読み聞かせの幼児へのメリットは?秋に読みたい絵本と効果的な読み方
秋といえば読書の秋ですよね。「読書の秋に子どもに読み聞かせをして、楽しませてあげたい」というママも多いですよね。ここでは、読み聞かせをすると子どもはどのような成長をしていけるのかや、子どもと一緒に楽しめる秋を感じられる絵本などをご紹介します。
読み聞かせが幼児に与えるメリット
感情や想像力が豊かになる
絵本の読み聞かせをすると、子どもの感情や想像力が健やかに発達する効果があります。楽しい、嬉しい、悲しい、怖いなど、ママと一緒に絵本で体験することで、さまざまな感情を学ぶことができますよ。
また、絵本の読み聞かせは子どもが頭の中で自由にストーリーを膨らませていくので、子どもの想像力が豊かになるともいわれています。子どものペースに合わせて絵本を読んであげるとよいですよ。
国語力や語彙力を育てられる
絵本では普段パパやママなど、身近な人が話している言葉のほかにも、さまざまな言葉の情報がたくさん詰まっていますよね。幼児期の頃に絵本でたくさんの言葉に触れることで、子どもは情報を取り入れ自分で活用していくようになります。
幼児期にたくさんの言葉を覚えている子どもは、大人になってからもさまざまな文章を理解する力がついているので、仕事や他者とコミュニケーションをとるときなどにも、役に立つことが多いのではないでしょうか。
コミュニケーションで親子の絆が深まる
絵本の読み聞かせは夜ご飯のあとや寝る前など、短い時間で親子がしっかりコミュニケーションをとり、親子の絆を深めることのできる遊びの一つです。パパやママの膝の上に子どもを乗せながら絵本を読んだり、親子でほっぺをくっつけて絵本を見たりと、スキンシップもとれるのでよいですよ。
毎日決まった時間に絵本の読み聞かせをすると、絵本を読む習慣もついてくるので、忙しくても読み聞かせの時間を作り、親子でコミュニケーションをとりましょう。
読み聞かせの絵本の選び方と読み方のコツ
年齢に合った読み聞かせの絵本の選び方
・0~1歳
赤ちゃんと絵本を楽しむときは、触ると音の鳴る絵本や分かりやすい絵が描かれているものなど、ママとスキンシップを楽しめるようなものがよいですよ。
・1~2歳
果物や動物などの絵本がおすすめです。指を指しながら一緒に物の名前をいってたのしみましょう。
・3~4歳
この頃になると、簡単なストーリーの絵本が楽しめるようになりますよ。
・5~6歳
昔話などの自分の知らない世界の絵本なども楽しめるように!
子どもに効果的な絵本の読み方のコツ
・子どもが感じる感情や想像力を邪魔しないよう、大げさな表現の仕方は控えましょう。
・絵本に書いてある言葉は、描かれている絵に合うように考えられているものです。言葉を付け足したり、アドリブを入れたりするのではなく、言葉のリズムを楽しむとよいですよ。
・子どもが絵本の世界に入り込めるように、ゆっくり心を込めて読みましょう。
・読み聞かせの途中で子どもに質問などをして、中断しないように気をつけましょう。
感想は聞かずに子どもと一緒に楽しもう
絵本を見聞きしたあとの子どもは、心の中で想像力を広げてその子だけの世界を描いて楽しんでいます。子どもから「◯◯だったよ」と感想をいったときは、「そんな風に思ったんだね。すごいね」「面白い話だったね」などと、子どもの世界観をちゃんと聞いてあげて一緒に楽しみましょう。
子どもが感想をいわないときは無理に聞かなくても大丈夫です。パパやママが絵本を子どもと一緒に楽しむことが1番大切ですよ。
年齢別の読み聞かせのコツとおすすめの絵本
子ども主体で!1~2歳に読みたい秋の絵本
・「さわさわもみじ」
「さわさわさわ」というもみじが風に揺られる音や、「ぽとんことん」というどんぐりが大きな木から落ちている音、「ひゅるるるる」という秋から冬になり、冷たい風が吹いている音など、秋を感じるさまざまな音を楽しめる絵本です。読んだあとは、子どもと公園に紅葉を見に行きたくなりそうですね。
・「どんぐりとんぽろりん」
「ぱらぱらとんとん」とリズミカルな言葉でどんぐりが木から落ちてきます。可愛いりすやくまが描かれているので、小さい子どもでも夢中になれそうな絵本ですね。