赤ちゃんのパスポートを作ろう!申請方法や証明写真の撮り方を紹介
海外へ行くために必要な「パスポート」は、海外旅行の際にはもちろん赤ちゃんも必要です。しかし、いざ申請しようとすると「どうやって申請するの?」「写真の用意はどうすれば?」など、疑問点が出てきますね。そこで今回は、赤ちゃんのパスポート申請方法について、上手な証明写真の撮り方とあわせてご紹介します。
赤ちゃんのパスポートの申請方法
出生届が戸籍に反映されたら申請可能
そもそも戸籍の登録には、誕生した日から14日以内に、現住所地の市区町村役場へ出生届を提出することが必要です。なお、海外で出産した場合には、出生届の提出期限は生まれてから3カ月以内となります。
出生届が受理されてから、住民票や戸籍への反映までには数日から2週間程度かかるとされています。そのため、前もって市区町村役場の窓口で確認しておくと安心ですね。このように、出生届が戸籍に反映されていれば、新生児でもパスポートの申請は可能です。
申請の必要書類は親権者が代筆可能
パスポート申請には次の必要書類を用意してください。
■一般旅券発給申請書(5年用)…1通
■戸籍謄本または抄本(原本)…1通
■写真(縦45mm×横35mm)… 1枚
■住民票の写し…1通
■身元確認書類
赤ちゃんの身元確認書類は、健康保険証や個人番号カード以外に母子手帳でもよいとされています。また、親権者が代理申請する場合は、法定代理人として親権者の身元確認書類もあわせて用意しましょう。
約2週間後に申請者の赤ちゃんと取りに行く
また、パスポートを受け取りに行くときは、申請者本人が交付窓口に行く必要があるため、パスポートを申請した赤ちゃんも一緒に行くようにしてください。なお、パスポートの受け取りには次のものが必要なので忘れずに用意しましょう。
■申請した際に渡された受理票(受領証)
■手数料
手数料は、必要額の収入証紙、および収入印紙を受領証に貼りつけます。ただし、これも自治体や申請する場所によっては現金払いにしているところもあるので、事前に確認しておきましょう。
赤ちゃんのパスポート写真はどこで撮る?
スマホアプリで撮って自宅やコンビニで印刷
アプリでの撮影なら、サイズ設定や画像補正も簡単です。自宅にプリンターがあれば、その場で印刷することも可能ですし、プリンターがなければコンビニで印刷することもできます。コンビニで印刷する場合の料金は数十円から数百円ほどなので、証明写真機や写真館での撮影に比べて安価です。
スマホアプリならば、わざわざ写真を撮影するために外出する必要もなく、自宅でリラックスしながら納得がいくまで撮り直すことができますよ。
自宅でデジカメ撮影しソフトでサイズ編集
自分で編集するとなると、一見難しいように感じるママもいるでしょう。しかし、オンラインの画像編集用フリーソフトなどが色々あるので、そういったものを活用するとそれほど難しくなくサイズ編集をすることができますよ。中には、証明写真に特化したフリーソフトもあります。
なお、印刷も自宅で行うと簡単ですが、仕上がりのよさを考えると、編集した画像データをSDカードに入れて写真屋さんへ持参し、プリントアウトするのがおすすめです。
手間を省くにはプロに頼むのが楽
そういうときは、乳幼児の撮影を扱う写真館に頼むというのも一つの方法です。もちろん、自宅で撮影するよりも費用がかかりますし、赤ちゃんを連れてスタジオまで行かねばならないため、お金も時間もかかります。
しかし、パスポート写真の規格にきちんと合う写真を撮ってもらえるのはもちろん、プロだからこそ、赤ちゃんの扱いにも慣れており安心して任せることができます。自宅で撮ってプリントアウトしたものでは規格に合わず、パスポートセンターの受付で引っ掛かるケースもありますが、プロに頼めばそういった心配も無用です。
パスポート写真を自宅で撮るときのポイント
首がすわっていない子は仰向けで撮る
さらに、申請者である赤ちゃんが単身で写っていなくてはなりません。となると、抱っこで撮影というのもなかなか難しいですね。
そこで、まだ首や腰がすわっていない赤ちゃんの場合は、白い布団の上に仰向けの状態にして撮影するとよいでしょう。このとき、赤ちゃんの顔の真上から撮ることがポイントです。
そのほかの細かな規格については、外務省のホームページや申請書に記載されている規格を、しっかりとチェックしましょう。