いびきは睡眠の質をおとす?子育てママの疲れをとるための睡眠方法
「寝ても疲れがとれない」「まとまった睡眠時間を確保できない」など、睡眠に関する悩みを持つ子育てママは多いですね。仕事や家事などに追われてママ自身の睡眠時間が削られたり、実はいびきによって睡眠の質が低下していたりなど問題は様々です。ママの疲れがとれるように睡眠の質を高める方法を調べてみました。
なぜ子育てママは睡眠不足を感じているの?
家事、育児、仕事で時間に追われている
ママの2人に1人が睡眠不足を感じている、というのが子育てママの実情なのです。特に、未就学児のいるママの場合は睡眠不足を感じる傾向が高いです。
子どもが小さければ小さいほど、夜中の授乳やおむつ替え、夜泣き対応といったお世話が必要になり、必然的にママの睡眠時間は短くなります。かといって、日中仕事をしていれば仮眠をとるということも難しく、睡眠不足が解消されることがありません。
子どもが寝たあとに自分の時間がほしい
だからこそ、スムーズに寝かしつけができたら、ママは貴重な「自分の時間」を楽しみたくなるものです。録画しておいたドラマ観賞や、趣味の読書、ネットサーフィン…などやりたいことをやっていて、気が付けば日付が変わっていたなんていうことも。
子どもが寝たあと、自由に過ごせる時間にはあれもこれもとやりたくなりますが、この場合も結局はママ自身の睡眠時間を削ることになってしまって、結果的に睡眠不足で朝を迎えることになってしまうのです。
まとまった時間寝ることができない
また、子どもが成長して朝までぐっすり寝てくれるようになっても、ママは添い寝で寝かしつけた後に起きて残った家事や仕事をすることが多いため、やはり分断型の睡眠スタイルになってしまいます。
一般的に理想的な睡眠時間は7〜8時間程度とされます。トータルではこのくらい寝ているママもいるかもしれませんが、細切れ睡眠など睡眠の質が悪ければ睡眠不足は解消されないのです。
時間だけじゃない!意外と多い女性のいびき
小顔な女性はいびきをかきやすい
それは、もしかしたら「いびき」が原因かもしれません。いびきは就寝中に舌の付け根まわりの筋肉が下がって喉を狭めることで起こります。
いびきをかくと眠りが浅くなり熟睡できなくなるため、寝ているのに疲れがとれない、という状態になるのです。いびきは睡眠の質を低下させる原因の一つです。
特に、あごが小さく後退気味な小顔のママほど、眠ったときに舌の付け根部分が奥へ落ち込みやすいため、いびきをかきやすい傾向にあります。
いびきは病気のサインになることも
風邪や鼻炎による鼻詰まりなどの際にかくいびきは単純性です。一時的なもので、原因を解消すればいびきも治まります。
もう一方が、睡眠時無呼吸症候群などの病気のサインとしてのいびきです。睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に呼吸が停止、または低呼吸という状態が一晩(7時間)の睡眠中に30回以上くりかえされる病気です。
呼吸が止まるとその都度、脳が短時間覚醒します。そのため、眠りが浅くなり睡眠不足を感じるようになるのです。朝、起きたときの頭痛や日中の強い眠気、疲労感、記憶力や集中力の低下などの症状がある場合には、睡眠時無呼吸症候群である可能性があります。
日頃からできる対策でいびき解消を
いびきを改善するツボ押しもおすすめです。小鼻の両脇にある迎香(げいこう)というツボは、鼻の通りをよくするためいびき改善に効果的です。左右の両手の人差し指でそれぞれのツボを顔の中心に向かって20回ほど大きく深呼吸しながら押しましょう。
のどぼとけからおよそ指2本分外で、左右にそれぞれ脈拍を感じるところにある人迎(じんげい)というツボもいびきに効果があります。 親指と人差し指で軽く触れて左右に80回ほど揺すりましょう。
睡眠の質をあげて一日の疲れをとろう!
スマホやテレビの時間を減らしてみよう
私たち人間は太陽の光の刺激によって、目覚めと睡眠のサイクルを脳内で作り上げます。しかし、スマホやテレビからのブルーライトは太陽などの自然の光と比べて刺激が強いため、目覚めと睡眠のサイクルが乱れやすくなってしまうのです。
特に夜間、就寝前にスマホやテレビを見ることで、脳が過度に活性化されてしまって「眠たいけれど眠れない」「寝つきが悪い」という状態に陥り睡眠の質が低下します。
こうした状態を防ぐため、寝る前にスマホやテレビを見るのは控えるようにしましょう。