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子どもと引っ越しするベストな時期は?子どもへの影響とフォロー

子どもと引っ越しするベストな時期は?子どもへの影響とフォロー

小さな子どものいる家庭でも、両親の仕事や家族の事情などのさまざまな理由で引っ越しをすることがあるでしょう。子どもとの引っ越しでベストな時期はいつなのか、また引っ越すときに両親が気をつけておきたいことや、子どものフォローの仕方なども、今のうちからしっかりと考えてみましょう。

子どもと引っ越し、ベストタイミングは?

入園や卒園に合わせるのがベスト

就園・就学前の子どもがいる場合、引っ越すタイミングとしてベストなのは、入園・卒園に合わせた新年度の4月だといえるでしょう。

入園前であれば、まだ環境の変化にも馴染みやすいですし、通園している場合でも就学する前なら、周りの子どもたちとも一緒に卒園を迎えられます。

また、保育園の空きが多くなるのも新年度を迎える4月なので、今住んでいる地域で子どもが保育園に入ることができなかったという場合にも、新しい地域では保育園に入園することができるかもしれません。

転勤などでは引っ越す時期を選べないこともありますが、もしタイミングを自分たちで決められるときには、できるだけ新年度を迎える4月を選ぶのがおすすめです。

新たな環境へ馴染みやすい2~3歳

もし引っ越す時期を自分たちで選べるのであれば、子どもがまだ就園していない2〜3歳くらいの年齢にタイミングを合わせるとよいでしょう。このころであれば、友だち付き合いもまだそんなには始まっていませんから、新たな環境に馴染みやすい時期かもしれません。

また、これくらいの年齢になればある程度の意思の疎通もできますし、子どもが自分自身でできることも増えてくるでしょう。引っ越しの準備をするときにも、誰かがずっとつきっきりでいる必要もないですよね。

子どものおもちゃも、成長するにつれてどんどん増えていきますから、おもちゃが少ないうちに引っ越しをする方がパパもママも荷造りの負担が少なくて済むようです。

逆に引っ越しを避けた方がよい時期

逆に引っ越しを避けた方がよいのは、2歳以下の子どもがいる場合と、保育園・幼稚園の入園直後です。子どもも2歳を過ぎるまでは、まだまだ手のかかる時期ですし、ママ自身も寝不足などで引っ越し準備が大変になってしまうでしょう。

また入園した直後は、子どもがママと離れて集団生活を送ることにやっと慣れてきたころでもありますから、また新たに環境が変わるとなると、子どもの精神的な負担が大きくなることも考えられます。

さらに幼稚園・保育園を転園する際には、制服や学用品をそのまま使えることも多いですが、一人だけ違う物を使うのは子どもも嫌がる可能性があります。どうしても引っ越さなければならないときを除いては、その時期を避けるようにしましょうね。

引っ越しが与える子どもへの影響

引っ越しをすることで変わる四つの環境

引っ越しをすることで何が変わるのか、子どもの目線でも考えてみましょう。

【周囲の環境】
行き慣れている公園やよく買い物に行くお店、また通園している保育園・幼稚園も変わります。

【人間関係】
通園している場合には、園のお友だちともお別れすることになりますし、近所の子どもたちとも遊べなくなりますね。

【生活スタイル】
通園する園によっては、起床時間が変わることもあるでしょう。またママが新しく仕事をする場合には、保育時間が長くなったり、短くなったりすることも考えられます。

【家庭の雰囲気】
引っ越しの前後では、両親も手続きや準備でバタバタしますから、いつもの落ち着いた家庭の雰囲気とは違っているように感じるでしょう。

引っ越しって何?戸惑う子どものストレス

引っ越すことで、子どもはこのようなことに戸惑うかもしれません。

【今住んでいる家を自分の家だと思っている場合】
自分の家は、生まれたときから住んでいる今の家だけだと思っていて、新しい家に住むことが理解できない。

【引っ越しても前の家に帰りたがる場合】
引っ越してしばらく経ってからも「前のおうちに帰りたい」などと言い出して、前の家にはもう帰れないことを伝えると、ショックを受けてしまうときもある。

【友だちとの別れの意味を分かっていない場合】
普段友だちと遊んだときに言う「バイバイ」と、お別れの違いを理解できずに、またお友だちとも遊べると思っている。

特にまだ3〜4歳くらいでは、引っ越しの意味が分からないことが多いようですね。

影響がストレスサインとして現れることも

引っ越しをしたことで子どもに過度なストレスがかかってしまい、無意識のうちにストレスサインとして現れてくることがあります。早期に気づいてあげることで、症状の悪化を防げますので、日頃からパパもママもしっかりと子どもの様子を観察しておくことが大切です。

【子どもに現れやすいストレスサイン】
・呼んでも返事をしない
・爪を噛む癖
・夜驚症(やきょうしょう)
・長引く原因不明の咳
・頻尿やおねしょ
・一時的な視力の低下
・歯ぎしり
・蕁麻疹
・怒りっぽい
・登園したがらない
・落ち着きがなくなる

もし、子どもの様子が普段と違うように感じたときには、叱ることはせずに、まずは子どもの心のケアを優先させるようにしましょうね。
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