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4歳の子どもはどんな遊びができる?遊び方が幼いと悩む前に知ること

4歳の子どもはどんな遊びができる?遊び方が幼いと悩む前に知ること

4歳になるとコミュニケーション能力や運動能力が発達し、子どもの力だけでできることが一段と増えてきます。一方で性格の違いや発達の個人差がでてくる頃でもあります。我が子の遊ぶ姿をほかの子どもと比較してしまうママも多いようです。発達に悩む前に、4歳とはどのような時期なのか理解を深めていきましょう。

4歳児はどんな遊びができるようになる?

運動能力が発達して外遊びが盛んになる

4歳になると、身長は生まれたときの約2倍、体重は約5倍にまで成長しています。体に対して頭が大きかった3歳頃までと比べると、全体のバランスがよくなり、転んだりよろけたりすることも少なくなってくるでしょう。

体を自分の思いどおりにコントロールする力が発達し、公園にあるほとんどの遊具で上手に遊ぶことができます。遊びのバリエーションが増えることで、外遊びが盛んになっていく時期です。

また、縄跳びやボール、キックボードやペダルなし二輪車など、道具を使った遊びができるようになると、友だち同士で貸し借りしたり、教え合ったりしながら一緒に遊ぶことが増えるでしょう。遊ぶことは運動能力の向上だけでなく、社会性を身につける大切な機会でもあるのです。

手先が器用になってお絵かきなどができる

3歳くらいまでは、お絵かきしても何を描いているのかわからない、という子どもも多いですよね。しかし4歳になると、色や形をしっかりと意識しながら描くことができるようになってきます。

手先が器用になるため、きれいな曲線を描いたり、細かな色塗りができたりと、作品を仕上げることが自分でも楽しくなってくるでしょう。うまく描けたことに満足し、それを先生やママに褒められて満足し、「やればできるんだ」という自己肯定感が育まれます。

お絵かきやねんどや折り紙など、手先を使った遊びは脳にもよい刺激を与えるといいます。4歳頃ならハサミやセロテープも上手に使うことができるので、廃材で自由に制作するのもおすすめですよ。

記憶力が発達して連想ゲームなども楽しめる

3歳児の会話は、伝えたいことを言葉が思い浮かんだ順に話していることが多いですね。何を言おうとしているのかわからない…ということもよくあるでしょう。

4歳になると、会話に時系列がみられ、順を追って話すことができるようになってきます。これは子どもの記憶力が発達したからといえます。記憶力と語彙力がついてくると「しりとり」や「はんたいことば」などの簡単な連想ゲームが楽しめます。

道具が何もなくても、いつでもどこでも楽しむことができるというメリットがありながら、子どもの知育にとってもよい影響のある遊びです。パパやママ、おじいちゃんおばあちゃんなど、家族みんなで連想ゲームをすると、より効果的でしょう。

遊び方が幼い?発達が遅いと不安になる前に

4歳児の成長は個人差がつきもの

4歳といえば、幼稚園や保育園など集団生活を始めている子どもも多い年齢です。同年代の子どもの中に、「勉強ができる」「走るのが速い」「ルールが守れる」など、「我が子より優れている…」と感じる子どももいるかもしれません。

我が子かわいさのあまり、つい周りと比較してしまうというのは誰にでもあることです。しかし幼児期の成長には個人差がつきものです。特に4歳児は運動能力、言葉の発達などの個人差や性格の違いが顕著に表れる時期。

遊び方や言葉遣いが幼いと感じることがあっても、それはその子の大切な「個性」であると認識するとよいですよ。なにごとも早ければよいというものではありません。それぞれの子どもに合ったスピードで成長を促すことが大切です。

これができなければ駄目ということはない

先ほど紹介したような「4歳児の遊び」は、あくまでも一般的なもの。できていないからといって特に問題があるというわけではないので安心してくださいね。例えば「お絵かきは苦手だけれど走るのは速い」など、個々に得意不得意があって当然です。

基準はあくまでも基準でしかないので、参考程度に考えておくとよいですよ。「これができなければ駄目なんだ…」と、子どもに過度なプレッシャーをかけることは避けたいものです。

苦手なことでも子ども自身が「できるようになりたい」と挑戦する姿勢をみせたら、そのときは全力で応援してくださいね。また、一度できるようになってもまたできなくなるなど、行ったり来たりしながら成長するのが幼児期の特徴であることも覚えておきたいですね。

子どもの個性と考えることも大切

「我が子には幸せになってほしい」「できることならなんでも上手にできるようになってほしい」と願うのは親心ですよね。しかし現実はそううまくいかないので、子育てに一生懸命なママほど、子どもが思いどおりに成長していかないことにストレスを感じやすいものです。

お友だちと遊ばずにひとりでおままごとをしていることが多い子どもなら「想像力豊かな子どもだな」と発想の転換をしてみることも大切ですよ。同じことを繰り返して遊ぶ子どもなら「集中力がある!」など、ポジティブに子どもの個性と考えてみてください。

「できていない」ことを考えるよりも、「できる」ことに注目したほうが子どもの長所が見えてきますよ。ママが子どもの個性を理解して伸ばしていくのはとても大切なことです。

ママとパパが子どもの遊びを手助けしよう

ごっこ遊びを一緒に楽しむ

幼児期の子どもはパパやママに認められたいという欲求を持っています。一緒に遊ぶことで親子の信頼関係がうまれ、子どもは承認欲求を満たし、情緒が安定するでしょう。

親子が一緒に「楽しい」「おもしろい」という感情を共有することが大切なので、基本的にはどんな遊びであっても大丈夫。なかでもおすすめは「ごっこ遊び」です。少し背伸びしてみたい4歳児なら、パパやママのやることをマネしたがるので、一緒に遊んでお手本を見せてあげるとよいですよ。

ごっこ遊びをする中で、子どもの観察力や表現力に驚くこともあるでしょう。「これだけ見られているなら普段からちゃんとしなくては…」と気が引き締まるかもしれませんね。ごっこ遊びが得意になれば、お友だちと遊ぶきっかけにもなるでしょう。
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