子どもが歌を好きになる教え方のコツは?興味を持たせる工夫と注意点
子どもに歌を教えるときの注意点とは
子どもにあった音域と曲調の歌を選ぼう
子どもが特に出しやすい音は「ミファソラ」だといわれています。この音域が中心になっている歌は「歌いやすい」と感じられるでしょう。
また、スローで単調な歌よりもアップテンポな歌の方が、飽きが少なくリズムを取りやすい点から、小さな子どもの印象に残りやすいようです。4~5歳頃になると発達・上達してきて、徐々に落ち着いた曲調の歌も歌えるようになってきますよ。
ほかにも、童謡のように「同じフレーズを繰り返す歌」「身近なモチーフが登場する歌」も子どもにわかりやすいといえるでしょう。
音感なしタイプは聞こえに問題がないか確認
一つは「正しく歌っているつもりが、音程・リズムなどがずれている」タイプ。特に子どもは、喉や声帯、お腹から声を出すための腹筋が未発達で、これらが上手に使えていません。音程やリズムを指導したり、筋力がついたりすると改善される可能性が高いでしょう。
もう一つは、音を正しく聞き取れない「音感なし」タイプです。耳の機能も未発達なので、成長とともに音感も自然に矯正されることも多いですが、音を聞き分ける耳を鍛えるために「音楽を聞く時間を増やす」など環境を整えると、向上が期待できます。
もし「一定の方向から話しかけたときに反応が薄い」など、聞こえに不安があるようならば専門医に相談すると安心ですね。
子どもに歌が下手といわないようにしよう
前述のとおり、子どもは、喉や声帯、腹筋、耳の機能のすべてが未発達な段階。上手に歌が歌えないのも当然なことです。「下手だね」と本人にいったり上手に歌えないことを茶化したりしないよう、十分に気を付けましょう。子どもの心は繊細で、傷ついて歌うこと自体がコンプレックスになってしまうこともありますよ。
歌に限らず、楽しくリラックスできる雰囲気の中でこそ才能は伸びるもの。歌の上手・下手にこだわらず、とにかく楽しくのびのびと歌える環境を作ってあげましょう。
まとめ
ママやパパ自身が歌や音楽に自信がなかったり、専門的な知識を持ったりしていなくても、まったく問題ありませんよ。子どもと歌ったり踊ったりして、家族みんなで楽しむことが何より大切です。
さっそく「おうち発表会」の計画を立ててみてはいかがでしょうか。