お風呂で子どもが号泣するのはなぜ?原因と対策や楽しみ方を知ろう
お風呂で子どもが号泣してしまうと困っているママも多いと思います。毎日入るお風呂だけに、ママも気が重くなってしまいますよね。今回は、子どもがお風呂で号泣してしまう原因と対策をご紹介します。先輩ママのおこなった効果的な対策や、子どもがお風呂を嫌がる理由を知って、今日からのお風呂で実践してみましょう。
子どもがお風呂で号泣する原因を知ろう
赤ちゃんはお風呂に不快や不安を感じている
赤ちゃんがお風呂で号泣してしまう原因にはいくつかあります。お湯の温度が高い、または低い、シャワーやお湯のピチャピチャ音が怖い、お湯やシャワーがかかって驚く、裸で肌に触れる物がなく不安、などさまざまです。
赤ちゃんがお風呂で号泣してしまうときには、不快感や不安感を無くしてあげるように、温度が適正かの確認、お湯やシャワーはそっとかけてあげる、急に大きな音を立てない、などの工夫をしてあげましょう。
湯船に入るときや体を洗うときに、沐浴のように体にタオルなどを掛けてあげると、赤ちゃんは安心しますよ。
1~2歳はイヤイヤ期でお風呂を嫌がる子も
お風呂よりもほかにやりたいことがある、頭や体を洗われることがいや、お風呂タイムが楽しくない、お風呂で怖いことがあったからいや、などイヤイヤ期特有の理由があることも。
この時期の子どもにとっては「お風呂=毎日しなくてはいけない、面倒なことの一つ」になってしまっていることも。パパやママから、「頭を流すときはシャワーじゃなくて洗面器でかけてみる?」など、いつもと違った方法を提案すると、子どもの気分も変わり、素直に聞き入れてくれることもありますよ。
下の子の誕生や引っ越しなどの環境の変化
例えば、下の子が誕生してお兄ちゃんやお姉ちゃんになった、引っ越しをしたばかり、など子どもの環境の変化が原因で気持ちが不安定になり、お風呂を嫌がっていることも。今までの浴室と違う、今までの入浴のしかたと違うなど、大人にとっては些細なことでも、子どもにとっては気になっているということも。
先輩ママの話では、下の子も一緒にお風呂に入るようになってから、上の子のお風呂嫌いが始まり、いろいろ工夫をしても改善されなかったのが、おばあちゃんの「下の子抜きで前のように母子2人で入ってみたら?」の案で解決した、ということもあったそうです。
子どものお風呂での号泣はどう防ぐ?
赤ちゃんが眠くなる時間や空腹時は避けて
赤ちゃんは眠くなる時間や空腹時にはぐずるなど、機嫌が悪くなります。そのタイミングでお風呂に入れてしまうと不快感から号泣してしまうこともあるので、できるだけお腹が満たされていて機嫌がよいタイミングでお風呂に入れるようにしましょう。
ただ、ミルクや母乳を飲んだ直後の満腹の状態で入浴させると、消化不良を起こしてしまうので注意が必要です。おすすめのタイミングは、授乳後約30分ほどしてからです。
離乳食を始めている場合は、本人の機嫌のよいタイミングを見計らいましょう。食事とお風呂の順番を逆にしてみるとすんなり入浴できた、という先輩ママの声もありました。
浴室やお湯の温度を事前に調節しよう
一番チェックしておきたいことというと、やはり温度です。特に赤ちゃんは周囲の変化に敏感なので、湯船の温度や浴室の温度が不快なだけでもお風呂を嫌がってしまいます。浴室内の温度や湯船の温度、給湯温度を確認して、赤ちゃんや子どもにとって最適な温度にしてあげることが大切です。
湯船の適正温度は38~40℃ですが、外気が冷たい場合には実際よりも熱く感じることもあります。入浴前に湯温計を使用する、湯をかき混ぜながら温度を確認しておくなどの対策をしてみましょう。
入る前には、湯船のお湯で温かく濡らしたタオルを、赤ちゃんの体にかけてあげるのもおすすめです。
シャワーを怖がるときは無理強いしない
シャワーの音や水圧に驚いたり怖がったりする子も多いので、最初はごく少量の水量にする、直接頭や身体に掛けるのではなく、ママの手に受けてから頭や体にかけてあげる、といったプロセスを作ってあげるのもおすすめです。
また、幼児では顔にシャワーがかかることを嫌がる子がとても多いので、シャンプー時にはシャンプーハットを着用させ、顔にお湯がかからないようにしてあげるのもよいですね。
それでもなお、シャワーを怖がってしまう場合は無理強いはせず、手桶でお湯をかけてあげるようにしましょう。いずれはシャワーにも慣れてくれるので、焦らなくても大丈夫ですよ。
子どもとのお風呂タイムを楽しむ方法
お風呂に入る準備は親子で遊びながら
そんなときは、子どもがお風呂を楽しいものだと感じられるように遊びを取り入れた工夫をしてみましょう。まず、お風呂に入る前の準備から楽しめるようにするのも効果的です。
先輩ママの話では、洗濯籠に汚れた衣類を投げ入れさせるようにした、子どもと服を脱ぐ早さを競争した、電車ごっこで背中に子どもを乗せてお風呂まで向かった、バスタオルや好きな入浴剤などの準備を手伝わせた、などゲームや遊び感覚で、お風呂に入る準備から子どもが楽しめる工夫をしていたとのことでした。