おむつのゴミ箱掃除のやり方は?臭いもスッキリする対処法を紹介
おむつの悩みってたくさんありますよね。買うときには荷物になるし、処分しようとすると重くて、ゴミ出しするのもひと苦労です。その中でも特に頭を悩ませるのが、おむつの臭いです。臭いは防ぎたいけれど、どうやっても外に漏れてしまいますよね。今回はおむつの臭いの対処法や、ゴミ箱掃除の仕方などについて紹介します。
おむつ用ゴミ箱が臭う理由とは?
プラスチック製のゴミ箱は臭い移りしやすい
消臭剤を使ったり、ふたを密閉したりして、なんとか臭わなくなるように工夫している家庭も多いのではないでしょうか。臭いを封じ込めるための色々な方法はありますが、一時的なものだったり、取り出すときに結局臭ったりして、あまり効果がないこともありますよね。
おむつや生ゴミなどには水気があるので、ゴミ箱の中には湿気がたまってしまいます。この湿気で雑菌が繁殖し、臭いの原因になっていくのです。そして、この臭いの元はなかなか取れません。
気になるおしっこ臭さはアンモニア臭
この臭いの正体は、アンモニアという成分です。アンモニアは無色透明で、人の粘膜に強い刺激を与えます。もともと大気中にも存在する成分ですが、微量のため、普段はまったく気づかないのだそうですよ。
出てきたばかりのおしっこには、まだアンモニア成分は含まれていません。おしっこがしばらく大気にさらされることで、おしっこの中に雑菌が繁殖し、この雑菌がアンモニアを発生させるのだそうです。
出てきたばかりのおしっこには、アンモニア成分が含まれていないというのは驚きです。だから、赤ちゃんのおしっこはそんなに臭く感じないのかもしれませんね。
成長とともにきつくなるうんちの酸性臭
人の消化管はとても長いものです。8~9mあるそうですよ。その長い消化管を通っていく間に、食べ物が分解・吸収され、発酵・腐敗が進み、最後に残った食べ物のかすや細菌の死骸などが集まって、うんちになっていくだのそうです。
うんちの匂いの正体は、食べ物の発酵・腐敗が進んだときに発生する酸性臭です。この臭いは、成長とともに食生活が変わっていくので、だんだんきつくなっていきます。
うんちをうまく排出することができなくて、消化管の中に長いことためられていることがあります。いわゆる便秘状態ですね。その間、腸内の悪玉菌が増え、さらににおいがきつくなるそうですよ。
臭いが気になる!ゴミ箱掃除の対処法
おしっこの臭いにはクエン酸が効く
アンモニアはアルカリ性なので、酸性と混ぜることで中和できます。思えばそんなことを中学校で習いましたよね。中和されると、臭いも少なくなります。
だから、アンモニアの臭いを消すためには、臭いのするものに、酸性のものをかけてやるとよいのです。身の回りに酸性のものは色々ありますが、液体で使いやすいクエン酸がおすすめです。
つまり、アンモニアにクエン酸をかけることで、臭いが中和できるのです。おむつに直接かけてもよいし、ゴミ箱にまいても効果的ですよ。
ウンチの臭いには重曹がおすすめ
酸性臭を中和するためには、アルカリ性のものと混ぜることになります。効果的なのは、重曹です。重曹はアルカリ性物質で、酸性と混ぜることで中和できるだけでなく、腐敗臭などにも効果があるそうですよ。
重曹は、ドラッグストアなどで売られており、掃除によく使われたりします。炭酸水素ナトリウムとも呼ばれ、食塩水を原料に二酸化炭素を加えることで作られます。炭酸水素ナトリウムは、もともと人体内に普通にある物質なので、無害で安心して使えますよ。
使い方は、重曹をおむつ用のゴミ箱の中に入れておくだけです。計量スプーンで1回分ほどです。簡単ですね。
中性洗剤やハイターを使って丸洗い
最初に、ゴミ箱の中身をすべて取り出して、水をためます。ふたがついているタイプならば、一緒にきれいにするために、そのまま水の中につけておきましょう。次に、水の中にクエン酸を1カップ入れて、しばらく放置しておきます。
1時間ほどたったら、たまっている水をすべて捨てて、よくすすぎます。そして、きれいな水を使って、隅々までゴシゴシ丸洗いします。このときには、中性洗剤やハイターなどを使って、徹底的に磨き上げましょう。
最後に、天日干しをして、日光消毒をしておきます。乾いたら丸洗い終了です。これでしつこい臭いもスッキリなくなっていますよ。
おむつ用ゴミ箱の臭いや汚れ対策とは
おむつ処理専用のゴミ箱を用意する
「おむつ処理専用袋つきゴミ箱」とは、ゴミ箱に、おむつ専用のゴミ袋カセットがついているものです。このカセットは、そのゴミ箱にしか対応しておらず、ほかのゴミ箱で使うことはできません。しかし、おむつ専用というだけあって、おむつの臭いをゴミ箱の中に強力に封じ込めてくれますよ。
しかし、カセットがいっぱいになったら、定期的に新しいものと入れ替える必要があります。カセットそのものがなくなったら、追加で購入しなければならないので、その分、家計へのダメージは大きくなりますね。