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年子で出産するメリットとは?上の子との関わり方や準備しておくこと

年子で出産するメリットとは?上の子との関わり方や準備しておくこと

少子化が進んでいる中、年子で出産するママもいます。年子の出産は大変だという声もあるように、上の子と下の子の年齢が近いことなど、年子ならではのメリットやデメリットがありますよね。上の子との関わり方や準備しておくことなどを知って、年子の出産を楽しみに迎えましょう。

年子の出産や育児のメリットとデメリット

上の子の赤ちゃん返りが少ない

下の子を妊娠・出産するときに、上の子の赤ちゃん返りが心配なママは多いですよね。それまで上の子だけに向けられていたママの愛情が下の子にも向くことで、寂しさを感じたり環境の変化を受け入れることができなかったりするからです。

赤ちゃん返りは、物事が理解できるようになる2歳くらいから表れることが多いようです。しかし、年子の場合は、2人目出産のときに上の子はまだ1歳数カ月くらいですよね。成長の早さは個人によって違いますが、まだまだ赤ちゃんような時期に下の子が生まれるのですから、赤ちゃん返りをすることも少なくて済むでしょう。

年子の育児が始まって、下の子のお世話中に上の子がぐずっても、赤ちゃんが2人いると思うとママのイライラが軽減されるかもしれませんよ。

年齢が近いので兄弟姉妹で遊べる

年子のように年齢が近いと、興味があることが同じだったり遊び方が似ていたりします。ですので、兄弟姉妹で遊べるでしょう。

年が離れた兄弟姉妹でも一緒に遊ぶことはあります。しかし、できることに差がある、やりたい遊びが違うなどのときも多く、どちらかが諦めて合わせることになりますね。中には、喧嘩に発展する場合もあり、ママの心配ごとが増えてしまうかもしれません。

年子だと性格の違いはあっても、同じおもちゃに興味を持ちやすく下の子が上の子の真似をするので、何かと兄弟姉妹で関わるようになります。成長とともに2人で遊ぶようになれば、ママの負担も軽くなります。また、生活リズムがほぼ同じなのもメリットです。食事や寝かしつけが一度で済むとママは助かりますね。

帝王切開の場合はリスクになりやすい

年子は育てやすいなど、育児面でメリットがありますが、妊娠・出産ではリスクになりやすいともいわれています。ママの体や子宮の回復を考えて、上の子の妊娠・出産から十分な期間を空けることが大切ですよ。

本来ならば自然分娩の場合、出産から次の妊娠までは最低半年間空けることが理想のようです。出産後、子宮の回復や骨盤の位置が戻るのに必要な期間です。

しかし、帝王切開の場合は最低1年間は妊娠を避けましょう。帝王切開では子宮を切開します。1年以内に妊娠すると、子宮を切開した際の傷が完全に治りきらないまま、再び子宮が大きくなっていくためママの負担が大きいです。まれに子宮破裂を起こす可能性があるなど、上の子を帝王切開で出産した場合はリスクになりやすいですよ。

上の子のお世話や関わり方に変化はある?

制限がなければ抱っこしても問題ない

妊娠すると、今まで普通にしていたことにも気を使いますよね。重いものを持つことを控える方もいますが、年子で妊娠した場合、上の子はまだママとのスキンシップが大切な時期です。上の子の抱っこは妊娠に影響があるのでしょうか。

年子を妊娠した際、上の子はまだ1歳数カ月ですよね。ママと触れ合いたかったり密着して安心したかったりするので、抱っこを要求することも多いでしょう。主治医から制限がなければ、上の子を抱っこしても問題はありませんよ。しかし、長時間の抱っこはママの負担になるので気をつけましょう。

また、産後に上の子をたくさん抱っこすることで、下の子への気遣いができるようになったという話もあります。上の子の気持ちが満たされることが年子育児を成功させるコツですね。

卒乳や断乳を指示される場合も

赤ちゃんの授乳期間中に妊娠が判明した場合、卒乳や断乳をしなければならないと思っているママは多いのではないでしょうか。年子の場合は、上の子がまだ完全母乳だったり離乳食だけでは栄養が十分でなかったりすることもあります。母乳育児を頑張りたいと思うママはどうすればよいのか困りますね。

妊娠中の授乳は、医師によっても意見が分かれます。授乳を続けて大丈夫という医師もいれば、授乳をやめるように指示をする医師もいます。授乳すると分泌されるオキシトシンというホルモンは、子宮の収縮を促します。このホルモンの影響でお腹が張る、痛みを感じるなど、流産や早産を引き起こす原因にもなるからです。

授乳中のママは、妊婦健診をしっかり受けて医師や助産師の指示に従いましょう。

ママはウイルスなどの感染に気をつけよう

日ごろからウイルスや感染症に気をつけているママは多いですよね。妊娠中は、さらにウイルスや感染症への対策を取ってママの体や胎児への影響をなくしましょう。

特に気をつけたい感染症はトキソプラズマ、梅毒やB型肝炎、風疹、サイトメガロウイルス、単純ヘルペスなどです。これらの感染症は英語で表したときの頭文字をとり「TORCH(トーチ)症候群」と呼ばれています。ママがTORCH症候群に感染すると、お腹の赤ちゃんへの影響が心配なのでママに抗体があるかどうかを調べる検査をします。

中には、聞き慣れない感染症もありますね。例えば、サイトメガロウイルスは人の唾液や尿に多く含まれます。食器の使い回しや上の子の食べ残しを食べること控えて、手洗いを忘れずにしましょう。

しっかりと準備を整えて出産を迎えよう

出産前後に上の子を誰に任せるか決めておく

出産後、ママは1週間ほど入院します。あらかじめ、誰に上の子を任せるかを決めておきましょう。例えば、里帰り出産を予定しているママは、出産前後、実家で上の子のお世話をしてもらうことができます。ママの両親だと気兼ねなくお願いできそうですよね。

しかし、上の子の気持ちを考えてみましょう。ママは、祖父母になら任せても大丈夫と思っていても、子どもはいざとなるとママが恋しくなったり寂しくなったりして心が不安定になるかもしれません。慣れない場所でママと離れて過ごすことがストレスになるときもあります。

祖父母には、上の子が好きな遊びや生活リズムなど、普段の様子を伝えましょう。出産前から祖父母に慣れておくために、テレビ電話でコミュニケーションを取るのもよいですよ。
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