息子のママっ子はいつまで続く?見守り方と年齢別対策アイデア
「ママ大好き!」と甘えてくる息子がママは可愛くて仕方がないですよね。ずっとママっ子でいて欲しいと思いつつ、ママにべったりな息子が心配になってしまうこともあるのでは。「ママっ子はいつまで続くの?」「どのように接したらよい?」など、ママの疑問に答えていきたいと思います。
ママっ子の特徴と困りごとあれこれ
ママっ子ってこんな子のこと
乳幼児期
・ママの姿が見えなくなると泣く
・ママ以外の抱っこや、お世話を嫌がる
・トイレにまでついてきて、一緒に入りたがる
・どこにでもついてきて家事を邪魔する
・1人で遊ぶことができず、ママと一緒に遊びたがる
乳幼児期以降
・ママと離れて過ごすことが難しい
・自分でできることでもママにしてもらいたがる
・ママが兄弟のお世話をしていると怒って邪魔する
・ママがいないと眠れない
とにかくママと一緒にいたいのですね。そして、「僕のママ!」という気もちが強いのでしょう。
べったりとママっ子なのはいつまで続く
どんなにママにべったりだった子も、いつかはママっ子卒業のときがやってきます。子どもによって時期は違ってきますが、ほとんどの子は保育園や幼稚園に行くようになると治まるようです。
入園したての頃はママと離れるのが嫌で泣いていた子も、お友だちと遊ぶことや、園で過ごす楽しさを知り、ママと笑顔でバイバイできるようになります。
ママと離れてのびのび元気に遊べても、家に帰ってきたらママにべったりなんて子もいますが、大きくなるにつれ交友関係の方が大切になり、「あんなにママっ子だったのに」と思う日が来るようですよ。
ママっ子じゃない子は誰が好きなの?
よく聞くのが、突然パパっ子になるということ。パパは喜ぶし、ママはパパに子どもを頼んで外出ができるようになるなど、メリットがたくさんですが、仕事に行くパパを追いかけて泣いたり、パパが帰ってきたら大喜びしたりする姿を見ると、ちょっと寂しくなってしまうことも。
そして、ママが複雑な気持ちになってしまうのが、祖父母のことが大好きな場合です。祖母は子育ての先輩だし、祖父は甘やかすので仕方がない、と思うこともありますが、あまりにも祖父母の方ばかりに行かれてしまうと、傷つくママもいるようです。
ママっ子な息子の愛情はこう受け止めよう!
ママっ子になってしまう裏にはこんな心理が
生後6カ月くらいになると、人の顔を認識し人見知りが始まります。その後、ハイハイができるようになると、ママの後追いをします。これらは、いつも一緒にいてお世話をしてくれるママを求める心理が働くとされています。
ママにべったりの子の中には、母子分離による不安から幼稚園に行くときなどに離れられずに泣いてしまうことがありますが、必ず迎えに来ると分かるようになると治まる子がほとんどです。
愛情不足からママと離れることに不安を感じるのではないかといわれることがありますが、それには何の根拠もなく、ママっ子とは関係ないとされています。
ママに甘えることで自己肯定感を育んでいる
「男の子なんだからもっと強く育てなくちゃだめなのかしら?」と、厳しくしようとするママがいるかもしれません。しかし、息子が「ママは僕のことが大好きなんだ!」と思えるように甘えを受け入れることも大切です。
ママに愛されていることを実感することが自信に繋がり、自己肯定感が育まれます。普段はパパと遊ぶのが大好きなパパっ子でも、男の子にとってママの愛情は特別なものなのです。
ママに愛され、育まれた自己肯定感は、人生を生き抜くための強い力となるはずですよ。
甘えながらママとの信頼関係を強くしている
自我が芽生えてくると、ママの手を借りるのを嫌がっても、うまく行かないときは「ママー」と甘えて戻ってくるかもしれません。
そのようなときは、「男の子なんだから諦めずにやってごらん」「もうお兄ちゃんでしょ」などといわずに、息子の要求に耳を傾けこたえてあげてください。
ママから離れてみたけど、困ったからママのもとに戻ってくる、ということを繰り返しながら、いつでもママは自分を受け入れてくれると信頼するようになります。
ママとの信頼関係が強ければ、いくつになっても困ったときはママに相談したり、頼ったりしてくれるはずですよ。