引きこもりがちな子育てが心配。子どもと無理なく外出する方法は?
産後は慣れない育児の疲れから、外出するのが億劫になってしまい、引きこもりがちになるママも少なくありません。こうした「引きこもり育児」は育児ノイローゼに繋がることもあるなど、子どもにとってよい環境とはいえません。ここでは「引きこもり育児」について詳しくご解説するとともに、無理のない脱出方法をご紹介します。
引きこもり育児の原因は些細なことから
子どもを連れて出かけるのが大変
公共の場へ行くのはなるべく避け、思いっきり外遊びをさせようと公園へ連れて行くと、子どもは喜びます。「連れてきてよかった」とママは思うのですが、問題は帰り際です。
赤ちゃんやよちよち歩きの1歳前後の子どもならそこまでの苦労はありませんが、イヤイヤ期真っ只中の2歳くらいの子どもが「帰らない」「イヤ」と駄々をこねるケースはよくあります。最後は泣きながら、時にママは子どもを抱えて帰ることも。どこへ連れて行ってもこの繰り返しなので、次第に「お出かけは苦痛、面倒」と感じてしまうのです。
よく行く公園などでママ友に馴染めない
記念すべき公園デビューなのに、いざ行ってみると、すでにママ友グループが出来上がっていて、同じ輪に入るのは勇気がいりますよね。なかなか上手く溶け込めず孤立してしまうことで、公園に行くことが嫌になってしまうのです。
また、上手く輪に入れても、公園から始まったママ友付き合いが広がり、仲が良くなればなるほど、煩わしさを感じることもあります。余計なストレスが増えて、面倒になるママも少なくないようです。
安心して外遊びできる場所が近所にない
家の前や近所に空き地などのスペースもなく、地域の環境から見て子どもを思いっきり遊ばせられる場所や施設が少ないと、どうしても外遊びは頻度が少なくなってしまいます。
児童館や児童遊園など気軽に行けるスポットが近くにあるとよいのですが、住んでいる場所によっては徒歩では通えないケースも出てきます。思い切ってスイミングやバレエなどの習い事に通わせるという手段もありますが、時間やお金の問題もあり、躊躇してしまうママも少なくありません。
引きこもり育児から脱出する方法は?
できるだけ早寝早起きを心がけてみて
朝の光を浴びることで体内時計がリセットされ、体調を整えやすくなるといった効果があります。また、午前中に外に出ると子どもも疲れてスムーズにお昼寝をしますので、ママも一人の時間ができ、心の余裕にも繋がることでしょう。
このように早寝早起きをすることで、体調はもちろん、何事も前向きに考えられる思考も生まれることでしょう。次第に「外出してみようかな」という気持も湧いてくるかもしれませんね。
近所を散歩するところから始めてみよう
人見知りママにとっては、子どものために無理をしてママ友や子どもの友達を作ろうとするとそれをプレッシャーと感じ、外出したくなくなりますよね。外出は買い物や子どもと自分自身の気分転換を目的にすれば、気持も楽になることでしょう。
最初は10分、次は20分、30分と徐々に散歩の時間を伸ばしていけたらいいですね。「近所にこんなに可愛い雑貨屋さんがあった!」などと、小さな発見も楽しみのひとつになりますよ。
パパに手伝ってもらい週末にお出かけ
週末にパパがお休みの時はパパと一緒にお出かけしてみるのもいいでしょう。パパがいれば、買い物の荷物を持ってもらったり、子どもを抱っこすることもできます。パパと子どもだけで行動することができれば、少しですがママも自由な時間ができ、開放感を味わうこともできます。
上手に気分転換ができれば、子どもに対してもおおらかな気持ちで接することができることでしょう。また、事前に外出の予定を立てることでワクワク感を味わえますし、気持ちにも余裕が生まれます。
外出に慣れてきたら徐々にレベルアップを
人見知りママなら「図書館」が快適
そこで、人見知りママにおすすめなのが図書館です。図書館はグループで利用しているケースはごく稀ですので、ママ友同士のしがらみを感じることも少ないでしょう。
自宅にはない絵本に触れる機会が増えますので、子どもにとっていいことづくし。また、借りた本は必ず返すので外出のきっかけにもなります。借りる→返す&借りる→返す&借りる、というループを続けることで、自然と外出する習慣ができるはず。まずはお気に入りの絵本を借りるところから始めてみては。