共働き夫婦の保育園の送り迎えの工夫とは?頼れるサポートもご紹介
共働き夫婦の場合、毎日の保育園の送り迎えも大変ですよね。「ひとりでなんとかしなきゃ!」とがんばっているママも多いかと思いますが、パパや周りの協力は必要不可欠です。ここでは、保育園の送り迎えの負担を減らすための工夫や、頼れるサポートについてご紹介します。
保育園の送り迎えはしっかり役割分担しよう
保育園の送り迎えにパパの協力は必要不可欠
仕事をしていると、急ぎの仕事やトラブルなどで急に残業しなければいけなくなることもありますね。それにより、お迎えの時間に間に合わなくなる可能性も考えられます。そのようなときでも対応できるよう、日頃からパパに協力してもらえる体制を整えておくことが大切なのです。
実際に、共働きが多い保育園では、パパが主に送迎を担当しているという家庭も珍しくありません。今や、「パパがお迎え」があたりまえの時代なのです。
祖父母にお願いできるなら協力を得よう
そのようなとき、もし祖父母が近くに住んでいるのであれば、協力してもらうという手段もあります。祖父母も仕事をしていたり、体調がすぐれなかったりする場合には、難しいかもしれませんが、すでに退職していて時間的にも体力的にも余裕があるのであれば、お願いしてみましょう。
義理の両親には頼みづらいというママもいるかもしれませんが、大半の場合は、孫と一緒にいられる時間が増えることを嬉しく思ってくれるはずです。もし、直接頼みづらいのであれば、パパにお願いしてもらうのもよいかもしれません。
送り迎えがイレギュラーなら連絡を忘れずに
前日や朝の時点でわかっているのであれば、そこで直接伝えておくとよいでしょう。連絡をしておかないと、スムーズな受け渡しができないこともあります。
これは、子どもを守るために作られた園のルールですから、トラブルを防ぐためにも、しっかり守るようにしましょう。
園によっては、お迎えをする人を事前に登録しておく必要があったり、親以外のお迎えを制限していたりする場合もあります。いざというときに慌てないよう、あらかじめ園の方針をきちんと確認しておくようにしましょう。
就労体制を整えて送り迎えに備えよう
時短勤務やフレックス勤務を取り入れる
また、「3歳に満たない子を養育する労働者に関する代替措置 (第23条第2項)」では、「事業主は、短時間勤務制度について困難と認められる場合は「始業時刻変更等の措置」を講じなければならない(抜粋)」と定めていて、「フレックス勤務」などの制度を利用することもできます。
条件によっては利用できないこともありますが、利用できるのであれば、このような制度をうまく利用するのもよいかもしれません。
職場の保育園を利用して送り迎えを時短
また、もし職場に保育園がない場合でも、職場から近い園を選んでおけば、遠い場合と比較して勤務時間を少し長くできたり、急な呼び出しなどにもすぐに対応したりすることができます。
しかし、パパ、ママどちらかの職場に近い園を選ぶことで、どちらかの負担が増える場合もあります。祖父母に送り迎えをお願いすることも難しくなるかもしれません。
職場内または職場の近くの保育園を選ぶことは、メリットもありますが、デメリットもあるので、十分に検討したうえで決定するようにしましょう。
共働きなのにママだけががんばりすぎないで
仕事も家事も育児も、ひとりで完璧にやろうとがんばりすぎては、ママが疲れてしまいます。なんでもひとりでがんばるのではなく、パパや祖父母など、頼れるものには、どんどん頼りましょう。
今は、パパが育休を取ったり、フレックス勤務を利用したりすることも珍しくない時代です。今日はママが保育園のお迎え、パパが夕食の準備といったように、家事も育児もある程度分担できる環境づくりも必要なのではないでしょうか。
もし、パパが育児や家事に協力的ではないというのであれば、きちんと話し合うところから始めてみましょう。
共働きの味方になるサポートを知っておこう
各自治体運営の「ファミリーサポート」
ファミリーサポートは、保育園の送り迎えだけでなく、その後の預かりもお願いすることができるサービスで、自治体や利用するサービスによっても料金は異なりますが、大半は1時間500~800円程度で利用することができます。
登録自体は無料でできるので、実際に利用するかどうかわからないという場合でも、事前に登録しておくと、いざというときに助かるかもしれません。詳しくは、各自治体に問い合わせてみてくださいね。