音痴なママでも自信を持って!ママが歌うと子どもに笑顔の花が咲く
音痴なママでも歌いやすい三つの歌
日本を代表する子守歌「ゆりかごのうた」
子どもを抱っこしてママがゆらゆらと揺れながら、手のひらで子どもの背中にトントンとリズムをとりながらつぶやくように歌うことで、自然と歌うことができるでしょう。
オルゴールにもよく使われる子守歌なので、オルゴールを伴奏にして歌うこともできるでしょう。多少音程が外れてもオルゴールの音色に助けられるため気にせず歌えますよ。歌詞がうろ覚えでも大丈夫です。1番だけを繰り返し歌ってもよいですね。
触れながら歌おう「一本橋こちょこちょ」
「いっぽんばぁ~し」と「ば」の音を伸ばすように語り掛けるだけでも、何となくリズムがつき、歌うように聞こえるでしょう。そのあとにママが子どもの体に触れながら、あちこちをこちょこちょとくすぐれば子どもは喜んでくれますよ。
歌を歌うことが苦手なママでも、子どもが声を上げて笑うなど反応を返してくれると楽しく感じるでしょう。音程がはずれてしまっても、子どもが喜んでくれればよいのです。ママは笑顔で声を出しましょうね。
弾むように楽しく「あたまかたひざぽん」
あたまの「あ」の音、かたの「か」の音を、ひざの「ひ」の音を少し強めに発音すれば、音程がずれてもあまり気になりません。赤ちゃんならママが歌詞に合った体の部位に触れながら、子どもが自分で歌詞に合わせて体の部位に触れられるようになったら、ママは手を叩きながら弾むように楽しく歌うとよいでしょう。
難しく考えずに弾むように呟けば何となく歌に聞こえますよ。手遊び歌はとにかく楽しく歌えればそれだけで大成功です。照れたり恥ずかしがったりせずに、歌を歌えばよいのですよ。
子どもを音痴にさせない対策も忘れずに
身近な音に反応する「音育」が大切
リズム体操やリトミックなども音育の一つですが、日常の生活の中でもできることがあります。それは、日ごろから聞こえてくる音に意識を向けることです。
例えば、「あ、虫の声がするね」「あの犬とこっちの犬では、鳴き声が違うね」「水の音がするよ、どこから聞こえるのかな」「雨が強いからすごい音がしているね」などと声かけするだけでも、子どもの興味をひくことができます。「どんな音が聞こえてくるか、探してみよう」とゲーム形式にするのも楽しそうです。
大きな声で楽しんで歌うことを教えよう
子どもはついつい大声を出してしまうものですが、「静かに!」と、それをたしなめられることも多いです。しかし、「歌うときには、大きな声を出してもよい」ということを教えると、それだけで歌が好きになるかもしれません。
そして、色々な場所で、楽しみながら一緒に歌を歌いましょう。たとえ子どもがうまく歌えなかったとしても、手拍子をして場を盛り上げたり、歌い終わったら大きく拍手をしたりして、「歌うことは楽しいことだ」と興味を持たせることが大切です。
「好きこそものの上手なれ」ですから、音楽を聴いたり、歌を歌ったりすることが好きになれば、自然と歌もうまくなります。
子どもの歌を聞いたらたくさん褒めよう
例えば、小さいころから「すごい!すごい!」と言われて育つと、「自分はなんてすごいんだ」と、必要以上に自信過剰になってしまうかもしれません。「さすが◯◯ちゃんね」といわれたら、いつでもそう言われないと気が済まなくなることも考えられます。
先輩ママたちの体験談をみると、子どもが喜んだ「褒めフレーズ」として、「がんばったね」「嬉しい」「ありがとう」などを挙げています。「お歌、がんばって歌えたね」「こんなに上手になって、ママ嬉しい」「聞かせてくれてありがとう」などの褒め方がおすすめのようですよ。
まとめ
歌の苦手なママが、歌う場を上手に切り抜けるためには、アップダウンの少ない曲をチョイスして、子どもと一緒に体を動かして歌うことで、なんとか乗り切れそうです。また、事前にCDで練習しておけば、もっと気持ちよく歌えるようになるかもしれません。
ママの歌声には、愛情がたっぷりこもっています。音痴だからとネガティブにならず、「世界に一つだけの特別なママの歌」を胸を張って届けましょう。