子どもにゲームはさせていい?ゲームの影響を知りルールを決めよう
私たち親が子どもだった頃と違い、今のゲームは3D画像でとても美しく、ゲームの内容もさまざま、子どもが楽しめるものが沢山あります。子どもたちはあっという間にゲームに夢中になってしまいますが、ゲームは子どもにどのような影響を与え、ゲームとうまく付き合うためにはどのようなルールを作ればいいのでしょうか。
目次
- ゲームが子どもに与える影響とは?
- ゲームに触れる子どもの低年齢化
- 長時間のプレイは発達に影響することも
- 悪影響だけではないので安心して
- 子どももママもストレスのないルール作りを
- 厳しすぎるルールはストレスの元に
- 押し付けずに子どもとじっくり話し合って
- 課金や知らない人とのやり取りを防ぐには
- ゲームのシステムを把握しておこう
- 止めやすいタイミングを知っておく
- パパママも一緒にプレイし理解を深める
- ルールのペナルティーみんなはどうしてる?
- ルールをしっかり守れたとき
- ルールを守れなかったとき
- ゲームアプリの注意点と人気アプリをご紹介
- 暴力的な内容のゲームは避けよう
- 教育系ゲームの効果は本当にある?
- 子供向けの人気アプリをピックアップ
- まとめ
ゲームが子どもに与える影響とは?
ゲームに触れる子どもの低年齢化
パズルなどの遊びや、言葉の勉強ができる教育アプリを使って、ゲーム感覚で楽しく子どもに学ばせるママも増えてきています。今は、子どもの周りにこういうゲームや電子機器が当たり前のように存在し、利用されているのです。
年上の兄弟姉妹がいると、お兄ちゃんやお姉ちゃんがゲームしているのを横から見て、自分も遊びたいとおねだりし、上の子よりも早くからゲームを始める子もいるでしょう。こうしてどんどんゲームやスマホなどの電子機器に、小さなころから触る機会が増えています。
長時間のプレイは発達に影響することも
またゲームをしている時は、脳の前頭前野の活動が低下し、「ゲーム脳」という症状を起こすという研究結果も発表されています。前頭前野は、人を人たらしめ、思考や創造性を担う脳の最高中枢といわれていて、この部分に損傷を受けると、計画が立てられなくなったり、物を作り出す能力が低くなるそうです。
これらはゲームに対して否定的な考えの人たちに支持され、世に知られていますが、ゲームをしている人がすべてこのような障害を受けているわけではないのも事実です。
悪影響だけではないので安心して
子ども同士の会話でもゲームの話題は多く、ゲームを知らないと話に入れない場合もあります。昔、漫画の貸し借りをしたように、今は子どもでゲームの貸し借りをしたり、仲間のコミュニケーションの一つにもなっています。
ゲームは悪いと言い切ってしまうほど悪影響ばかりではないのです。必要なのは、うまくゲームと付き合うことなのです。
子どももママもストレスのないルール作りを
厳しすぎるルールはストレスの元に
ゲームを始める前にその日やるべきことはすませてしまう、食事の時間、睡眠の時間はきちんと守る、1日何時間ならゲームしていいのか、ルールを守れないときにはどう対処するのかなどを、親子で話し合います。
ここで注意するのが、厳し過ぎるルールを作らないということです。例えば、ゲームの時間が短すぎると、まったくゲームを楽しむことができず、不満ばかりつのります。そうすると、もしかしたら子どもは、親から隠れてゲームをするようになるかもしれません。親も、子どもを叱ってばかりになってしまいます。
押し付けずに子どもとじっくり話し合って
ゲームが、子どもの1日の息抜きになったり、楽しくて気分がよくなるのなら、それは子どもに必要なことです。ママも好きなドラマや番組を、毎週楽しみにしていたりしますよね。それと同じだと思えば、ゲームをしたがる子どもの気持ちも理解しやすいと思います。
子どもを楽しませてあげたいという気持ちを前提にして、でも、その前にこれだけは守ってもらわなくてはいけない条件をママは出しましょう。あれもこれもと、子どもに押し付けすぎては、折角の子どもの気分転換の一つが潰されてしまうのです。
課金や知らない人とのやり取りを防ぐには
それでも心配な場合は、スマホでアプリ内課金の無効設定をすると課金できなくなります。スマホの設定画面から選択することができますので、念のためにこの設定をすると安心です。
インターネットゲームでは、知らない人も一緒の画面上でゲームをしていることを教えてあげましょう。もしかしたら怖い人かもしれないから、ゲーム以上に関わらないようにと約束します。
ゲームのシステムを把握しておこう
止めやすいタイミングを知っておく
ゲームによっては、単発で対戦する内容のものもあれば、毎日こつこつ続けて進めていく内容のものもあるのです。この「こつこつ型」のゲームでは、今日進めた部分まで保存すれば、明日は、その続きから始めることができるのです。でも保存しないと、またいちからやり直しです。
なので保存作業が必要になります。でも、この保存作業はいつでもできるわけではなく、ある一定の場面まで進めなくては、保存ができないシステムなのです。子どもはこの保存作業がしたくて、保存ができる場面まですすめたくて、ゲームを続けてしまうのです。
こういうゲームの内容を知り、子どもがゲームを止めやすいタイミングをママが知っていると、ゲームを止めさせやすくなります。「10分前には保存作業のために声をかけてあげよう」とか「1日1時間なら保存作業も含めてゲーム時間は丁度いいかな」などが分かります。