保育園の送り迎えにバスを利用したい!子どもと乗車するコツや注意点
保育園の送り迎えにはさまざまな方法がありますが、「車がない」「坂が多くて自転車は負担」という理由から、バスを利用したいというママもいるのではないでしょうか。しかし、子どもをバスに乗せて通園することはできるのでしょうか?今回はバスに子どもと乗車するコツや注意点を紹介します。
保育園の送り迎えをバスでするのは大変?
それぞれの事情でバス通園するママがいる
なかには、家からも会社からも離れた「第7希望」の保育園に入園が決まったママもいます。バスに20分乗ったあと20分歩いて保育園まで行き、そこから職場に向かうと家を出てから1時間半もかかってしまうそうです。
転園したいと思っても待機児童が多い地域では難しく、一度退園して入り直すということもできません。
「乳幼児を混雑している公共交通機関に乗せるな」という人もいますが、バス通園をしているママにはそれぞれの事情があるようです。
雨の日や荷物が多い日は大変な場合も
また、替えのおむつを持って行かなくてはならなかったり、ベビーカーを利用したりすることもあるでしょう。たくさん荷物を抱えながら、子どもと一緒にバスに乗るのは大変です。
雨の日は傘やレインコートなどで荷物がさらに増えます。濡れた雨具の扱いに困ることもあるかもしれません。
さらに、雨の日は普段よりも湿気や熱気がこもり、子どもがぐずりやすくなります。周囲の人の傘がぶつかって怪我をする可能性もあるなど、雨の日のバス通園はストレスが大きいようです。
地域によっては送迎用のバスがあるケースも
例えば、滋賀県高島市では送迎用のバスがある保育園が多く、利用しているママもたくさんいるようです。一般的に、送迎バスがある保育園は私立が多いのですが、公立の園でも送迎用バスを運行しているのは珍しいかもしれません。
また、「子育てしやすい街」といわれている東京都江東区などでは、主要駅に送迎用バスが来る「駅前送迎保育」もありますよ。
送迎用バスを利用できる年齢は保育園によって違いますが、2歳からとなっている園が多いようです。ただし、利用希望者が多い園では年中・年長のみとなっていることもあります。
子どもとバスに乗るときのコツは?
乗り物酔いをしないか事前に確認しておく
乗り物酔いは、耳の中にある三半規管などの働きが揺れや振動により乱れることで起こります。体の器官が未熟な子どもは乗り物酔いをしやすく、2歳頃から始まることが多いようです。
また、バスは自家用車や電車に比べて揺れやすいため、乗り物酔いしやすいといわれています。バス通園を始める前に、乗り物酔いをしないか確認しておくとよいでしょう。
子どもが乗り物酔いをしやすい体質の場合、揺れや振動が少ないバスの中央付近に乗る、窓側に座るなどの対処で酔いを防ぐことができます。睡眠をしっかりとる、食べ過ぎない程度に朝食をとることも重要です。
なるべく混んでいない時間帯を選ぶ
また、香水や化粧品、整髪料の匂いが混ざって車内に充満するため、乗り物酔いを起こしやすくなります。
混雑時はイライラしている人も多いため、子どもがぐずったときにトラブルになるかもしれません。
バス会社によっては混雑する時間帯がわかる表を作成していることがあります。バス通園をするときは事前にチェックし、なるべく混んでいない時間帯を選ぶとよいでしょう。
通勤ラッシュの時間をさけるため、比較的空いている朝7時台のバスを利用しているママもいますよ。
混雑時はベビーカーはたたんで乗車する
ベビーカーでバスに乗るとき、混雑していないのであれば折りたたんでいなくても邪魔にはなりません。しかし、混雑しているときは余分なスペースを取ってしまいます。
ベビーカーをたたまずに乗ると、ほかの乗客がベビーカーにぶつかって怪我をする可能性があります。また、赤ちゃんをベビーカーに乗せたままだと、バッグが赤ちゃんの顔にぶつかったり、ほかの乗客が倒れ込んだりするかもしれません。
周囲の人や赤ちゃんのためにも、混雑時はベビーカーはたたんで乗車しましょう。