なぜ赤ちゃんは寝ぐずりするの?入眠しやすい環境と習慣を整えよう
初めての育児では、赤ちゃんが眠くなってくると機嫌が悪くなることに驚くママもいるかもしれませんね。お昼寝のときも夜も、毎回寝ぐずりがひどいとママは寝かしつけるのが大変になってしまいます。そこで、赤ちゃんが入眠しやすい環境や習慣をまとめましたので、参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんが寝ぐずりをする理由を知ろう
まずはここから「寝ぐずり」ってなんだろう
寝ぐずりの多くは、眠いのに眠れないときに不快感を感じて起こるようです。ママとしては、眠いなら寝ていいんだよと思うかもしれませんが、赤ちゃんは大人と違って眠ることさえもまだ上手にできないのです。
また、入眠のときだけでなく、起きた直後の半覚せい状態でも起こることがあります。お昼寝から目覚めたときなど、いきなり大声で泣き始めるのは寝ぐずりの一つなんですね。
赤ちゃんはどうして寝ぐずりをするのか
例えば、おなかが空いている、おむつが汚れて気持ち悪い、部屋が暑い、寒いなどの基本的な欲求が満たされていないことです。また、急に寝ぐずりが始まった場合には、具合が悪くなる前ぶれであったり、痛いもしくは痒いところがあったりするなど、体調面に問題があるかもしれません。
ママに抱っこされると泣き止む場合には、眠くなってきてママに甘えたくなり、ぐずっていることもあります。ほかにも、眠りたいのに眠れなくてイライラしているなど、赤ちゃんでも精神的な欲求不満が原因で泣いていることもあるので振り返ってみましょう。
赤ちゃんの寝ぐずりはいつまで続くの?
低月齢のうちから寝ぐずりをしている子でも、成長とともにぐずる理由は少しずつ変わってきます。視力が発達してくる生後3カ月頃は、日中の刺激や疲れが原因となっているかもしれません。また、5~6カ月になると歯が生え始める時期なので、痛みや痒みが不快でぐずることがあります。
また、ママへの愛着が強くなる8~9カ月以降は、ママと離れることが不安で泣いているのかもしれません。月齢に合わせて対応を考えたいですね。
寝ぐずり対策は寝るまでの環境づくりから
疲れて熟睡できるようにたくさん遊ぼう
まだハイハイができない月齢のうちは、ベビーカーで外を散歩したりたくさん話しかけたりすることで脳が刺激されるので、運動と似た効果があるでしょう。
自分で体を動かせるようになったら、お出かけする以外にも、家の中で体を動かせる遊びを取り入れるのがおすすめです。地域の児童センターなどを活用し、場所を変えて遊べば毎日飽きずに体を動かせるのでよいでしょう。
寝る前にテレビや刺激になることは控える
常に目が届くようにと、リビングにベビーベッドを置いている家庭もあるかもしれませんね。ですが、できれば夜はリビングの明かりが漏れないように部屋を分けるか、赤ちゃんが寝る時間になったらテレビを消すなどして、落ち着ける環境を整えましょう。
また、人の話し声やスピーカーの音でも赤ちゃんにとっては刺激となり、安心して眠れなくなってしまうかもしれません。しかし、上に兄弟がいる場合などは話し声をゼロにすることは難しいですよね。無音にする必要はありませんが、これまでよりも少し気をつけるだけでも違うので試してみるとよいでしょう。
決めた時間に寝て、生活リズムを整えよう
生活リズムを整えるには、まず起床時間と就寝時間が毎日一定になるようにしていきます。朝はあまり遅くならない時間にカーテンを開け、目覚める習慣を身につけましょう。また、お昼寝もできるだけ一定の時間にできるとよいですね。
そして、夜は部屋を暗くして、寝る時間が来たことを赤ちゃんが感じ取れる環境にします。もともと昼夜が逆転していた子などはすぐには慣れないと思いますが、根気よく続けるうちに生活リズムが整ってくるでしょう。
スムーズに入眠しやすい習慣をつけよう
同じ時間に同じことすることで入眠の習慣を
例えば、夕食を食べる、お風呂に入る、水分補給をする、絵本を読む、音楽を聴く、寝る、といった行動をできるだけ毎日同じ時間に行うようにします。これを続けるうちに、音楽を聴き終わったら眠くなってくるという体のリズムがついてくるでしょう。
家庭によって順番ややることは違うと思いますが、寝る前は気持ちが落ち着けることを選ぶとよいですね。赤ちゃんにとって毎日の習慣は、スムーズに入眠するために大切な時間となります。ママの負担にならない簡単なものを取り入れていきましょう。