幼児期のストレスの症状。子どものストレスとの向き合い方
ママ自身のストレスと解消方法にも注意して
ストレスを子どもにぶつけないで
子どもにとってママは、ストレスを感じたときに逃げ込む避難所です。安全地帯であるママがストレスを与えてしまったら、子どもは逃げ場がなくなり、心を壊しやすくなります。
日々子育てや家事に追われるママは、ストレスを感じることも多いでしょう。パパやママ友との関係に悩むこともあるかもしれません。そんなとき、子どもがわがままを言ったり、思うように物事が進まなかったりすると、いつもよりきつく子どもを叱りつけていませんか?
これでは子どもにつらく当たってしまった罪悪感から、ますますママのストレスが溜まってしまうばかりか、子どもにまでストレスを与えてしまいます。
イライラしているときこそ意識して、子どもに優しく接することができるとよいですね。
ママの気持ちは子どもに伝染しやすい
ですからママが不安を抱えていると、子どもも不安を感じやすく、元気がなくなることも珍しくありません。子どもの元気がないなと感じたら、まず自分の心の状態を振り返ってみてくださいね。
「子どもが笑っていると幸せな気持ちになる」「子どもが泣いている姿を見て胸が張り裂けそうになった」という経験をしたことがあるママも多いでしょう。子どももママに同じ思いを抱いているかもしれません。
ママと子どもは合わせ鏡のようなものです。子どもが笑顔で幸せに過ごすためにも、ママ自身が自分の心と向き合い、笑顔で過ごせるよう心がけてくださいね。
自分の気持ちを受け止めて上手に発散しよう
「パパに言われたあの一言で傷ついた」「イライラしやすいのは生理前だからだな」と客観的に分析ができると、気持ちも落ち着きやすくなります。
また子どもは親の機嫌が悪いと、自分が原因かもしれないと考え不安になりがちです。「ママ元気がないけれど、あなたのせいじゃないからね」と、子どもにはきちんと言葉で伝えましょう。
ママは自分のことを後回しにしがちですが、ストレスを放置すると睡眠障害や育児ノイローゼに陥ることもあり危険です。ママの元気がないと家中が暗くなってしまいますから、家族のためにも、一時保育などを利用して一人時間を作るなど、ストレスを上手に発散してくださいね。
まとめ
子どもがストレスを溜めているなと感じても、決して「私のせい?」などど、自分を責めるようなことはしないでくださいね。自分がママを苦しめていると知ると、ますますストレスを感じてしまうかもしれません。
親だけで解決が難しいときは、ためらわずに医師やカウンセラーを頼りましょう。