夏場の水回りはコバエの住処!赤ちゃんがいる家庭向けの撃退方法と対策
夏になるとどこからともなく湧いてくるコバエは、ママを悩ます害虫の一つですよね。コバエは繁殖スピードが速く、あっという間に大量発生する可能性があるので早めの対処が大切です。今回は赤ちゃんがいる家庭でも安心して行える撃退法や、コバエが発生しない対策などを紹介します。
しつこいコバエはどこから発生するの?
生ゴミや食べ物があるキッチンに集合
一般的にコバエと呼ばれる虫は、ショウジョウバエやノミバエ、チョウバエやキノコバエなどの小さなハエを総称した呼び名です。そのため、コバエといっても種類によって発生しやすい場所は違ってきます。
たとえば生ごみや食べ物のあるキッチンには、ショウジョウバエやノミバエが発生しやすい場所です。腐った野菜や果物、アルコールやお酢などの発酵した匂いはショウジョウバエの大好物ですし、ノミバエは調理済みの食料にも好んで寄ってきます。コバエにとって食べ物に困らない台所は理想の住処といえます。
お風呂場などの水回りも大好き
コバエのなかでもチョウバエは排水口などに付着した水垢やヘドロ、皮脂汚れを好みます。そのためお風呂場や洗面所などの水回りも、コバエが好きな場所といえるでしょう。
とくに浴室は高温多湿になるので、コバエにとって過ごしやすい環境です。また、排水溝だけでなくエプロンと呼ばれるカバーで隠れている浴槽の下の隙間も、チョウバエにとって居心地のよい住処です。浴槽の下は髪の毛や皮脂汚れなどが溜まりやすく、普段掃除もあまりしないですよね。知らぬ間にコバエの繁殖場所になり、大量発生につながることもあるので気をつけましょう。
カブトムシを飼育していると要注意
カブトムシ飼育で発生するコバエには、成虫のカブトムシの餌を好むショウジョウバエと、飼育用のマットを好むキノコバエが代表的な物です。
特にキノコバエがマットに発生すると、幼虫の食料であるマットの栄養価が損なわれる可能性もあり、カブトムシにとっても悪影響が出てきます。さらにカブトムシが蛹になると飼育マットの入れ替えができなくなるので、その間にコバエがマット一面に大量発生してしまったということもよく聞く話です。
大量発生したコバエを撃退したい!
殺虫剤は子どもや赤ちゃんに害はある?
市販の殺虫剤の多くは、ピレストロイド系の成分を使用しています。これは天然成分に近い化学合成成分で、害虫にだけ毒となり人体への影響は低いといわれているものです。そのため、使い方を守れば赤ちゃんや子どものいる家庭でも使用できます。
しかし小さな赤ちゃんの場合、少しの薬剤でも影響が出る可能性も考えられます。殺虫剤を使用するときは赤ちゃんを別の部屋に移動する、使用後は十分換気する、殺虫剤が壁などに付着した場合はしっかり掃除するなど、赤ちゃんが吸い込んだり舐めたりしないように注意をしましょう。
めんつゆで作るトラップは安全でお手軽
作り方は簡単です。1/3にカットしたペットボトルや紙コップなどの容器を用意します。そこに水・麺つゆ(水の半量)・洗剤(数滴)入れ軽くまぜれば完成です。めんつゆは香りでコバエを呼び寄せるので、希釈タイプがおすすめですよ。めんつゆの代わりにアルコールでも代用できます。
トラップができたらキッチンやゴミ箱の傍に置いておきましょう。洗剤も入っているので赤ちゃんが間違って触ったり倒したりしないよう気をつけましょう。
アロマオイルはコバエ以外の害虫避けにも
コバエ対策には「ゼラニウム」や「ペパーミント」がおすすめですよ。コバエ以外にもゼラニウムは蚊、ペパーミントはゴキブリなどの害虫も嫌う香りなので合わせて対策ができます。
アロマポットやディフューザーを使用したり、ガーゼなどに数滴たらして置いたりしてみましょう。アロマの働きとしては、バラに似た香りのゼラニウムは心の乱れを整え、爽やかな香りのペパーミントは眠気覚ましやリフレッシュによい影響をもたらしてくれるといわれています。虫よけしつつ香りも一緒に楽しんでみてくださいね。
コバエを発生させないようにするには?
生ゴミや食べ残しの放置は厳禁
まずは、生ごみや食べ残しは速やかに片づけましょう。夏場は生ごみが腐りやすい時期です。そのため三角コーナーなどに生ごみを放置せず、水気をしっかり切ってビニール袋や新聞紙などに包んでこまめに捨てるようにしましょう。捨てたゴミにコバエが侵入して繁殖しないよう、袋の口をきつく縛り蓋つきのゴミ箱に捨てるとよいですよ。
また、食べかすの残った食器や容器などもコバエを引き寄せます。食べ終わったら速やかに食器を洗う、お弁当や冷凍食品の容器などは洗って乾かしてから捨てる、などもコバエを発生させないコツです。