2歳児が公共の場でも走り回って困る!子に寄り添った対処をしよう
2歳になるとママの手を借りなくても走れるようになる子どもも多くなります。公園で元気よく走り回る姿は微笑ましいものですが、スーパーやレストランなどの公共の場で走り回ると、周りの目も気になりますよね。ここでは、2歳児が走り回って困るときの対処法をご紹介します。
走り回る2歳児にはどう対処したらよい?
お店などは入店前に走らないと約束する
子どもが走り回って困るときは、外出する前やお店に入る前に走らないことを約束しましょう。この時期の子どもは自己中心的で、まだ何がほかの人に迷惑になるのかということがわかりません。さらに、言葉だけで意思疎通することは難しく、注意してもなぜ怒られているのか理解できていない場合もあります。
時間はかかりますが、繰り返し伝えていくことで次第に走り回ってはいけない場所を理解していきます。外出前にお店では走らないことを約束し、入店前に再度確認するのもよいでしょう。外ではママと手を繋いで歩こうねと約束するのもよいですね。
走っている子には歩くことを促す
感情的に怒ると、子どもにはなぜママが怒っているのかが伝わらず、何が悪かったのかがわからないまま大きくなってしまう恐れがあります。感情的になって大声で怒ったり、無理やりやめさせようとしたりしそうになったときは、まずは一呼吸おいてママ自身が冷静に対応できるようになりましょう。
それから、「人にぶつかったらケガをしてしまうかもしれないから、ここでは歩こうね」などと声をかけ、子どもに歩くことを促していきます。丁寧に繰り返し伝えていけば、2歳の子どもでも走ってはいけないということが少しずつわかっていきますよ。
繰り返し走らないよう伝え、できたら褒める
外出する前やお店に入る前に走らないと約束したり、「ここでは歩こうね」と伝えたりしても、うまくいくこともあれば、走り回ってしまうこともあります。それでも、根気よく伝えていくことで、年齢が上がるにつれて落ち着いてくることがほとんどです。
また、きちんとママとの約束を守れたときにはしっかり褒めることも大切です。大人でも褒められて嫌な思いをする人は少ないですよね。子どももママに褒められると嬉しくて、次も頑張ろうという気持ちになりますよ。
注意してもイヤイヤ期で聞かないときは?
子どもの気持ちに寄り添う
この時期には子どもの気持ちに寄り添った対応が効果的です。言葉を話せる子どもであれば、叱る前にどうして走りたくなったのか理由を聞いてみましょう。自分で言葉を話せないのであれば、「気になるものがあったの?」「たくさん走れて気持ちよかったね」など、ママが子どもの気持ちを代弁します。
一度子どもの気持ちを受け入れることで、子どもも意外とすんなりとママの言葉を受け止められることもあります。自分の話を聞いてほしいときは、まずは子どもの話を聞くことを意識してみましょう。
かんしゃくを起したときは落ち着ける場所に
かんしゃくを起こしたときは子どもと一緒に落ち着ける場所に移動しましょう。周りにたくさん人がいると、それだけでますます興奮状態になってしまうこともあるので、お店の中であれば屋外の人通りの少ない場所がよいです。
静かな場所に移動するだけでも、子どもの気持ちが落ち着いてくることがあります。冷静になれたら、子どもの気持ちをしっかり聞いてみましょう。このときに「いい加減にしなさい!」と怒るのは火に油を注ぐような行為なので、避けてくださいね。
ママの対応には一貫性を持たせて
ママの態度に一貫性がないと、子ども自身は何が正しいのかがわからなくなってしまいます。ときには、ママのそんな対応に反抗するかのように、落ち着きがなくなったり、ママの言うことを聞かなくなったりすることもあります。
また、同じことをしても、ママと一緒にいるときは叱られるのに、パパと一緒にいるときは叱られないなども子どものしつけにはよくありません。ママとパパで日頃から「お店で走ったときには叱るようにする」「約束を守れたときにはしっかり褒める」と対応を共有しておくことも重要でしょう。
2歳児の走り回りたい気持ちを大切にしよう
走り回れる場所ではのびのびと遊ぶ
公共の場所で走ることは確かに周囲に迷惑をかけることもあるので避けたいところです。しかし、走り回れる場所ではのびのびと遊び子どもの走りたいという気持ちを尊重することも大切です。こうすることでメリハリもつきますよ。
走ってもよい場所では、子どもの気持ちを尊重して、自由に遊べるようにしましょう。遊んでいるときも、危ないからとあれもこれもダメと禁止するのは避けるようにしたいですね。