水回りにくる小さい蟻はどこから?原因と子育て中でもできる対策
台所の水回りで小さな蟻を見つけたことはありませんか。蟻は家の小さな隙間も狙って侵入してきます。見つけるたびに退治するのもキリがないですし、小さな子どもがいると害を与えないか心配ですよね。そこで今回は、蟻が侵入してくる原因や対策などをご紹介します。
小さい蟻が水回りに現れる原因と危険性
食べ物や水分を求めて水回りに集まってくる
多くのママは、お菓子やジュースといった甘いものをしっかりと片づけておけば、蟻がくることはないだろうと思っているかもしれませんね。ただ残念ながら、家の周りでよく餌を運んでいるのを目にする蟻は雑食性です。蟻の種類によって好みがあるようですが、甘いものはもちろん、肉や魚などにも集まってきます。
特に、春と夏は女王蟻がたくさん卵を産む時期ですので、多くのたんぱく質を求めて台所の水回りに集まりやすいようです。
噛んだり刺したりすることもあるため注意
蟻が人を噛んだり刺したりするのは、餌を巣に持ち帰るために食品や昆虫の死骸を小さく噛みちぎる性質があることや、危険から身を守るためだともいわれています。
ただ、噛まれるだけならまだよいのですが、痛みを感じたり腫れたりすることがあるので厄介です。また、後ほどご紹介しますが、蟻の中には毒を持つものも存在します。
蟻の侵入を阻止したり集まってこない環境にしたりすることも大切ですが、少しでも被害に遭わないために、子どもの食べこぼしたものが落ちていそうな場所に寝転んだり、座ったりしないようにしましょう。
蟻の種類によっては毒を持つものもいる
毒を持つ蟻は「オオハリアリ」「アミメアリ」「アカカミアリ」「ヒアリ」と外来種を含めて何種類かいるのですが、特にヒアリは毒性が強く、刺されると激しい痛みを感じます。人によっては刺されてから20~30分以内にじんましんや全身のかゆみ、呼吸困難、血圧低下、意識障害などの症状が現れる場合があり危険です。
また、ヒアリに関しては環境省でも注意喚起しており、特徴や刺されたときの対処法などがホームページへ掲載されていますのでチェックしてみてくださいね。
水回りにくる小さい蟻の侵入経路は
サッシの隙間や壁の穴から侵入してくる
隙間対策用のテープは100均でも販売されていますよ。レールを掃除してから隙間対策用のテープを貼ってくださいね。また、窓の外側についている網戸は長年使っていると隙間ができやすいです。ここも蟻が侵入してこないように対策をしましょう。
ほかにも、壁の穴も油断できません。壁と床にできた隙間や、エアコン本体と室外機をつなぐ配管の間にできた隙間などはないかチェックしてみてください。隙間があればパテでしっかりと埋めると安心です。
植木鉢に巣を作ってしまうことがある
家のベランダや庭などに植木鉢を置いていると、蟻に巣を作られている可能性があります。日差しが強すぎる、風が強いなどで植木鉢を室内に入れることもあるかもしれません。そうやって気づかないうちに蟻の巣ごと家に持ち込んでしまうこともありますよ。
また、蟻は壁や天井も歩くことができるので、マンションの2階でも油断はできません。ベランダに置いた植木鉢を室内に入れる場合は、鉢植えの裏や土の表面を確認してからにしましょう。
食べ物を見つけると家の中に巣を作ることも
ただ、食べ物を見つけた場所から巣までの距離が遠い場合は、家の中に巣を作ることも珍しくありません。フローリングと壁のちょっとした隙間や壁紙の裏など、土がないところでも巣を作って大繁殖することもあります。
「蟻が増えたような気がする」というときには仲間を集めて巣を作っているのかもしれません。家の中に巣を作られると駆除するのが大変になるので、早めに侵入経路を見つけて対策しましょう。