赤ちゃんのおもちゃを手洗いしてみよう!ママも赤ちゃんも清潔で安心
なんでも口の中に入れてしまう赤ちゃんを見ていると「大丈夫かな?」「お腹痛くならないのかな?」と心配ですよね。でも、それには、ちゃんとした理由があるみたいですよ。赤ちゃんがなんでもくわえてしまう理由や、簡単なおもちゃの除菌の仕方、洗い方などを、まとめていきます。
おもちゃの手入れはどうしている?
口に入れるのは赤ちゃんにとって必要なこと
未熟な赤ちゃんの、唯一発達している筋肉は、口周辺だそうです。つまり赤ちゃんは、口の中の筋肉を使って、身近なものの触感を確かめているんですね。
また、くわえることで、菌への耐性をつくっているとも考えられていますよ。おもちゃについていた菌を体内に入れることで、免疫力を高めていくのです。
「そんなことして大丈夫?」と心配になりますが、身のまわりに存在する菌たちは「常在菌」と呼ばれ、すぐに病気になる心配はないそうです。
遊んだおもちゃをそのままにしておくと
ひょっとしたら、感染症を引き起こす菌がついているかもしれません。ママからもらった免疫が、そろそろなくなってくることを考えると、おもちゃを清潔にしておくことは大切ですね。
赤ちゃんには、まだ「汚い」という感覚が充分育っていません。だから、見た目がどんなに汚れていても、平気で口の中に入れてしまいます。
「口にものを入れるのは、正常な発育のために必要だ」と分かっていても、無防備な赤ちゃんのためには、ある程度の、清潔さを維持する努力が必要そうですね。
適度な清潔を心がけよう
「まめに除菌」派の意見は「ちょっとしたばい菌でも命取りになりかねない」「免疫力がなくなってくる時期だから」「汚いおもちゃを口の中に入れているのを見るのがイヤ」などです。
それに対して「あまり除菌しない」派の考えは「自分の子どもしか使わないのだから除菌は必要ない」「色々なものに触れさせて菌への抵抗力をつけさせたい」「だ液そのものに消毒作用があるから薬品で除菌する必要はない」などがあげられます。
結論は出なさそうですが「洗えるものは洗い、適度な清潔を保つ」というのが、両派の考えを取り入れた、バランスのよい考え方になりそうですね。
赤ちゃんのおもちゃを洗ってみよう
やさしく手洗いをする
そんな布製のおもちゃは手で優しく洗いましょう。細かいところや特に汚れが目立つ場所を重点的に洗います。
手洗いにはさほど時間はかからないので、お風呂に入ったときなどにさっと済ませてしまうのがコツです。お風呂につけて一緒に遊んで、その後洗面器で洗う、というのも楽しそうですね。
お湯で洗ってよくすすいだらタオルにくるんで水気を取っておきます。そのままタオルごと洗濯機で脱水すれば、形も崩れにくいですよ。
変色の心配がなければ、2日くらい天日に干して、中までスッキリ乾かしましょう。同時に日光消毒もできますよ。
洗濯機でやさしく洗う
洗濯機を使うときには、おもちゃをネットに入れて洗いましょう。洗剤も、赤ちゃんに優しい無添加洗剤や重曹、赤ちゃん用洗剤を使うといいですね。
あまり激しくは洗えませんので、手洗い(ソフト)コースで優しく洗いましょう。その方が、形も崩れにくくなりますよ。
しかし、洗濯機で洗うときには、いくつか注意点もあります。しわがよったり、糊がはがれやすい、色落ちする、などです。気になるときには無理せず、手洗いに切り替えましょう。
天日干しできるものなら、2〜3日外に干すことで、日光消毒も一緒にできますよ。
哺乳瓶の消毒液につけてもOK
おもちゃをそのままつけておくだけなので、やり方も簡単です。「哺乳瓶の消毒のついでに、おもちゃも除菌」というやり方もできますね。一つ手間が省けます。
ただし、哺乳瓶用の消毒液は塩素系消毒液なので、少し臭いが残ります。気になるようでしたら、除菌のあと、軽く水洗いをしておくといいですよ。
電子レンジを使うタイプの哺乳瓶除菌セットも、おもちゃの除菌に使えます。哺乳瓶を使う期間は短いですので、哺乳瓶を使わなくなったら、おもちゃ除菌専用機として、復活です。