子育ての電話相談ができる窓口。注意点や相談して良かったこと
【小児救急電話相談事業(#8000)】
休日、夜間の子どもの急な発熱やケガをしたときに、病院へ連れていくべきか迷ったり、どのように対処したらよいのか分からないときは、#8000を押すと住んでいる都道府県の相談窓口に自動転送されます。
看護師や小児科医が対応し、子どもの症状に対する適切な対処の仕方や、行くべき病院を紹介してくれます。
ほとんどの都道府県が通常の病院が閉まっている、夕方から翌朝までのサービスになりますので、昼間の場合はかかりつけの医師か、近隣の大きな病院へ連絡しましょう。
子育て中の育児サポートに関すること
【女性労働協会・ファミリーサポートセンター】
地域の中で育児や介護の援助を受けたい人と支援したい人が会員となり、助け合う会員組織です。子どもの送迎や預かりを依頼することができます。元は働く親の支援として始まりましたが、現在は子どもをもつ全ての家庭が利用できます。
センターの設立、運営は、市区町村が行います。会員登録をし援助をお願いすると、提供会員に打診、依頼をしてくれます。
会員登録後は提供会員との簡単な面談(顔合わせ)があることも多く、実際の利用まで少し時間がかかることも。事前に登録しておくと、いざという時に安心です。
相談員との相性もあるので注意が必要
ひどいことを言われてしまうことも?
たくさんの相談員の中には、ハキハキしていて励ましてくれるタイプや、物腰が柔らかくきちんと相談を聞き、アドバイスをくれるタイプなど様々です。
ママのタイプや相談員に望むことによって、合う合わないが出てくるのではないでしょうか。例えば、自分の気持ちを分かって欲しくて相談をしているのに、一方的に励まされても気分はすっきりしないですよね。
親身になって助けてあげたいと思う気持ちから出る言葉だと思いますが、好意的に取れない言葉を投げかけられても、決してあなたが間違っていたり、悪いわけではないので、あまり気にしないようにしてくださいね。
悩んでいる時は、普段なら流せる言葉にも敏感になりがちです。今回の相談員とは合わなかったと思い、なるべく気持ちを切り替えるようにしましょう。
電話窓口はひとつではありません
「せっかく答えてくれているのに」などど考え、いつまでも相性の合わない相談員と話さなくても大丈夫ですよ。向こうが一生懸命話しているときに切りづらいかと思いますが「お客さんが来た」「子どもが起きた」と伝えることもできます。
窓口はひとつだけではありません。公的機関や民間で対応が違うかもしれませんし、相談員によって返ってくる回答もそれぞれです。1人の相談員で嫌な思いをしたからと諦めず、いくつかの窓口を利用してみましょう。
違う相談員と話していくうちに、安心して話せる人と出会い、自分が求めていた解決策にたどり着くのではないでしょうか。
ママを助けるための電話相談窓口ですので、気持ちがすっきりし、前向きになれるまで電話をしてもよいはずです。
地域の子育て支援センターに行けば相談員に直接会うことができるところもあるので、そのようなところでよい印象が持てた相談員と話してみてもいいかもしれませんね。
相談窓口を利用してよかったこと
心配なことを相談できて安心した
小さな心配ごとから大きな心配ごとまで、経験豊富な相談員に話を聞いてもらったり、アドバイスをもらったりして安心したママは多いようです。
また、相性の合う相談員と話すことができると、気づいた時には次々と心配なことを話していて、電話を切る時にはすっきりしていたというママもいるようですよ。
「大袈裟かな」などと心配せず、気になったことはどんなに小さなことでも相談しましょう。子どもに関する心配ごとはどんな事でも、ママにとって深刻なはずです。
的確なアドバイスで楽になった
今はインターネットなどでたくさんの情報が溢れ、調べれば調べるほどどうしたらよいのか分からなくなってしまうこともあるのではないでしょうか。
相談員からなら、インターネットや育児書では載っていないような、生きたアドバイスがもらえ、すぐに実践できることもあるはずです。
的確なアドバイスがもらえたことで気持ちが楽になったのはもちろん、子どもやママのタイプにあった様々なアドバイスがもらえ、みんなと同じようにしなくてもよいと思えるようになり、気持ちが楽になったママもいるのですよ。
話を聞いてもらうだけで心が軽くなった
自分の気持ちや悩みを心ゆくまで話すことができ、寄り添ってもらえたと感じるとポジティブな気持ちになれるのではないでしょうか。
また、子育てに悩んでいるママの中には、アドバイスをもらうより誰かに話しを聞いて欲しいと思っているママもいるかもしれません。
自分の中で消化できないような気持ちや悩みが生まれたときには、相談窓口を利用して話を聞いてもらうのも1つの方法です。
思いのままに話しているうちに、混乱していた頭や気持ちが整理されてくることもあるはずですよ。
まとめ
ついついイライラしてしまったり、落ち込んだりすることもあるでしょう。誰かに悩みを聞いて欲しいとき、子育てに行き詰まってしまったときに無料で相談できる窓口はたくさんあります。
ママは赤ちゃんや子どもと1対1で接する時間が長くなりがちです。1人で悩みを抱え込まず、ぜひ相談窓口を利用してくださいね。