1歳になり夜泣きが再開。夜泣きの原因と根気よく見守る方法
「せっかく寝かしつけたのにまた起きてしまった」と、子どもの夜泣きに悩むママは多いですよね。育児をしているママにとっては、夜泣きは試練といえるでしょう。辛い夜泣きにもいつかは終わりがくるものですが、やはり睡眠不足は心身ともに参りますよね。今回は、1歳の夜泣きの理由や対処法などをご紹介していきます。
目次
- 1歳で再び夜泣き?いつからいつまで続くの
- 夜泣きは生後4カ月からが多い
- 1歳になって夜泣きが再開
- 大人の睡眠と1歳の睡眠の違い
- 1歳からの夜泣きの原因は成長したから?
- 日中たくさん遊んだから
- 布団が暑い寒い、気持ち悪い
- 実は睡眠障害?夜驚症
- 夜泣きとは違う寝言泣きとは何?
- 寝言泣きはしゃべれないから泣いている
- 夜泣きと寝言泣きを見分ける方法
- 夜泣きとは違う寝言泣きの対処法
- 夜泣き対策とおすすめ夜泣きグッズ
- 日中の過ごし方を見直そう
- 寝室の環境を見直そう
- おすすめの夜泣き対策グッズ
- 夜泣きを放置して見守ってみよう
- 海外では夜泣きという言葉がない
- 夜泣きを放置するメリットデメリット
- 夜泣きを放置して落ち着くように促す方法
- 夜泣きによるママのイライラを解消するには
- パパと寝かしつけを分担しよう
- 自分へのご褒美でストレスを発散
- 完璧を求めず日中に休む時間を作ろう
- まとめ
1歳で再び夜泣き?いつからいつまで続くの
夜泣きは生後4カ月からが多い
本格的な夜泣きは、生後4カ月ころからが多いようです。赤ちゃんが泣く理由は主に「お腹が空いた」「おむつが濡れて気持ち悪い」といったものですが、このような生理的な理由のほか「不安、さみしい」などの心理的な理由も挙げられます。
明確な夜泣きの原因は分かっていないことが多く、様々な努力をしてもなかなか赤ちゃんが泣きやんでくれないので、世の中のママ・パパたちは頭を抱えているのですね。
1歳になって夜泣きが再開
そして、「夜泣きがしばらく治まっていたと思ったらまた再開した」といったことも起こります。「毎日朝まで寝てくれるようになった」と思っていたのに、また夜にぐずり出すことが続くようになるとママも相当がっくりくるでしょう。
1歳を過ぎてからの夜泣きの原因は、生えかけの歯のせいで口の中がムズムズするといったもののほか、日中の活動にあるとも考えられています。1歳になると0歳のときと比べて行動範囲が広まるため、昼間の活動が活発になります。この昼間の活動が脳への刺激となり、夜泣きにつながるといわれています。
大人の睡眠と1歳の睡眠の違い
眠りの周期に「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があることはご存知でしょうか。「レム睡眠」というのは眠っていても脳は働いている状態をいい、主に夢を見るのはレム睡眠のときといわれています。反対に「ノンレム睡眠」は脳の一部も休んでいる深い眠りの状態をいいます。
大人の場合レム睡眠とノンレム睡眠が90分ごとに入れ替わり、それを眠っている間に4~5回繰り返します。ところが乳幼児の睡眠サイクルはまったく異なり、レム睡眠の割合が多いため、眠りが浅くすぐ起きてしまいやすいのです。
また大人で必要な睡眠時間は7~9時間ですが、1歳では11~14時間が理想的といわれています。
1歳からの夜泣きの原因は成長したから?
日中たくさん遊んだから
1歳になるとできる遊びも増えてくるので、ママやパパとしては子どもが喜ぶことはなんでもしたくなりますよね。また、「幼いうちに新しいことにチャレンジして欲しい」と望む方もいるのではないでしょうか。
しかし、このように「子どもが喜ぶから」と激しく遊び過ぎたり、年齢に不適切な経験をさせ過ぎたりすると、子どもの脳は経験を処理しきれなくなります。その結果、夜に興奮状態となり夜泣きに発展してしまうのです。
布団が暑い寒い、気持ち悪い
子どもは、大人に比べて新陳代謝が活発ですよね。体温も少し高めで汗もかきやすくなっています。大人が「今日は寒いから」といって布団や毛布を多めに用意していると、それがかえって子どもにとっては暑過ぎて不快に感じてしまう場合があるため注意しましょう。
これはパジャマにもいえることで、厚着により汗だくになってしまったり、薄過ぎて寒くて眠れなくなってしまったりするときもあるようです。ママやパパは子どもの様子をよく見て、布団や着ているものを調節するなど、気持ちよく眠れる環境を整えてくださいね。
実は睡眠障害?夜驚症
夜泣きとどのように違いがあるのかというと、夜泣きはレム睡眠(浅い眠り)のときに起こりますが、夜驚症はノンレム睡眠(深い眠り)のときに起こります。脳が一部を除いて休眠しているため、泣き叫んでいる最中に声をかけても反応がなく、翌日もケロッとしている(覚えていない)といった様子です。
原因は子どもの生活環境や性格によりまちまちで、未だに分かっていない部分が多くあるそうです。ママ・パパは子どもが泣き叫んで暴れていても、どっしりと落ち着いて構えることが大切です。