朝の散歩を子どもと楽しもう!メリットや注意点、親子で楽しむ方法
子どもとのお散歩にマンネリ化を感じている…。そんなママには「寝つきがよくなる」「好奇心が刺激される」「ママの予定が立てやすくなる」など、メリットたくさんの朝の散歩がおすすめです。朝の散歩の所要時間や注意点、朝の散歩がもたらす効果、親子での楽しみ方をご紹介します。
子どもと行く朝の散歩の所要時間と注意点
1カ月健診で問題がなければ朝の散歩もOK
新生児のうちから少しずつ外気浴をさせることで、皮膚に適度な刺激を与え、抵抗力を高めることができます。また、決まった時間に光を感じることで、昼と夜の違いを知り、生活リズムの基盤を作ることができます。
外気浴に慣れてきたら、抱っこやベビーカーに乗せて、少しずつ外の散歩に出かけてみましょう。子どもの月齢や成長に応じて、少し長めのお散歩、そのまま公園遊び…と、少しずつ散歩時間を延長していくとよいですよ。
往復30分程度の場所が朝の散歩に最適
一方で遠すぎると、その分、万が一のおむつや着替えを考慮しなくてはならず、荷物が多くなります。また、子どもが途中で疲れてしまったときなど、帰路の負担が大きくなります。
子どもとゆっくり歩く前提で、片道15~20分程の距離、そして「目的地」という意識を持って向かいやすい、スーパーや公園、通う予定の幼稚園や小学校を目指すのがおすすめです。スーパーの場合、開店時間をチェックしておいて、そのまま朝のうちに買い物を済ませられるとママもラクですね。
起きてすぐの散歩のときに気を付けたいこと
就寝中に200~600mlも汗をかくといわれています。起きたばかりの体内は乾いた状態です。このため、コップ一杯でも水分を摂る必要があります。
また、水分と同様、就寝中にエネルギーも消費しています。起きたばかりの体は、エネルギー=糖を消費して空っぽの状態。この状態で運動をすると低血糖をまねき、注意力が低下するため、転びやすいなど事故のリスクが高まります。
お腹が空いていると子どもも不機嫌になってしまうため、散歩の時間を楽しめなくなりますよね。起きてすぐ出かける場合でも、消化がよくさっと食べられるバナナなどを口に入れてから出かけましょう。
朝の散歩が子どもに与えるメリット三つ
体内時計がリセットされて健康な身体になる
また、早い時間から動くとお腹が空き、おっぱいやミルク、ご飯がよく進む傾向があります。体を動かした上で満腹になると、自然と眠くなるため、お昼寝もスムーズです。子どもの生活リズムが整うと、ママも動きやすくなりますよ。
このように、早起きをして朝日を浴び、適度に体を動かすことで、健康的な心と体を作ることができます。朝の散歩を実践したママからは「朝グズって起きなかった子が起きられるようになった」「風邪をひきにくくなった」「便秘が解消された」という話も聞かれます。
いつもと違う景色に好奇心が刺激される
普段出会えないものに触れることで「何の音だろう」「何のにおいだろう」「このお花はなんだろう」と、子どもの好奇心が刺激されます。「知りたい!」という欲求は、子どもの知識を増やすきっかけとなります。
また、朝日の下、目をきょろきょろ動かしたり、手足を動かしたりすることで、セロトニンが分泌されて脳が活性化します。すると、脳や体中の血流がよくなり、集中力や意欲が増すといわれています。新しい知識を吸収するのに好都合な状況といえるでしょう。
このように、朝の散歩によって子どもの好奇心を刺激することは、脳の発達に効果的なのです。
親子の大切なコミュニケーションが取れる
「お空が青いね」「鳥が鳴いてるね」「かわいいお花だね」何気ない会話であっても、子どもにとっては宝物。一緒の時間を過ごすことで、子どもは安心感と満足感を得ることができます。
また、朝早く出勤し、夜遅くに帰宅する生活で「子どもの寝顔しか見ていない…」というパパも多いと思います。子どもの起床時間が早くなれば、その分パパとの時間が増えるかもしれません。
休日や出勤前に、パパと一緒に散歩に出るのもおすすめです。もしくは、散歩がてらパパを駅までお見送りに行くのもよいですね。
親子で出かける朝の散歩はどう楽しむ?
秋の朝露や冬の霜柱などで季節を感じる
でも、寒い中、外に出ると風邪をひかないかと心配になりますよね。実は、閉め切った室内の方がウイルスが繁殖しやすいですし、寒さによって皮膚や心臓が鍛えられることで風邪をひきにくくなるといわれているんですよ。
気温が低くても、動いて汗をかくことが考えられますので、脱ぎ着しやすい服を選びましょう。動きづらいモコモコのコートよりも、ダウンベストやネックウォーマーがおすすめです。また、路面が凍結している可能性があるので、転倒に注意しましょう。