赤ちゃんに白湯を飲ませ始めるタイミングは?上手な飲ませ方や注意点
生まれたばかりの赤ちゃんにとっての食事や水分補給は、母乳やミルクです。それでも、お風呂あがりやお散歩の後の水分補給に、母乳やミルクではなく、白湯を飲ませたいと思っているママも多いようです。そこで今回は、赤ちゃんに白湯を飲ませる方法や注意点、飲ませてよい時期などを解説します。
白湯を飲ませるメリットと始めるタイミング
混合育児や離乳食の準備のため白湯が有効
そんなときのために、赤ちゃんには哺乳瓶に慣れておいてもらうとよいですね。母乳とミルクの両方で授乳する混合育児をするために、白湯は有効です。赤ちゃんに哺乳瓶を吸うことに慣れてもらうために、哺乳瓶に白湯を入れて吸う練習をしてみましょう。
慣れてきてから粉ミルクを買って実践すれば、粉ミルクを無駄にすることもありませんね。また、離乳食を始める前に、母乳以外の味に慣れてもらうため、白湯を飲ませることも。スムーズに離乳食へ移行するために有効なようです。
水分補給が目的なら生後2カ月頃から始める
飲ませすぎてしまうと、お腹がいっぱいになって、母乳やミルクを飲んでくれなくなることも。一度にたくさん飲ませすぎないようにしましょう。また、頻繁に飲ませるのではなく、タイミングを決めてあげることも大切です。
夏のお散歩から帰ってきた後、お風呂あがりなど、たくさん汗をかいたときにだけ飲ませてあげましょう。お薬を飲むときにも白湯がおすすめです。お薬は母乳やミルクに混ぜて飲むと味が変化するため、白湯の方が飲みやすいでしょう。
離乳食への準備の場合は生後4、5カ月以降
そうならないために、母乳やミルク以外の味に慣れさせる意味で白湯を飲ませます。離乳食を始めるのは生後5、6カ月頃からです。その少し前の生後4、5カ月頃から白湯にチャレンジしましょう。こまめに与える必要はなく、汗をかいた後に少量飲ませてあげるとよいですね。
初めて飲んだときは吐き出してしまう子が多いようですが、無理に飲ませようとせずに、毎日少しずつ飲ませてみましょう。歯が生え始めた子には、寝る前に白湯を飲ませることで虫歯予防にもなるようですよ。
白湯の作り方と赤ちゃんに飲ませる方法
やかんや電子レンジなどを使い白湯を作る
1.やかん
やかんに水を入れて沸騰させ、その後は弱火で10分沸かします。人肌くらいの温度に冷めたらできあがりです。
2.電子レンジ
マグカップに水を入れ、600Wで1分半、電子レンジで加熱して冷ますだけです。
3.電気ポット
水を入れてセットすればすぐに沸くので、飲ませたい量だけコップに移して冷ますだけです。
どの方法でも手軽にできますが、毎回沸かすのが大変な方は、殺菌したポットに白湯を保存しておくと便利です。しかし、殺菌していても、保存できるのは1日です。それ以上経った白湯は飲ませないようにしましょう。
最初はスプーンを使い少量ずつ飲ませる
赤ちゃんはなんでも口に入れるのが好きなので、スプーンを口に入れて遊ばせるのもよいかもしれません。そのときは事故を防止するために、必ずママがそばについていてあげてくださいね。
スプーンに慣れてきたら、スプーンに白湯を少量のせ、赤ちゃんの唇につけて白湯を舐めさせてみましょう。その次に少量の白湯をスプーンで口に入れてあげます。最初は嫌がって出す子が大半です。無理に飲ませなくてもよいので、少しずつ練習してみましょう。
入浴後や帰宅後の水分補給に飲ませてあげる
あくまで水分補給の意味で与えましょう。大人の喉が渇いたタイミングでこまめに与えてしまうと、大人にとっては少量でも、赤ちゃんはお腹いっぱいになっていることも。すると母乳やミルクを飲んでくれなくなってしまいます。
普段便秘がちの赤ちゃんは水分が足りていない可能性があります。白湯を飲ませることによってうんちがよく出るようになったという子もいるようですよ。白湯を嫌がる場合、必ず飲まなくてはならないわけではありませんので、授乳で十分です。