ベビーシッター利用時のトラブル。その対処方法や注意すべきポイント
ベビーシッターを利用してみたいけれど、悪い話ばかり耳に入ってきて不安に思ってしまうママはいると思います。実際過去にどんなトラブルがあり、どのように解決されたのかを事前に知っておけば、あらかじめ対策をねることも可能です。そこで今回はベビーシッターとの代表的なトラブル、その対処方法とポイントについてお話します。
ベビーシッターとの過去のトラブル事例
お金や物が無くなったり壊された
ベビーシッターが自宅に来るということは、家族ではない第三者が自分の留守中に自宅にいるということになります。家の中にあるものを勝手に触られたり、見られたりする不安はどうしても付きまといます。
物を盗まれたり、壊されたりということは可能性として事前に覚悟しておいた方がよいトラブルです。信頼できる人を見つけるのが一番ですが、個人で毎回お願いしている人でない限り、会社を通して毎回同じ担当者についてもらうのは難しいでしょう。
子どもに傷跡が残っていた
ベビーシッターに預けた後に子どもがケガをしているのを見つけた場合、以下の三つの理由が実例から考えられます。
・子どもに虐待をした
・目を離したすきに子どもがケガをした
・子どもが言うことを聞かないことを理由に体罰をした
虐待や体罰はベビーシッターの人間性が一番の原因なので、できれば周りからの評価も参考にしたいものですね。可能な限り、ベビーシッターの身元や資格は事前に確認してからお願いするようにしましょう。
シッターの居眠りで子どもが事故
事故の実例としては
・ベビーベッドから身を乗り出し、頭から床に落ちて頭を打った
・階段から転げ落ちた
・棚につかまり立ちをしたはずみに、子どもの頭の上に物が落ちてきてケガをした
などがあげられます。どの事故も、ベビーシッターがきちんと見守っていれば起きるはずのない事故です。
盗難ならまだ被害は「物品」で済みますが、子どもへのケガは重大な後遺症を残すことにもなりかねず、できる限りの事前対策はねっておきたいものです。
ベビーシッターとのトラブル時の対処方法
ベビーシッター会社に状況を報告する
会社の場合、大抵はベビーシッター用の損害賠償保険に入っているはずなので、物を誤って壊してしまったなどの「事故」の場合、そこから依頼者の損害にかかる費用がカバーされます。ただ、ベビーシッター会社によって加入している保険の種類が異なるので、補償金額もケースバイケースになるので要注意です。
盗難や子どもへの虐待および体罰などの場合も、そのような人を雇って派遣していたという責任が会社にはあるので、報告は重要です。
状況次第では警察や弁護士を依頼する
もしトラブルに巻き込まれ、ベビーシッター本人、及びベビーシッターを仲介した会社と話し合ってもなかなか解決されない場合や、話し合いの状況によっては、警察や弁護士の介入を検討することも考えましょう。スムーズに解決するために、ときには第三者の力も必要です。自分の力だけで解決しようと無理せず、周りを頼りましょう。
他の被害者を作らないためにも、ベビーシッターの故意によるトラブルには片目をつぶらず、きちんと対処していくことが大切です。
監視カメラなどがあれば利用する
もし、お願いした会社にwebカメラの手配がなくとも、カメラは店で気軽に購入でき、簡単に取り付けることが可能です。その際、事前にベビーシッターにカメラの存在を伝えるかどうか悩むママさんもいることでしょう。
カメラの存在を事前に知らせることにより、悪意による事故の「抑止力」になります。もしも伝えずに当日事故の映像を撮っていた場合、トラブルの証拠にはなりますが、未然に防ぐことはできません。
利用する前に注意しておきたいこと
入ってほしくない部屋は事前に伝える
もしくは開けてほしくないドアに「入らないでください」と張り紙をするか、それに抵抗がある場合は、ドアに飾りをつけて「この飾りがついているドアは開けないようにお願いします。」と伝えてもよいでしょう。
大切な子どもに関わるベビーシッターとはできるだけ気持ちよく接したいゆえに、何か注意することに最初は抵抗を感じるかもしれません。しかし、誤解やあいまいな認識でトラブルを招くよりも、事前にはっきりと取り決めをした方がお互いのためになります。