脳への刺激も与えられるそうですよ。
赤ちゃんの心身の発達に効果的
赤ちゃんはこのママの何気ない日常のやり取りを、いかにも自分が体験しているかのように感じているそうです。この現象のことを、ミラーニューロンと呼び、この現象を体験することで自分で同じことをするにはどうしたらよいか学習しています。
また、抱っこと違っておしりだけを支えるおんぶは、赤ちゃんの行動を妨げるものが少なくなりますね。赤ちゃんはママにしがみついたり立ち上がろうとしたりして、お座りから立ち上がりの練習をしているそうですよ。
おんぶには、このような心身の発達にも効果的なことがたくさんあるようです。
ママの家事育児がやりやすくなる
赤ちゃんが泣くとどうしてもそばに行ってしまって、料理や洗濯物、掃除機をかけていても中断しないといけなかったことが多かったでしょう。そのような家事の悩みもおんぶをすることで解消されますね。おんぶをしながら料理や洗濯物、掃除機をかけると大抵の赤ちゃんはにこにこです。
また、おんぶは家の中の家事育児に限らず、外の作業範囲も広がるというメリットがありますよ。抱っこで買い物に行くとやりにくかった袋詰めなども、両手が使えるといつもどおりにできてストレスも減ってくるでしょう。