悩みが多い子どもの夜の行動。笑顔で暮らすためのコツを紹介
寝る時間になってもなかなか寝つかなかったり、夜泣きやおねしょが治らなかったりと、子どもの夜の行動に悩むママは多いでしょう。成長とともにいつかは改善するかもしれませんが、ちょっと工夫すればすぐに改善できる可能性もあります。今回は悩みごとに、対策方法をご紹介していきます。
動き回ってしまう子が寝つくための習慣とは
朝や日中の過ごし方も大きく影響している
また、寝つきの悪さには体内時計も関係します。睡眠のリズムや体温の変化は体内時計によってコントロールされていますが、朝日を浴びないと体内時計が狂い、その影響から寝つきが悪くなります。
そのため、きちんと早起きをして朝日を浴びることが大切です。朝日をしっかり浴びれば、眠気を促す「メラトニン」というホルモンが夜に分泌されるようにもなり、寝つきがよくなる効果が期待できます。
寝る時間だとわかる入眠儀式を作ろう
例えば「絵本を1冊読む」とか「子守唄を歌う」などです。寝る前にすることを決めると、子どもが寝る時間だとわかって眠りにつきやすくなります。
ほかに「手をつなぐ」「背中をトントンする」「足をなでて温める」などもよいですね。親子のスキンシップにもなって子どもが安心感を得やすく、リラックスしながら寝つけるようになるはずです。
独自の入眠儀式を作れば、それを行うことで子どもの眠気を誘えるでしょう。なお、入眠儀式は毎日ほぼ同じ時間に行うこともポイントです。順序も毎日同じように行ってください。
ママもできるだけ早寝を心掛けよう
また、最近の娯楽はテレビだけでなく、SNS、動画サイト、ゲームなど多様化しているため、夜更かしをしたくなりますね。とはいえ、ママが娯楽を楽しみたくて夜更かしをしようとすると、子どもだって一緒に起きて遊びたくなるものです。
これらの、長年続けている大人にとっての当たり前の夜型生活が、気づかないうちに子どもを「寝ない子」にしてしまっているのかもしれません。子どもの見本となれるように、まずはママもできるだけ早寝することを心掛けましょう。
ママの睡眠不足を招く夜泣きを抑えるには
寝室内で快適に過ごせるように工夫する
そのため、寝室内で赤ちゃんが快適に過ごせるように工夫することが大切です。赤ちゃんは空腹や喉の渇き、おむつの蒸れなどを不快に思う以外に、部屋が暑いとか寒いなどでも不快感を泣いて訴えます。
体温調節機能が未発達な赤ちゃんが気持ちよく過ごせるように、快適な室温を保ちましょう。乾燥しやすい季節は、湿度も適度に保つとよいですね。
また、過剰な厚着や薄着にならないように、室温や湿度とあわせて寝具や睡眠時の服装にも注意しましょう。
ひとりで寝られるように練習を
そこで必要なのが、赤ちゃんがひとりで寝られるようになるための練習です。赤ちゃんが夜泣きをしても、これまでのようにすぐにおっぱいや抱っこを与えずに、静かに見守りましょう。眠気に身を任せて力を抜き、自分で眠りにつくという体験を促すのです。
いきなり夜中に試すのが難しければ、お昼寝の時間帯から取り組むとよいかもしれません。いつもお昼寝をする時間帯を狙って、静かでリラックスできる環境を用意しトライしてみましょう。ひとりで寝られるようになれば、夜泣きは落ち着くはずです。
寝る前にスキンシップタイムを作ろう
寂しい気持ちを抱えながらも園生活をがんばっている子どもには、寝る前にたっぷりとスキンシップタイムを作ることがおすすめです。「今日も一日よくがんばったね」などと声を掛けながら、子どもをギュッと抱きしめたり、頭をなでたりしましょう。
お話のできる子どもなら、一日の出来事を聞いてみるのもよいですね。抱きしめられたり話を聞いてもらったりするだけで、子どもの心は満たされて落ち着いていきます。このような寝る前のスキンシップは、興奮を鎮めて子どもの心と体の寝る準備を促すことに繋がるのです。
いつまで続くのか不安になるおねしょ問題
叱らずに受け入れる姿勢が大切
子どもがおねしょをしたときに心掛けたいのは、叱らずに受け入れる姿勢です。おねしょをした本人も、少なからずショックを受けているはずなので、叱ることは子どもにストレスを与えるだけです。
また、おねしょをしないほかのきょうだいやお友だちと比較をしないようにしましょう。おねしょを恥じる気持ちは、誰よりも本人が感じているので、必要以上に劣等感やストレスを与えないよう注意が必要です。大らかな気持ちで受け入れることが、おねしょの改善に繋がります。