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育児を助けてくれるファミリーサポート。利用条件や料金などをご紹介

育児を助けてくれるファミリーサポート。利用条件や料金などをご紹介

ママを助けてくれるファミリーサポート。聞いたことはあるけれど、どのようなものなのかわからないという人も多いのではないでしょうか。ここでは利用条件や料金、メリットデメリットなど、詳しくご紹介していきます。どのような制度かがわかると、ママも利用しやすくなりますよ。ぜひ参考にして役立ててみてくださいね。

会員制サービス、ファミリーサポートとは?

ファミリーサポートはこんなサービスです

ファミリーサポートとは育児を手伝ってもらいたい「依頼会員」と、育児を手伝いたい「提供会員」が参加して、地域で子育てを支え合っていくサービスです。ここでは依頼会員はパパママ、提供会員は市町村に住む心身ともに健康で子育てのお手伝いをしてくれる方のことをいいます。

内閣府の「地域子ども子育て支援事業」の一環として、全国の市町村で実施されている制度で、正式には「ファミリーサポートセンター事業」といいます。

多くは各市町村で行われる制度をいいますが、企業やNPO法人で行っているベビーシッターのようなサービスをファミリーサポートと呼ぶことも。

仕事やプライベートが忙しくて、育児に手が回らない!というときに、ママを助けてくれるサポートです。

どんな時に利用できるの?

受けられるサービスは、大きく分けて子どもの送り迎え、預かりの2種類に分けられます。

【送り迎え】
・保育園、幼稚園、小学校、学童保育、習い事への送迎 など

【預かり】
・保育施設の開始前や終了後、小学校の放課後の預かり
・保護者の急用や病気、冠婚葬祭のときの預かり
・保護者の買い物やリフレッシュを目的とした外出の間の預かり
・病児の預かり、早朝や夜間の緊急時の預かり(両方とも一部地域で実施中) など
 
各センターや依頼・提供会員の間で決めた範囲内であれば、預かりをお願いすることはできます。どのように預かりをしてくれるかは提供会員ごとに変わってくるので、事前の顔合わせでしっかり相談しておくことが大切です。

実際に利用している人はどれくらい?

では、実際にどのくらいの人が利用しているのでしょうか?ここでは厚生労働省の調べによる実施状況や会員数をご紹介します。

【実施市町村数】※平成28年度実績
・基本事業 833市区町村 
・病児・緊急対応強化事業 145市区町村

【会員数】※平成28年度末現在、( )は平成27年度末現在のものです。
・依頼会員(援助を受けたい会員) 55万人(52万人)
・提供会員(援助を行いたい会員) 13万人(13万人)
 
現在は仕事をするママも増えているので、ファミリーサポートの利用も多くなってきているようです。「保育園の送迎ができない」「急用ができたけれど、みてくれる人がいない」など、困ったときには心強い味方となってくれそうですね。

利用条件と利用料金を解説します

利用するために必要な条件とは

ファミリーサポートを利用したいときには、必要な条件があるので確認しておきましょう。

【対象年齢】
0歳から小学校6年生までを対象としている市区町村が多数です。ただし、0歳児の場合は「生後〇日以上」など月齢に制限を設けていることがあります。住んでいる地域のセンターに事前に聞いておきましょう。

【育児時間】
利用できる時間も市区町村によって、さまざまです。7~17時、8~21時など、基本的には保育所や小学校の開園・開校時間の前後にも利用できるのが特長です。どうしても時間外に利用したいというときには、センターのスタッフに相談すると調整してくれることもあるようです。また、ほとんどの地域は土日祝日でも利用できます。

【預かり場所】
子どもを預かる場所は、依頼会員または提供会員の自宅、近くの児童館や公園です。基本的には、その日のスケジュールや天候などによって、会員同士で預かり場所を決めます。

各市区町村によって、それぞれ違いがありそうですね。利用する場合には、自分の住んでいる地域のセンターに事前に確認してしておくと安心です。

利用するための料金はどれくらい?

ここでは利用するための料金について、みていきたいと思います。

【市区町村の場合】

1時間700~1,000円ほどです。土日祝日や年末年始は100円増しになることもあります。送迎などでかかる交通費やおやつ、食事代は実費です。兄弟姉妹で2人以上が同時に利用する場合は、2人目以降は1時間の利用料金が半額になることが多いようです。

また、基本的には1時間あたりいくらという時間の換算なので、活動内容が預かりでも送迎でも料金は同じです。料金の支払いはその都度提供会員に渡すのが基本ですが、状況によっては1週間分や1カ月分などをまとめて支払うケースも。

【企業・NPO法人の場合】

企業・NPO法人は、入学金や年会費(それぞれ1家族5,000~20,000円ほど)を払う場合も。団体の規模や地域によっても違います。1時間の料金が800円のところもあれば、3,000円のところもあるようです。

料金は、運営している団体やサービスによっても違います。実費も含め、利用する際にはどのくらいかかるのかを把握しておけるとよいですね。

ファミサポを利用するにはどうしたらいい

利用した時の一連の流れを説明します

ファミリーサポートを利用するときには、次のような流れになります。実際に援助を受けるまでには、いろいろな段階があるので少し時間がかかります。

1.会員登録(後ほど、詳しくご説明します)

2.事前打ち合わせ…センターから紹介された提供会員の方と実際に顔を合わせて、打ち合わせを行います。子どもの普段の様子や注意事項、活動の時間や料金の支払い方法など、サポートを受けるうえで決めておかなくてはいけないことを話し合っておきましょう。

3.援助活動の連絡…前もって送り迎えや預かりをしてほしい日時や内容をセンターに伝えます。そのあと、センターは提供会員に援助依頼の連絡をします。

4.援助活動の実施

5.活動の終了、提供会員の方に料金の支払い

利用するには会員登録が必要です

ファミリーサポートを利用するときには、まず会員登録をしましょう。お住まいの市区町村のファミリーサポートセンターへ連絡をすると、手順を教えてくれます。

下記からお住まいの地域のファミリーサポートセンターの連絡先などが確認できるので、わからないときは調べてみてくださいね。

■一般財団法人女性労働協会 ファミリーサポートセンター
http://www.jaaww.or.jp/research/
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