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育児を助けてくれるファミリーサポート。利用条件や料金などをご紹介

育児を助けてくれるファミリーサポート。利用条件や料金などをご紹介

登録の際には説明会や個々での詳しい説明を受けたり、入会申込書や会員証などの書類を記入したりします。登録が完了しても、直後にサポートを受けられるわけではないので注意してくださいね。

出向く際には持ち物を確認したり、聞きたいことをメモしたりしておくとよいですよ。

利用時のトラブルについて

提供会員の方は特別資格をもった保育士などではなく、自治体に雇われている人でもありません。協力しようという善意で成り立っている部分が大きいので、援助の質には幅があり、トラブルが起こる可能性も。

厚生労働省の調査(平成18年度~平成22年度の間)では事故が15件報告されています。内容は子どもの転倒や落下などによる骨折、歯を折るなどの症状です。

また、ほかにもトラブルはあります。

・約束の時間を守ってもらえない、約束をドタキャンされる
・子どものけがや病気に対しての適切な対応や連絡をしてもらえない
・預かり中の様子を教えてもらえない など

提供会員にもいろいろな人がいますので、自分が信用できる人にお願いできるとよいと思います。

ファミサポのメリット、デメリットや注意点

利用してみてこんなメリットが!

ここでは、いろいろなメリットをご紹介していきます。

【料金、時間について】
・料金が安い(ベビーシッターより気軽に利用でき、安価な費用で保育してもらえる)
・1時間単位で利用できる

【場所・地域性について】
・比較的自宅から近いところで預かってもらえる
・近隣の提供会員にお願いするので、地域の事情や地理などを説明しなくてもわかっている
・ファミリーサポートを通じて、地域でのつながりが生まれる

【安心・安全面について】
・同じ提供会員に複数回サポートしてもらえることが多く、一度顔なじみになればお互いに安心して利用できる
・登録時に補償保険に加入するので、万が一事故・けがなどのアクシデントがあっても安心

【その他】
・託児所とは違って、基本的に自分の子ども1人だけを預かってみてもらえる
・提供会員に子どもや孫がいる場合は、遊び相手や友達づくりにつながる
・利用料を支払う(報酬が発生する)ため、気兼ねなく利用できる 

いろいろな面で、メリットがみられましたね。特に、料金が安いという点は本当にママにとってはありがたいようです。

気になる注意点とデメリット

ここでは、デメリットと注意点をご紹介します。

【デメリット】
・子どもを預けたいと思っても、すぐに預けられない(登録・研修・顔合わせなどに時間がかかる)
・突発的な利用ができない
・サービスをうけたいときに、提供会員とスケジュールが合わないときもある
・提供会員によって、保育・子育ての質に差がある
・提供会員はあくまでボランティアなので、すべての要求にこたえてもらえない

【注意点】
1.相性が合わない場合もあるので、事前に提供会員と依頼会員(子どもも一緒に)が会うことをおすすめします。あとで子どもに印象などを聞いてみるとよいですよ。
2.事前に提供会員宅を拝見しておきましょう。預け先は提供会員の家になることが多いので、家の構造の確認や、提供会員宅と自宅の道順・距離もチェックしておくと安心です。
3.子どもが病気やけがをしたときの対応や、連絡方法を相談しておきましょう。

デメリットや注意点を理解しておくことは大切です。提供会員の方との相性もあるので、合わないと感じたら、センターに相談してみるとよいと思います。

どんな状況でも子どもを受け入れてくれる

病中、病後の子どもの預かり

病児保育は、限られた地域でしか行っていません。利用の際にはお住まいの地域で行っているか、確認しておきましょう。

病中、病後の子どもを預かってもらう場合は、まず依頼会員は事前にかかりつけ医での受診を済ませます。次にセンターに子どもの保育を依頼、センターから提供会員に連絡がいきます。当日は子どもの情報を提供会員に伝え、援助活動がスタートします。

病名ははっきりさせておきましょう。インフルエンザの場合は預けることはできません。ただの風邪で医師から許可があれば、預けることは可能で、投薬もお願いできます。(その場合医師の処方のお薬のみで、市販の薬は与えることはできません)

病気のときには特に、連絡がすぐに取れるようにしておきましょう。

障害のある子どもの預かり

障害のある子どもがいる家庭の援助を受け入れているファミリーサポートセンターの割合は約82%です。多くのセンターが受け入れてくれていることが分かりますね。

自閉症、アスペルガー症候群、知的発達症(知的発達障害)、注意欠陥・多動症、ダウン症候群などさまざまな障害がある子どもの受け入れを行っています。サービス内容としては保育施設や社会福祉施設、学校などへの送迎がもっとも多いようです。

提供会員は障害に関しての専門家ではないので、わからないこともあります。送迎や預かりを依頼する場合は、会員同士で綿密な事前打ち合わせをしっかりと行いましょう。コミュニケーションをとり、お互いをよく知っておくことも大切です。

緊急時や宿泊預かりもできる?

緊急時の預かりや宿泊預かりをしている地域もあります。こちらは「緊急サポートセンター」と呼ばれることが多いようです。すべての地域で行っているわけではないので、利用の際には確認が必要です。

「緊急サポートセンター」とはファミリーサポートセンターと同じ会員組織ですが、ファミリーサポートセンターで対応できない緊急時の預かりや、先に述べた病児・病後児の預かりにも対応しています。

例えば「出張が入ってしまった」「体調が悪くて子どもをみることができない」などの理由で、急に育児ができなくなったときに利用できます。夜間や早朝ということで、料金は通常より少し高めに。泊まりになると、1泊10,000円というところが多いようです。

まとめ

ファミリーサポートについて、いろいろとご紹介してきました。名前は知っていても、どういう制度かわからないと利用しよう!とは思わないかもしれません。しかし、内容を知ることでママも利用しやすくなりますよね。

メリットもたくさんありますが、デメリットやトラブルもあるので、いざ預けよう!と思ったときにはそのあたりも頭のなかに入れて利用できるとよいと思います。

ファミリーサポートは育児を助けてくれる制度です。困ったときにはうまく利用して、ママの負担を減らしていきましょう!
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